もくじ
ー 肩の手術後 合併症が悪化
ー 後任は誰になる?
FCAセルジオ・マルキオンネ代表、有終の美を飾れる? 過去5年の公約と実績
肩の手術後 合併症が悪化
セルジオ・マルキオンネは、手術後の深刻な合併症の影響で、フィアット・クライスラーグループのCEOを退任した。後任はジープのマイク・マンリーが務める。
マルキオンネは現在66歳のイタリア系カナダ人で、2004年からフィアットのCEOの座に就いていた。フィアットとクライスラーが2011年に合併すると、FCAグループのCEOを務めていた。彼は来年その座を降りることが予定されていた。それと同時に、フェラーリの会長兼CEOも退任することになる。
マルキオンネは最近肩の手術を行ったとされているが、その詳細は明らかにされていない。FCAグループの発表によれば、「マルキオンネは手術後の回復期間中、予期せぬ合併症が発生しこの数時間で急激に容態が悪化しました。したがって、彼は職務に復帰することができません」
「FCAの取締役会は土曜日に会合を行い、マルキオンネとその家族に対しその親密さを表明しました。そして彼のここ最近での会社に対してのひととして、そして職務上の貢献を称えました」
フィアットとクライスラーの合併を指揮したマルキオンネは、フィアットやクライスラー自身よりもジープやアルファ・ロメオなどのプレミアムブランドに注力する方針を打ち出した。それによる販売や利益の増進により、FCAグループは今年中に負債をすべて解消できる見込みだ。
後任は誰になる?
マルキオンネは来年の退任が決定していたことから、取締役会は「CEOの交代をいそぐ」という決定を下し、ブリトン・マンリーを新たなCEOに指名した。マンリーにCEOの権限を「直ちに与える」決定がなされたが、これには株主総会での承認を必要とする。
ケント生まれのマンリーは2000年にダイムラー・クライスラーに入社し、2009年にジープのCEOとなった。それと同時に彼はラムの責任者でもある。彼は就任以来、ジープの米国内での成長や欧州市場への参入を指揮してきた。
FCAは最近、2022年までの5カ年計画を発表し、アルファ・ロメオ、マセラティ、ジープ、ラムに注力する方針を示した。
これとは別に、フェラーリもマルキオンネが「特別な貢献」をしたとの声明を発表した。フェラーリの取締役会はジョン・エルカンを新たな会長に指名し、ルイス・カミレリを新たなCEOとする方針を株主総会に提案する。
エルカンはジャンニ・アニェッリの孫であり、現在はエグソールの会長兼CEOだ。マルタ生まれで63歳のカミレリは、長年フェラーリF1のスポンサーであったタバコメーカーのフィリップ・モリスの会長であった。しかし、彼はすでにフェラーリの取締役の座に就いている。
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