スーパーSUV「ウルス」がさらにスーパーに！──ハイパフォーマンスバージョン「ペルフォルマンテ」デビュー｜Lamborghini

アウトモビリ･ランボルギーニは8月22日、スーパーSUV「ウルス」のハイパフォーマンスバージョンとなる「ウルス ペルフォルマンテ」を発表した。

Lamborghini URUS Performante｜ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテ

スーパーSUV「ウルス」のハイパフォーマンスバージョン「ペルフォルマンテ」登場

アウトモビリ･ランボルギーニは8月22日、スーパーSUV「ウルス」のハイパフォーマンスバージョンとなる「ウルス ペルフォルマンテ」を発表した。

Text by HARA Akira

47kgの軽量化を果たしつつ、666hpへ出力アップ

ウルス ペルフォルマンテの特徴は、ボディの軽量化、空力の改善、エンジンのパワーアップにある。

まずエクステリアでは、新しいラインを描くブラックのカーボンファイバー製フロントバンパーとスプリッター、同じくエアアウトレット付きの軽量鍛造カーボンファイバー製ボンネットが目に付く。これによる新エアカーテンは気流をフロントホイールの上に導き、全体の空力効率に貢献するとともに、エンジンの冷却性能を高めている。またアヴェンタドールSVJにインスピレーションを得て新しく設計したリアスポイラーは後部のダウンフォースを38%増加。ボディ全体のダウンフォースは8%増加している。

ホイールアーチやリアバンパー、ディフューザーもカーボンファイバー製で、エキゾーストはヨーロッパ最大級のエキゾーストメーカー、アクラポビッチ製の軽量スポーツタイプを装備。トータルでの軽量化は47kgに及んでいる。ボディは新しいスチールスプリングによって20mm低められ、トレッドは16mm、全長も25mm拡大された。

一方のインテリアは、ブラックのアルカンターラに新しい六角形デザインのシートスケッチを施した「ペルフォルマンテ トリム」が標準。マットブラックのアルカンターラステアリングホイールやブラックアルマイト加工のアルミインテリアトリムを採用し、オプションの「ダークパッケージ」では各操作スイッチ類をマットブラック仕上げにできるほか、「アド ペルソナム」を利用して好みのディディールに仕上げることもできる。

搭載する4.0リッターのV8ターボエンジンは、最高出力は16hpアップの666hp、最大トルクは変わらず850Nmを発生。ボディの軽量化によって、パワーウエイトレシオはベストインクラスの3.23kg/psを達成しており、0-100km/h加速3.3秒、0-200km/h加速11.5秒、最高速度は306km/hを記録する。この縦方向の能力は、応答性、ハンドリング、安定性ともにクラスのベンチマークとなっている。

F285/40R22、R325/35R22サイズの前後タイヤは、セミスリックの「ピレリPゼロ　トロフェオR」をSUVの特性に合わせて進化させたPゼロモデルで、ドライとウェットの汎用性が向上したもの。また、フロントホイールステアリングの再キャリブレーションとリアホイールステアリングの介入を早めることで、ターンインの俊敏性が向上。オンロード、オフロードの両モードでリアディファレンシャルのトルクベクタリングも行われる。

「TAMBURO」ドライブモードも再設計。「CORSA」モードでは、ウルス ペルフォルマンテのレーシングカーとしての性格を解き放ち、高速での安定性と、アクティブアンチロールバーと最大のダンピングが支えるフラットなコーナリングを提供するほか、アクラポビッチ製エキゾーストがランボルギーニのスーパースポーツモデルであることを車内外に知らしめることになる。また新たに「RALLY」モードを追加し、ダートトラックでのスポーツ性能を高めている。

価格は本国で21万5,261ユーロ（2,949万円）、英国で17万260ポンド、欧州で21万8,487ユーロ、米国で26万676ドル（約3,519万円）となり、2022年内に初回デリバリーを開始するという。

ランボルギーニ

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