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“リアル”911ターボは何がすごいのか?

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“リアル”911ターボは何がすごいのか?

新型コロナウイルスの影響もあり、「ジュネーブモーターショー2020」が中止された。が、中止の知らせを聞く前に、スイスへと飛んだジャーナリストがいる。かつてドイツに在住した竹花寿実だ! 今回、そんな彼が「ジュネーブモーターショー2020」でみたかったクルマを振り返る。今回はポルシェ911編。

やっぱりポルシェ911の最新作が話題独占(のはずだった)

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世界中から富裕層が集まるスイスで開催されるジュネーブショーは、スーパーカーやハイパーカーの注目度が高いだけに、各メーカーとも気合の入ったハイパフォーマンスモデルを持ち込む。ポルシェも今年は現行911のトップパフォーマンスモデルとなる911ターボS&911ターボSカブリオレをワールドプレミアする予定だった。

2019年秋にLAオートショーでお披露目されたカレラSとカレラ4Sを皮切りに、徐々にラインアップが充実しつつある「タイプ992」と呼ばれる最新世代の911だが、世界のスポーツカーマニアを唸らせるハイパフォーマンス・バージョンが、ついに登場したというワケだ。

じつは現行911は、すべてのモデルがターボエンジンを搭載しているので、厳密には全車が「911ターボ」といっても良いのかもしれないが、この"リアル"911ターボはハンパじゃない。新設計の吸気冷却システムや可変ジオメトリー(VTG)ターボチャージャー、ピエゾインジェクターなどを採用した新開発3.8L水平対向6気筒ターボを搭載し、650psの最高出力と800Nmの最大トルクという、もはやスーパーカー級の性能を実現。パフォーマンスも0~100km/h加速が2.7秒(カブリオレは2.8秒)、最高速度は330km/hと完全に現実離れしている。

大型化されたエアインテークグリルを持ち、前後フェンダーがワイド化されたエクステリアは迫力満点。ライトシルバーのアクセントをあしらったカーボントリムが目を引くフルレザーのインテリアも、911の頂点に相応しい仕立てだ。

その能力を現実世界で味わうことはなかなか叶わないが、クルマ好きのハートをくすぐる術をよく知るポルシェらしい1台と言えるだろう。

Porsche 911 Turbo S
ポルシェのアイコンである911の8代目である現行の「タイプ992」は、先代のタイプ991からさらにデジタル化を加速させつつ、とりわけインテリアに往年のタイプ930をイメージさせるデザインを採用して、スタイリッシュ度が増している。今回登場したターボSは、日本では右ハンドルの8速DCT仕様のみとなり、価格はクーペが2892万円、カブリオレは3180万円。


Words 竹花寿実 Toshimi Takehana

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みんなのコメント

7件
  • この記者、技術は苦手なんやろな
  • スーパーカー世代の私からすれば911ターボは間違いなくスーパーカーなんだけどな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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