現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 恐るべき125ccスクーター。スズキの原付二種バイク『アドレス125』の徹底した実用性に震える……【スズキ アドレス125 / 試乗インプレ 前編】】

ここから本文です

恐るべき125ccスクーター。スズキの原付二種バイク『アドレス125』の徹底した実用性に震える……【スズキ アドレス125 / 試乗インプレ 前編】】

掲載 更新 8
恐るべき125ccスクーター。スズキの原付二種バイク『アドレス125』の徹底した実用性に震える……【スズキ アドレス125 / 試乗インプレ 前編】】

スズキの原付二種スクーター『アドレス』シリーズは歴代、特別な扱いをされています。誰が呼んだか、その名も“通勤快速”。改めて、スクーターの「実用性」って何? ってことを再認識させられます……

スズキの原付二種スクーター『アドレス125』って何がそんなに特別なの?
スズキのアドレス125って、改めて考えてみると、ちょっと異色のスクーターなのかもしれません。

250ccネイキッドバイクを徹底比較|国内4社・計5機種の燃費と航続可能距離

バイクに詳しい人ならご存じかと思いますが、このバイクは通勤快速の異名をとっています。

通勤。つまり、お仕事。ふわっとした『街乗りバイク』じゃないってこと?

ちなみに、この通勤快速なる異名を象徴するのは1991年に発売されたアドレスV100でしょう。

50ccと同サイズの車体に2ストローク100ccのエンジンを搭載。

小さく、軽く、パワフル。国内だけで21万台以上を販売するという伝説を残しました。

その後継となっているのが、今のアドレス125です。

アドレス125は大きく見えるけど、実際はそうでもない
新しいアドレスは見た目に当時のアドレスV100よりも車体がすこし大きくなっています。

「あのコンパクトさが良かったのに!」というV100ファンの声もあるでしょうけど、実は全幅685mmと現行車もこのクラスとしてはけっこうスリムです。

ぶっちゃけどんな隙間にも入り込めそうなので、運転中は交通ルールの遵守を高いレベルで意識する必要があります。

今の『アドレス125』はパワー系の125ccバイクじゃない
エンジンは最高出力9.4馬力でこのクラスとしては標準的なレベルでしょうか。パワーで特に不足は感じません。

『信号待ちから、次の信号まで』といった区間距離の中での加速はなかなか鋭いものがあります。

ちなみにアドレス125は、メーカー側の実験によると、先代のアドレスV125Sよりもスタートダッシュでアタマひとつ前に出るそうな。

最高速ではわかりませんが、実用域では先代以上。だけど個人的には、けっこう高回転域の伸びがいいと感じてます。バイパスのような大きな幹線道路のハイペースも余裕だった!

でも、それより際立ったのは12インチ化されたフロントホイールによる安定感です。

10インチだと、高い速度域ではどうしても不安定になりがちなんですが、現行車のアドレス125はかなり直進安定性に重きが置かれていると感じます。

スピードが乗ってきた後のほうが、おそらくアドレス125は本領を感じやすいと思う。

あくまで125ccの範疇にはなりますが、原付二種クラスのスクーターとして高速域に強いです。

その安定感はコーナーでも同じ。

フラついたりしなくて、ちゃんとタイヤの接地感が感じられるのに驚きました。

125ccのスクーターって、もっと希薄な接地感だと思っていたんですが……

このリアサスペンションがなかなか良い仕事をしてくれるんです。

スロットルオンでグッと踏ん張る感じが明確。

大らかなハンドリングでぐわっと曲がって、そこから後輪のトラクション重視でコーナリングするのが楽しい特性です。

(下に続きます)

【こちらも人気】

普通のスポーツバイクに例えるなら、大排気量のアメリカンクルーザーとかツアラーに近い感覚。スロットルを開けて、加速しながら曲げていくタイプです。

ちなみに実用重視とはいえ、スタイルも現代的にアレンジされています。

いくら使い倒すことが目的とは言っても、買うなら当然カッコいいほうが良いですから、こういうデザインは嬉しいところ!

でも、なにか足りない……
とはいえですね……

「実用キング!」とか「通勤王!」とまで言うには、個人的にちょっと物足りないかも、と思っています……正直ですみません。

そんな時に(マジで偶然に)出会ったのが『スズキのバイク!』編集部のある新橋で、居酒屋を営む岡田勇さんでした。

プロが仕事で毎日(4年間)スクーターを使い倒すとこうなる!ってお話、この後の続編でちょっとお聞きくださいませ!

NEXT▶▶▶バイクで築地に『仕入れ』を35年間続ける人が選ぶスクーター
続きはこちら!

スズキの原付二種スクーターは他にも!
【スウィッシュ】

【アドレス110】

スズキファンのためのWEBサイト!

こんな記事も読まれています

スーパーカーはもちろん実用車でも才気煥発! 鬼才ガンディーニがデザインした4台の傑作
スーパーカーはもちろん実用車でも才気煥発! 鬼才ガンディーニがデザインした4台の傑作
WEB CARTOP
アウディが急速充電拠点「Audi charging hub紀尾井町」を東京都心に開設---その意義とは?
アウディが急速充電拠点「Audi charging hub紀尾井町」を東京都心に開設---その意義とは?
レスポンス
スバル「新型SUV」発表! スポーティ&ブラックな内外装がカッコイイ! オシャブルー新設定に販売店でも称賛の声
スバル「新型SUV」発表! スポーティ&ブラックな内外装がカッコイイ! オシャブルー新設定に販売店でも称賛の声
くるまのニュース
ヒュルケンベルグ、ザウバー加入決定で2026年からはアウディF1ワークスドライバーに「ドイツ製PUと共に戦うのは名誉」
ヒュルケンベルグ、ザウバー加入決定で2026年からはアウディF1ワークスドライバーに「ドイツ製PUと共に戦うのは名誉」
motorsport.com 日本版
中嶋一貴TGR-E副会長が分析する宮田莉朋のFIA F2での現状と今後の可能性「個人的な感想では期待以上」
中嶋一貴TGR-E副会長が分析する宮田莉朋のFIA F2での現状と今後の可能性「個人的な感想では期待以上」
AUTOSPORT web
たった6人で全国大会決勝進出! 奇跡の実話を映画化した感動青春ムービー『リバウンド』
たった6人で全国大会決勝進出! 奇跡の実話を映画化した感動青春ムービー『リバウンド』
バイクのニュース
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
くるくら
トヨタから新しいSUV、bZ3Xが出た!──GQ新着カー
トヨタから新しいSUV、bZ3Xが出た!──GQ新着カー
GQ JAPAN
ニコ・ヒュルケンベルグ、今季限りでハース離脱。来季はザウバーから参戦へ
ニコ・ヒュルケンベルグ、今季限りでハース離脱。来季はザウバーから参戦へ
motorsport.com 日本版
「デロリアン」から「大門軍団」そして「ステップワゴン」も!8月発売のアオシマ新製品情報【CARSMEETモデルカー俱楽部】
「デロリアン」から「大門軍団」そして「ステップワゴン」も!8月発売のアオシマ新製品情報【CARSMEETモデルカー俱楽部】
LE VOLANT CARSMEET WEB
マツダが「新型SUV」世界初公開! 次期型「CX-5」登場か!? 新次元の「魂動デザイン」採用した圧倒的“造形美”実現し北京登場!
マツダが「新型SUV」世界初公開! 次期型「CX-5」登場か!? 新次元の「魂動デザイン」採用した圧倒的“造形美”実現し北京登場!
くるまのニュース
日産の謎解きイベントが話題! 「眠っていたブループリント」は5月6日まで。GWは本社ギャラリーに行こう。
日産の謎解きイベントが話題! 「眠っていたブループリント」は5月6日まで。GWは本社ギャラリーに行こう。
くるくら
BMW X5の燃料電池車をゼロエミッションカーに位置付け、実証実験の継続を決定
BMW X5の燃料電池車をゼロエミッションカーに位置付け、実証実験の継続を決定
Auto Prove
トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開
トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開
レスポンス
新星アコスタは、”MotoGPのフェルスタッペン”になるか。シーズン途中のKTM昇格はある?
新星アコスタは、”MotoGPのフェルスタッペン”になるか。シーズン途中のKTM昇格はある?
motorsport.com 日本版
【ストリーモ】5/4~6に開催される「GINZA SKY WALK 2024」にてストリーモの試乗体験を実施
【ストリーモ】5/4~6に開催される「GINZA SKY WALK 2024」にてストリーモの試乗体験を実施
バイクブロス
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 3年ぶり“刷新”で何が変わった?  オシャグリーンな「ハント」も新設定の「小さなSUV」約265万円から
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 3年ぶり“刷新”で何が変わった? オシャグリーンな「ハント」も新設定の「小さなSUV」約265万円から
くるまのニュース
ホンダが新型EVの『e:NP2』を発売
ホンダが新型EVの『e:NP2』を発売
レスポンス

みんなのコメント

8件
  • 以前アドレスv125sに乗っていたが、楽しかったな〜! 価格も安く足代わりのバイクだったけど通勤〜ツーリング 津軽半島 竜飛岬往復1200㎞を難なくこなせる楽しい相棒でした!
  • 否定意見もあるだろうけど、やや大柄になって膝に風が直撃しなくなったのはありがたい(特に冬)。フロント12インチ化と乗り心地が良くなって長距離で疲れにくくなったのも大賛成。

    次は、デザインもっとカッコよくして欲しい(V125Sを拡大した感じにするだけでも良かったのでは?)し、出来ればせめてトリップメーターくらいは付けて欲しい(もちろん時計や燃料計もあればそれに越したことはないが)

    それと、リミテッドもあると嬉しいです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村