シェイクダウンでアッサリと筑波1分4秒台をマーク!
ジャンルの枠を越えて辿り着いたクロスオーバースタイル
「エンジンスワップはホンダ直4が大ブーム!」世界のネオ旧車メイキングを調査
VIP-CARをはじめ、USDM、ユーロ、ワゴン、SUVなど、ジャンルを問わずクルマ遊びの楽しさを伝え続ける新潟県の“神風ミルキーホワイト”。トータルバランスに拘るハイセンスなドレスアップカー製作ショップであり、無いものはイチからワンオフ、元祖車高短サスペンションメーカー“神風”としても有名だ。
そんな神風が新たに導入したデモカーがGRスープラ(RZ)だ。
「ウチはドレスアップ系がメインと思われがちですが、僕自身、若い頃いわゆる“走り屋”だったんですよ。このスープラを機に、チューニングシーンにも“神風アリ!”って感じにしていきたいと思ったんです。もちろん、サーキット仕様だろうがストリート仕様だろうが、シャコタンは譲れないですけど(笑)」と、ミルキーホワイトのまきじゅん(代表:牧野純也氏)
その言葉に漏れず、神風スープラはサーキット仕様ながらドレスアップカーばりのローフォルムを備えている。ストリートではさらに30mmほど低い仕様になっているというから恐れ入る。細部を見ていく。
エンジンは吸排気+ECUチューンによるパワーアップ仕様だ。エアクリーナーはアメリカBMS社のキットを投入、レッドのサクションパイプはFTP社のアイテムだ。
エキゾースト環境はサーキット仕様ということで、上流部に神風キャタレスフロントパイプ(ダウンパイプ:5万2000円)をセットし、中間部以降はワンオフのバルブ付きキャタバック(マフラー)をセット。テールは神風Titanium115S(φ115)だ。ワンオフマフラー製作を得意とする同社、同様の仕様を製作した場合の価格は38万円とのこと。
足回りは、神風のフラッグシップとなる別タンク付きの“(39万6000円)”を軸に構築。スプリングはフロント16kg/mm、リヤ20kg/mmが標準レートとなる。減衰力は縮み側20段階、伸び側30段階の調整範囲を持っており、あらゆるステージに合わせたセットアップが可能だ。
今回はまきじゅん自らが新潟県の日本海間瀬サーキットを走り込んでセットアップを進め、GRスープラは全体的な踏ん張りが重要と判断してスプリングレートをフロント18kg/mm、リヤ20kg/mm へとアップ。それに伴い、減衰力も締め上げている。
なお、デモカーには2WAYの車高調が組まれているが、神風ブランドからはスタンダードモデルとなる“極(17万6000円)”もスタンバイ。こちらは標準レートはフロント14kg/mm、リヤ15kg/mmで、減衰力は30段調整となる。
ちなみに、純正の電子制御ショックアブソーバーを取り外した際に必要となるキャンセラー(5万2000円)も独自に開発し、発売されている。
ブレーキも神風で統一。ZEKE(ジーク)はフロントが8ポットキャリパー(ダストブーツ付き)+380mmローター、リヤが電子サイドブレーキ対応の6ポットキャリパー(ダストブーツ付き)+356mmローターという組み合わせだ。限定カラーのネオンイエローキャリパーが足元のお洒落&存在感を主張する。
アームはリヤに神風オリジナルの調整式ピロタイプをフル武装。構成はアッパーアーム(12万円)、テンションロッド(5万円)、トーコントロールロッド(5万円)だ。調整範囲は純正比プラス10mm~マイナス25mmと広く、ドレスアップ系メーカーならではの鬼キャン可能仕様だ。今回はトラクション重視のアライメント設定となっている。
一方のエクステリアはアーティシャンスピリッツのブラックレーベルをベースに、パッと見では分からないようなモディファイを加えてオリジナルエフェクトとしてまとめている。
ドアミラーは、ミルキーホワイトオリジナルの神風ドアミラーカバーローンチエディションタイプ(5万4000円)を装備している。
ホイールは18インチにインチダウンした上で、タイヤ外径を下げ、エアボリュームを確保できる扁平率でありつつもシャコタンスタイルを保つセッティングをしている。チョイスしたタイヤは、グッドライドSPORTS RSでサイズはフロント265/35R18、リヤ285/35R18だ。
取材の舞台は筑波サーキットだったが、クリアラップが取れない状況だったにも関わらずNOB谷口ドライブで1分4秒635という好タイムをマークし、速さを見せつけてくれた。
「まだまだタイムは出るよ。トータルバランスは非常に良いのに、タイヤグリップが負けている印象なんだ。だからタイヤを変えて走らせてみたい。ヨコハマならアドバンA052かな。現状、コーナー脱出でアクセルを踏めずに待つ時間が長すぎる。きっとまきじゅんは、そのあたりをサスセッティングで改善しようとしたんだろうけど、僕に言わせるとタイヤを変えれば解決すると思う。とくに筑波はタイヤが重要だからね!」とNOB谷口。
「サーキットを離れて何十年も経っているから細かい目標なんてなかったけど、4秒台というは素直に嬉しいですね。自分のやってきた足回りやブレーキの方向性が間違いではない事も分かりました。とにかくダメ出しされたタイヤ(苦笑)、次回はまずタイヤを変えて再アタックしたいと思います!」と、まきじゅん。
走り系とドレスアップ系、異なる要素が複雑に絡み合い化学反応を起こしたGRスープラ。まさに、ジャンルの壁を超えた極上のクロスオーバー仕様と言えるだろう。
●取材協力:ミルキーホワイト 新潟県長岡市中条新田613 TEL:0256-97-5173
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