重量は敵、空気抵抗は障害
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】トゥーリング・エアロ3【フェラーリF12と写真で比較】 全42枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
イタリアのコーチビルダー、トゥーリング・スーパーレッジェーラは、フェラーリF12ベルリネッタをカスタムしたエアロ3を発表した。
同社は、過激なスタイルのアルファ・ロメオ・ディスコ・ヴォランテやミニ・スーパーレッジェーラ・ビジョンで知られるミラノの会社だ。新製品のエアロ3については「自動車の空気力学を発展させてきた歴史的な役割に立ち返るデザインコンセプトの最新作」とし、「重量は敵、空気抵抗は障害」という会社のモットーが開発を支えてきたと述べている。
カーボンファイバーボディのエアロ3は、F12の大まかなシルエットはそのままに、20世紀半ばのイタリアのコーチビルダーや1930年代のレースカーからインスピレーションを得て、完全にリモデルされている。
トゥーリングによると、製造される15台はそれぞれ、完成までに5000時間以上を要するという。
フロントエンドは一新され、台形のセンターグリルと2つのエアインテークが特徴的。ボンネットは、F12のトレードマークであるセンターエアスクープを廃止し、よりアグレッシブな吸気口デザインに変更された。
サイドも大幅に変更され、フロントホイールアーチからボディに沿って空気を流す大型ダクトが組み込まれている。
最も顕著なのは、リアエンドの中央を流れる大きな「シャークフィン」で、カロッツェリア・ツーリングの「黄金時代」における先駆的な風洞開発へのオマージュとなっている。
デザイン責任者のルイ・ドゥ・ファブリベッカーズは、このフィンを「涙滴形状の車室の自然な延長線上にある」とし、空力的な効果はないものの、「1930年代以降の空力学的レガシーを想起させる」と語っている。
何もかもが特別仕様の1台
アルミニウム製のスペースフレームシャシー、740psの6.3L V12エンジン、電気系統などF12の基本コンポーネントはそのまま引き継がれている。ただ、ボディパネルをアルミニウムからカーボンファイバー製に変更したことで、全長が200mm近く伸びたにもかかわらず、車体重量が150kg近くも削られている。
F12と同様に、エアロ3は停止状態から3.1秒で100km/hまで駆け上がり、最高速度は340km/hに達するとされている。
完成した最初の車両は、2013年のディスコ・ヴォランテに採用された「ストラトスフィア・レッド」と同じ色合いで仕上げられている。
インテリアにはアルミニウムおよびカーボンファイバーのディテールと、フォグリッツォレザーが施されている。
デビューモデルには、1938年のル・マンに参戦したツーリングカー「アルファ・ロメオ8C 2900 B LMクーペ・ベルリネッタ・エアロディナミカ」にちなんで、レースナンバー19が付けられている。
トゥーリングは価格を公表していないが、「各車は購入者の好みに合わせて仕立てや加飾をオーダーできる」ため、変動があるという。
購入者は標準的なフェラーリF12の納車から半年後にエアロ3を受け取ることになるが、すでに3台が販売されている。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント