もくじ
ー 誰のためのクルマなのか?
ー 3つのこだわりと安全装備
ー そもそも「かわいい」とは
ー ミラ・トコット、買うべき?
ー ダイハツ・ミラ・トコットのスペック
ホンダN-VANにみる、軽バンの「カングー化」 ユニークさ人気に 維持費のメリットも
誰のためのクルマなのか?
「もう、かわいい『ミラ・ココア』には乗れない」
「免許取りたてのわたしたちに、ピッタリなクルマがない」
そんな女性ユーザーの声がきっかけで生まれたのが、ダイハツの新型軽自動車「ミラ・トコット」です。
開発の中心メンバーとなったのは、メインターゲットと年齢の近い20~30代の女性社員7人。社内だけでなく、販売店のユーザーにも聞き取り調査を行い、企画/コンセプト立案などを通して、開発に大きくかかわってきました。
彼女たちが作りたかったのは、「誰でもやさしく乗れる『エフォートレス』なクルマ」。つまり、肩ひじ張らず、自然体でいられるクルマでした。
大きく分けて、3つのこだわりポイントがあるといいます。
3つのこだわりと安全装備
こだわりポイントは大きく分けて3つ。
まずひとつ目が、安心/安全へのこだわり。若い女性だけでなく、運転に不安を覚えるようになってきたお年寄り世代にも、扱いやすいパッケージや装備であること。
ふたつ目に、自然体でいられるシンプルで愛着のわくデザインであること。
そして3つ目に、初めてクルマを購入する若年層などに向けて、手ごろな価格であること。
なるほど、実車を前にすると、これらのポイントがバランスよく融合しているなと感じます。
たとえば、シンプルな四角いフォルムは、駐車場などでの取り回しで有利だし、運転席から左右のボンネット角が確認できる、右サイドミラーとAピラーとの間にすき間をつくることで死角をなくしているなど、運転のしやすさへのこだわりが見て取れます。
そのうえ、ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載しているので、万が一のときにも安心。ちなみに、2018年7月17日現在の受注状況では、購入者のほぼ100%が「スマアシIII」搭載のグレードを選んでいるとのこと。
最新の安全装備を付けても、113万9000円~という価格は、お安くない軽自動車が増えるなか、お得感があります。
さて、トコットは、名前は違うものの、昨年生産を終了した、「ミラ・ココア」の後継といってもいいモデル。つまり、女性向けの「かわいい系」モデルです。
そこで、女性社員チームが取り掛かったのは、「かわいい」という言葉の再定義でした。
そもそも「かわいい」とは
同年代の女性たちを調査し、今の感覚での「かわいい」を新たに捉え直した結果、従来、考えられていたような単にボディカラーにピンク色を採用したり、加飾によって「あいくるしさ」を表現するのではなく、むしろ、加飾を抑えてシンプルにし、「素」の良さを魅力的に見せることによって表現できる感覚である、という結論に至ったのです。
女性社員チームのひとり、商品企画の担当者はこういいます。
「シンプルといっても、すっぴんではなく、ナチュラルメイクのような、さりげないおしゃれさを表現したつもりです。今の若者言葉では、『ジワる』と表現するようですが、見た目に派手さはなくても、ジワ~ッと良さが感じられる、そんなクルマに仕上がったのではないかと思います」
たしかに、第一印象で見る者を釘付けにする個性があるかと言われれば、そうではない気はするものの、どこか親しみのわくデザインではあります。
それに「かわいい」オーラも、さりげなくまとっているような。ま、男性カーマニアからは、加飾が足りない! という声もちらほら耳にはしましたが。
なかなか一言では説明しづらいデザインではありますが、ダイハツ社内では、こんな風に表現したひともいたそうですよ。
「ココアは、クラスで一番かわいい子。トコットは、クラスで4~5番目だけれど、親しみやすい子」。
これ、ナイスな表現ですよね(笑)
ミラ・トコット、買うべき?
では、買いなのか? と問われたら、買い! だと思います。実際に走ってみると、本当にストレスなく運転できるんですよ。
ベース車両はミラ・イースですが、トコットはバックドアにも樹脂を使用することなどで、車重は2WDで720kgと軽く、走りは軽快そのもの。スライドドアを持つタントやムーヴ・キャンバスと比べたら圧倒的です。
低速では軽々と扱えるステアリングも、高速道路では少し重さが増して、直進安定性の良さも感じられました。また、静粛性という点では、多少ロードノイズが気にはなるものの、エンジン音はとても静かで、車内での会話にも問題なさそうなレベル。
ひと昔前の軽自動車を考えると、こんなにエンジン音が静かでいいのかー! って感じです。
インテリアでは、特にシートの良さにビックリしました。ミラ・イースと同じもので、表皮を変えただけということでしたが、クッションが肉厚でムッチリとして座り心地がいいうえに、セパレート型なのでコーナーでも適度に体をホールドしてくれました。
ひとつだけ残念な点を挙げるとすれば、後席が左右分割式ではなく、完全なフルフラットにもならないこと。ここは、コスト面と重量面とで涙をのんだところなんでしょうね。
メインターゲットは若い女性ですが、トコットには、ベース車両にさりげなくアクセサリーを施したアナザースタイルパッケージという3つのバージョンが用意されていて、見た目の印象をちょっと変えたいというひとには、こちらもおすすめです。
社内では写真映りが悪い、なんてこともささやかれているようですが、実物を見ると、結構人気出そうだなって。シンプルでユニセックスな雰囲気を持つクルマなので、男性やお年寄りにも、気に入ってもらえるのでは?
ダイハツ・ミラ・トコットX “SA III”(2WD)のスペック
■価格 122万円
■全長×全幅×全高 3395×1475×1530mm
■最高速度 –
■0-100km/h加速 –
■燃費 29.8km/ℓ
■CO2排出量 –
■車両重量 720kg
■パワートレイン 直列3気筒658cc
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 52ps/6800rpm
■最大トルク 6.1kg-m/5200rpm
■ギアボックス CVT
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