■高回転型VTECターボにワイドボディ採用
北米ホンダが展開している高級ブランド「アキュラ」は2023年6月19日(現地時間)、新型「インテグラ タイプS」を発売しました。
歴代インテグラ史上もっともパワフルなモデルだと言います。
【画像】史上最強の「インテグラ」発売! カッコよすぎるワイドボディモデルを画像で見る(44枚)
インテグラは1985年に初代がデビューし、北米においても翌1986年のアキュラブランド立ち上げとともに導入されました。
ボディタイプは歴代の各モデルで異なり、セダン・クーペ・ハッチバックをラインナップしたほか、スポーツモデルである「インテグラ タイプR」は現在でも中古車市場で人気を維持しています。
なお、2001年登場の4代目(DC5型)が2007年に販売終了して以来、その後はしばらく消滅していましたが、北米をはじめ中国などの海外市場では復活を果たしています。
現行モデルは5代目で2022年3月に登場。5ドアボディのハッチバックボディとなりました。
そのなかでも今回発売の新型インテグラ タイプSはスポーティモデルに位置づけられます。
エクステリアでは、大型ダイヤモンドペンタゴングリルの採用や大型ロアグリル、エアインテーク付きアルミボンネットを装備することにより、アグレッシブなフロントマスクに進化。これらはすべてタイプS専用のデザインだと言います。
リアデザインも一新し、初の大型センター出し3本マフラーを採用。さらにグロスブラックのディフューザーとトランクリッドスポイラーを採用することで、ダウンフォースを強化しました。
またワイドフェンダーを装備しており、標準のインテグラよりもワイドボディ化(2.8インチ)とワイドトレッド化を実現。路面追従性と高速安定性を向上しました。
アルミホイールは「NSX」にインスパイアされたデザインの専用10本スポーク19インチホイールを装備。これにワイドタイヤ(265/30R19)を組み合わせることで、より力強いスタンスを表現しています。
そのほかにも、エクステリアの各部には3代目(DC2/DB8)をほうふつとさせる車名ロゴの刻印が施されています。
インテリアには、「ウルトラスエード」を用いた専用フロントスポーツシートを装備することで、コーナリング中も体をしっかりとホールドするものとしました。
ステアリングと専用シフトノブには、カラーステッチや「タイプS」ロゴ、パーフォレーション(穴あけ)加工があしらわれ、ダークアルマイト処理とレッドシフトパターンを施すことでプレミアム性を高めています。
パワートレインは、インテグラ史上最もパワフルな2リッター直列4気筒「K20C」型ターボエンジンとショートストロークの6速MTを組み合わせ、最高出力320PS・最大トルク422Nmを発揮。駆動方式はFFです。
高回転型のチューニングが施されたエンジンは、スロットルレスポンスを高めるようセッティングされており、クラス最高のパフォーマンスを誇ると言います。
3本出しのセンターマフラーは可変バルブを搭載し、各ドライブモードで最適なサウンドへ変化します。
さらにリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)や、パフォーマンスチューンされた「アダプティブダンパーシステム」、13.8インチの大型2ピースフロントローターとブレンボ製4ピストンアルミニウムキャリパーを標準装備しました。
そのほかに、16スピーカー「ELS STUDIO 3D」プレミアムオーディオシステムや先進運転支援システム「Acura Watch スイート」を装備しています。
新型インテグラ タイプSの価格は、5万800ドル(約720万円)に設定されています。
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