TOYOTA GAZOO Racingから世界ラリー選手権(WRC)に参戦する勝田貴元は、先月のラリーチリで”ベンチ”送りとなり、欠場を余儀なくされた。しかし復帰戦となったセントラル・ヨーロッパ・ラリー(CER)では4位とカムバックを果たした。
なぜ勝田は再起することができたのか? 本人が理由を語った。
■WRCセントラル・ヨーロピアン・ラリー、ヒョンデのタナクが勝利。トヨタ逆転タイトルの可能性残し日本へ
31歳の勝田はこれまで、WRCで5度表彰台を獲得しているが、今季のアクロポリス・ラリーギリシャを終えた段階では6戦連続でトップ5フィニッシュを逃し、チリ戦では代わりに若手のサミ・パヤリが起用された。
WRCキャリアでも最も厳しいシーズンのひとつを送ってきた勝田だが、CERでは2度のステージ優勝を含む4位と好走を見せた。パワーステージで優勝し、日曜日の順位でトップに立ったことで、スーパー・サンデー・ポイントの最大12点を獲得。ヒョンデとマニュファクチャラーズタイトルを争うトヨタにとって極めて重要な後押しとなった。
勝田は、チーム内や周囲のサポートがなければ、このような結果を残すことはできなかったと考えている。
また勝田がドライビングに微調整を加えるために取り組んできたのが、ペースノート作り。ステージ走行中に処理が難しい余計なディティールを取り除き、シンプルなモノにすることだ。
「このラリーの前には、非常に大きなプレッシャーを感じていました。ここ数ヵ月、そしておそらくシーズン開幕からずっと苦しかったですし、もちろん先月が一番厳しかったです」と勝田は言う。
「しかしチームや周りの人たちからの力強いサポートがありました。それが、強くなって戻ってくることができた理由のひとつです」
「エンジニアやチームメイトのカッレ(ロバンペラ)、セブ(セバスチャン・オジェ)、エルフィン(エバンス)たちから電話やメッセージをもらったり、大きなサポートを受けたりしました」
「もちろん、後から言うのは簡単です。本当に厳しい時間だったので、(チリ戦欠場が正しかったかどうか)言うのは難しいです。色々と考える時間はありましたし、集中して仕事をすることができました」
トヨタのWRCチームを率いるヤリ-マティ・ラトバラ代表は、勝田のCERでの走りを「見事」だったと称賛。日曜日のポイント獲得などが、トヨタのマニュファクチャラーズタイトル獲得の望みを繋いだと語った。
「タカには本当に感謝している。彼は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたし、(3位でフィニッシュした)エルフィンも素晴らしいパフォーマンスだった。彼らは現在の状況で我々を救ってくれたし、まだマニュファクチャラーズタイトル争いを戦えている」
「タカは本当に見事だった。彼は木曜日の時点ではかなりのプレッシャーを感じていた。1ヵ月ぶりにマシンに戻ってきて、かなりナーバスになっていた」
「彼が少し慎重で、その後スピードをあげて最速タイムを出していたのが分かる。トリッキーな時に、彼は簡単にやってのける」
「彼は成長していたし、これこそ我々が彼に望んでいるやり方だ。スピードは理解しているが、以前のタカの問題は、あまりにも早くからスピードを上げようとしていたことだった。今は徐々に(スピードを)築いている。自然にできるようになっていたんだ」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【超絶・本気のクルマ遊び】1990年以前のクルマが大好きです! 夢は若いクルマ好きを育てること by河合寿也
ヤマハ:クアルタラロ、猛攻の末に巻き返し成功「最後の10ラップは本当に良かった」/第17戦オーストラリアGP 決勝
【ポイントランキング】2024年F1第19戦アメリカGP終了時点
ホンダのリクエストに応じて、角田裕毅がレッドブルのF1マシンを走らせる可能性はあるのか? マルコ博士「いくつかの計画がある」
【MotoGP】ウイング無しのMotoGPバイクでもやれる!? 「羽無し走行は素晴らしかった。ペースも良かった」とラウル・フェルナンデス|オーストラリアGP
「黄信号で止まったら追突されました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!? 「止まるな」「いや追突車が悪い」大議論に! 実際「悪い」のはどちらなのか
ドライバー不足で「修学旅行」がドタキャンってマジか! 「働き方改革」はバス業界にもバス利用者にも大打撃を与える「愚策」か
スバルの斬新「“丸目”スポーツモデル」が凄い! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」とは
「燃費がいい水平対向エンジン」登場! スバルの個性派クロスオーバーSUV「クロストレック」に設定される“ストロングハイブリッド”は何がスゴい?
スズキの「“和製”スーパーカー!?」に反響多数! 「前後2人乗り」の斬新フォルムに驚きの声も! クルマとバイク混ぜちゃった「ミサノ」に“熱視線”集まる!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?