俳優の哀川翔が、フレックスとの合同レーシングチーム「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRE」の監督として、アジアクロスカントリーラリーに参戦することを発表した。
普段はGAZOO Racing ラリー・チャレンジにドライバーとして参戦している哀川。昨年はドライバーとしては6年ぶり、チームとしては2014年以来となるアジアクロスカントリーラリーに参戦を果たした。
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昨年は「田んぼにはまって、近くにいた地元の子供たち20人ほどに助けてもらい、クルマを道路に引き上げるなんていうこともあった」と苦戦しながらも、無事完走を果たした哀川。しかし今年は体制強化に伴い、監督業に専念するという。そのためドライバーには、ドリフトの世界で活躍する川畑真人が抜擢されることとなった。
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哀川は川畑を選んだ理由についてそう語った。哀川と川畑は、川畑が操るドリフトマシンの助手席に哀川が乗った時からの縁であり、いずれもTOYOタイヤを使っていることから、今回のコラボレーションが実現したという。
ドリフトでの経験は豊富な川畑だが、ラリーのような悪路は未経験。哀川は「アジアクロスカントリーラリー特有の大きな穴、ゾウ、バッファロー、あと農家の原チャリに乗ったオジサンを避けながら行けばOK」と冗談交じりにアドバイス。「溝を見たら、深さ、水の量をナビゲーターに確認してもらうこと」と厳命した。
その川畑は、初挑戦ながら「参戦するからにはクラス優勝したい」と意気込みを語った。
なお今回の挑戦は、これまで以上にTOYOタイヤがバックアップするとのことで、チーム名にも同社の名称が入れられることになった。昨年の参戦時も、同チームのマシンはTOYOタイヤを履いていたが、タイヤに関するトラブルは一切出なかったと哀川監督も強調した。
なおマシンはトヨタ・ランドクルーザー150プラド ラリー・スペック。フレックスの貴田晃自動車本部・本部長曰く「昨年のマシンをベースに、足回りと冷却を強化」したという。また、中央自動車大学校がマシンのメンテナンスを担当。一からマシンを組み直したとのことだ。
発表会の後、会場の外では参戦マシンに川畑が初乗車。哀川翔監督を助手席に乗せて特設コースを2周した後、TOYO TIREカラーのドリフト用86に哀川を乗せてランクルを囲むようにドリフトを披露した。場内からはその妙技に拍手が送られた。
FIAアジアクロスカントリーラリー2019は、8月10日(土)にタイ・パタヤビーチをスタートし、同大会としては初上陸となるミャンマー共和国の首都ネビドーまで、7日間合計2200kmの長い戦いとなる。
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