新型コロナウイルスの影響もあり、「ジュネーブモーターショー2020」が中止された。が、中止の知らせを聞く前に、スイスへと飛んだジャーナリストがいる。かつてドイツに在住した竹花寿実だ! 今回、そんな彼が「ジュネーブモーターショー2020」でみたかったクルマを振り返る。今回はポルシェ911編。
やっぱりポルシェ911の最新作が話題独占(のはずだった)
29歳、フェラーリを買う──Vol.54 ローマの購入を真剣に考える
世界中から富裕層が集まるスイスで開催されるジュネーブショーは、スーパーカーやハイパーカーの注目度が高いだけに、各メーカーとも気合の入ったハイパフォーマンスモデルを持ち込む。ポルシェも今年は現行911のトップパフォーマンスモデルとなる911ターボS&911ターボSカブリオレをワールドプレミアする予定だった。
2019年秋にLAオートショーでお披露目されたカレラSとカレラ4Sを皮切りに、徐々にラインアップが充実しつつある「タイプ992」と呼ばれる最新世代の911だが、世界のスポーツカーマニアを唸らせるハイパフォーマンス・バージョンが、ついに登場したというワケだ。
じつは現行911は、すべてのモデルがターボエンジンを搭載しているので、厳密には全車が「911ターボ」といっても良いのかもしれないが、この"リアル"911ターボはハンパじゃない。新設計の吸気冷却システムや可変ジオメトリー(VTG)ターボチャージャー、ピエゾインジェクターなどを採用した新開発3.8L水平対向6気筒ターボを搭載し、650psの最高出力と800Nmの最大トルクという、もはやスーパーカー級の性能を実現。パフォーマンスも0~100km/h加速が2.7秒(カブリオレは2.8秒)、最高速度は330km/hと完全に現実離れしている。
大型化されたエアインテークグリルを持ち、前後フェンダーがワイド化されたエクステリアは迫力満点。ライトシルバーのアクセントをあしらったカーボントリムが目を引くフルレザーのインテリアも、911の頂点に相応しい仕立てだ。
その能力を現実世界で味わうことはなかなか叶わないが、クルマ好きのハートをくすぐる術をよく知るポルシェらしい1台と言えるだろう。
Porsche 911 Turbo S
ポルシェのアイコンである911の8代目である現行の「タイプ992」は、先代のタイプ991からさらにデジタル化を加速させつつ、とりわけインテリアに往年のタイプ930をイメージさせるデザインを採用して、スタイリッシュ度が増している。今回登場したターボSは、日本では右ハンドルの8速DCT仕様のみとなり、価格はクーペが2892万円、カブリオレは3180万円。
Words 竹花寿実 Toshimi Takehana
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
5速MTあり! ホンダ「斬新”カクカク”SUV」がスゴい! めちゃ「ユニークすぎデザイン」がカッコイイ! ほぼ「コンセプトカー」な「エレメント」は時代を先取りしすぎたのか
突然!? 「ゴールド免許」剥奪? 事故違反ナシでも「ブルー免許」強制格下げの理由は? 何が問題? 金色免許を継続する方法とは
超オシャレな日産「新型軽ワゴン」がスゴい! 高級「ジーンズシート」に斬新「ブルー×グレー」2トーン採用! 市販化期待される「ルークス」カスタムモデルとは
スズキが「本格“軽”SUV」実車公開! 次期「スペーシアギア」!? 超カッコイイ「“ジムニー”顔」&「斬新内装」のアウトドアカスタムお披露目
スズキの超ハイルーフ「背高SUV」がカッコいい! 悪路走破性は「現行ジムニー」超え!? アウトドアで大活躍の「斬新クロカン」に反響集まる!
みんなのコメント