7月3日(土)、メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームは、ルイス・ハミルトンと新たに2年契約を締結したことを発表した。
ハミルトンは2007年にマクラーレンからF1にデビューし、2008年に初のF1タイトルを獲得。2013年にメルセデスへ移籍すると、2014年、2015年、2017~2020年と6度のドライバーズタイトルを獲得し、タイトル獲得回数はミハエル・シューマッハーの持つ歴代最多記録に並ぶ7回となった。メルセデスに加入してからのハミルトンのポールポジション獲得回数は74、優勝回数は77となっている。
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2021年シーズンに向けては2月にようやく1年契約を結んだハミルトンだったが、今回の契約締結により、ハミルトンは少なくとも2023年まではメルセデスに留まることになる。
新たに2年契約を結んだハミルトンは、以下のように述べた。
「この素晴らしいチームと9年近くも一緒に仕事をしてきたなんて信じられないし、僕たちの関係がさらに2年間続くことに興奮している。僕たちはともに多くのことを成し遂げてきたが、コース上でもコース外でも、まだまだ達成すべきことはたくさんある」
「僕たちのスポーツにおける多様性と平等性を向上させるために、メルセデスがどれほど僕をサポートしてくれたかということについては、非常に誇りに思い、感謝している。彼らは自ら責任を持ち、より多様性のあるチームと包括的な環境を作るために重要な前進を遂げた。これを可能にしてくれた献身的で才能あるメルセデスのスタッフ、そして僕を信頼し続けてくれた取締役会のみなさんに感謝している」
「僕たちはクルマの新時代に突入していて、それはチャレンジングでエキサイティングなものになるだろう。僕たちが一緒に何を達成できるか、楽しみにしている」
またメルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、レースに集中するためにも、早めに契約を締結したかったと明かした。
「2022年からF1の新時代に突入するにあたり、我々のチームで起用すべきルイス以上のドライバーはいないだろう。このスポーツにおける彼の実績がそれを物語っている。また彼の経験、スピード、レース技術でもって、彼は自身の能力の頂点にいる」
「我々は今年の戦いを楽しんでいる。だからこそ、この契約に早く合意したかった。そうすればコース上での戦いから注意を逸らすものはなくなる。私が常に言ってきたことだが、ルイスがレースへの情熱をもっている限り、彼が望みさえすれば(レースを)続けることができるのだ」
なお、現在のチームメイトであるバルテリ・ボッタスの去就についてはまだ何も発表されていない。
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