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「日本カー・オブ・ザ・イヤー」決定の舞台裏を覗いてみた! 若手ジャーナリストが「10ベスト試乗会」に突撃!!

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「日本カー・オブ・ザ・イヤー」決定の舞台裏を覗いてみた! 若手ジャーナリストが「10ベスト試乗会」に突撃!!

 この記事をまとめると

■「日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025」はホンダ・フリードが大賞を受賞

2024-2025年度を代表するクルマは「ホンダ・フリード」に決定! 日本カー・オブ・ザ・イヤーの各賞を発表

■最終選考会前に袖ケ浦フォレストレースウェイで開催される試乗会を体験すべく潜入した

■この試乗会は10ベストカー試乗会と呼ばれ最終選考前の最終チェックの場となる

 COTYってそもそもなに?

 12月5日、「日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025」の発表会が行われ、2024-2025年を代表する1台が決まりました。

 今回受賞したのは、2024年6月に発売されたホンダのコンパクトミニバン「フリード」。以下の理由により、大賞を受賞となりました。 「5ナンバーサイズで3列シート。日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、これまでは突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。ホンダはそこに切り込んだ。居住性、使い勝手のよさに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。ガソリンエンジンモデルに加え、ホンダ独自のハイブリッド『e:HEV』を加えたことも大きな魅力のひとつ。ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現した1台である」

 そんな日本カー・オブ・ザ・イヤーは45年の歴史があり、日本のモータリゼーションの発展とコンシューマーへの最新モデルおよび最新技術の周知を目的として、毎年開催されています。

 ノミネートされるクルマは、前年の11月1日から当年の10月31日の期間で、日本メーカー・海外メーカー問わず日本国内で発売されたクルマが対象です。

 そのなかから、自動車評論家やジャーナリストなど、60名を上限とした選考委員によって、「コンセプト」、「デザイン」、「機能」、「安全性」などさまざまな要素を加味して投票。もっとも票を集めたクルマが日本カー・オブ・ザ・イヤーとなり、CMなどでも「日本カー・オブ・ザ・イヤーで大賞を受賞!」といった謳い文句を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 また、その年の大賞が国内メーカーだった場合は、海外メーカーのなかでもっとも評価が高かったクルマを決める、「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」という賞典も設定されます。

 そのほかには「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」、「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」のなどの賞や、年によっては特別賞などが設けられる場合もあります。

 COTY最終選考会に潜入!

 その日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025の最終選考会の直前となる11月26日には、千葉県にある袖ケ浦フォレストレースウェイで、10ベストカー試乗会が行われました。

 10ベストカー試乗会とは、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」でノミネートされたクルマのなかから最終選考会へ駒を進めた10台を集めた試乗会となっています。この最終選考会では、唯一同じ条件でノミネートされた10台に試乗ができる貴重な機会となっています。

 私は今回、10ベストカー試乗会を体験できる、次世代人材プログラムへ参加させていただいたので、当日の会場の様子をお伝えしたいと思います。

 まず、最終選考会場に入ると、パドックにはメーカーごとのブースが設置され、選ばれしクルマがズラリと並んでいて、メーカーの方や選考委員の方で賑わいを見せていました。

 各ブースでは、メーカーの担当者や開発者に選ばれたクルマのコンセプトや1番のポイントなど、直接お話を聞くこともできました。選考委員の方も改めて関係者との懇親を図り、クルマに対する意見交換をしている場面が多く見受けられ、非常に印象的でした。

 今回、私は10ベストカーへの試乗の機会もいただけたので、選考委員の方と同じコースを自分の運転で走らせてもらいました。普段の試乗会とは違い、全車を同じ条件で試乗したからこそ、運転の感覚、コーナリングのフィーリング、視界の見え方など、クルマごとの違いがよりわかりやすいと感じ、「条件が一緒って大事なんだな」と、改めて同一条件の重要性を感じました。

 せっかくなので、今回の試乗で私の印象に残った2台のクルマも紹介したいと思います。

 まずは、大賞を受賞したホンダ「フリード」。乗降性のよさと運転のしやすさ、視界のよさ、運転しているときの安心感は、全10台のなかでダントツでした。とくに、この手のクルマはファミリーで使用する方が多いと思うので、子どもやお年寄りでも安心して乗り降りができ、リラックスできる空間に仕上がっていると感じました。

 もう1台はBYDのSEALです。BYDは2023年に日本に進出した中国発のブランドということで、大きな話題にもなりましたが、ディーラーが全国で30店舗以上あるとはいえ、まだ乗ったことどころか、見たことも触ったこともない方も多いはず。私もその1人でした。ここ数年は、日本をはじめ世界中でSUVが人気ですが、今回ノミネートされた10台のなかでは唯一のセダンだったことも魅かれたポイントです。乗ってみると、EVならではの走り出しのスムースさ、強烈な加速感には驚きました。

 クルマを選ぶ際、多くの人が第一印象で「ビジュアル(見た目)」を重視すると思いますし、私もそうだと思います。しかし、クルマは走らせて使うことが前提です。実際に乗ってみないと感じることのできない領域があったりするので、それがプラスになるかマイナスになるかは、試乗してみないとわかりません。

 今回の10ベストカーは、どのクルマもいい意味で個性的です。だからこそ、最終選考で同じ条件で試乗して、それぞれの違いを見極める重要な機会だと強く感じました。

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みんなのコメント

4件
  • dor********
    毎年年末に発表される ベストジーニスト賞 とはジーンズに貢献した訳でも無く1年間で世間で話題を作った人物へ一方的に賞を進呈して賞の話題性を後付けしたイベントですが車もそんな感じですね
  • NAS********
    サムネトップ画像はBYDと半島車
    半島車はいまだにダブル受賞したとかわけのわからない虚偽広告続けてるし
    よっぽど受賞が恋しかったんだね
    こんな意味の無い賞だけど
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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