レッドブルF1からチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイとスポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーが離脱することが注目を集め、最近のニュースの見出しを飾っているが、クリスチャン・ホーナー代表はチームがライバルのメルセデスから密かに優秀な人材を数多く集めていたことを明らかにした。
ホーナーによると、過去1年間で200人以上のメルセデスのスタッフがミルトンキーンズを拠点とする同社のレッドブル・パワートレインズ部門に加わったという。ホーナーが明らかにしたように、この大規模な採用活動は現世界チャンピオンにとっては大きな成果だ。特に、2014年にスポーツのハイブリッド時代が始まって以来、メルセデスAMGハイパフォーマンスパワートレインは、長きにわたってF1エンジン開発のベンチマークとみなされてきたからだ。
合意された発表スケジュールを遵守するよう細心の注意が払われたニューウェイの契約。現在はすでにガーデニング休暇中
「過去12カ月間に、プロジェクト全体、パワートレイン、そして建設中の新しいエンジンファクトリーに250人近くを採用したと思う」と、ホーナーはイギリスの『Channel 4』に語った。
「メルセデスから採用した200人以上のスタッフについては話さない」
「退任するふたりには大きな注目が集まっているが、それは彼らが比較的対外的な職務についていた人物だからだ」
この大規模な採用活動は、レッドブルが2026年に独自のパワーユニットをデビューさせる準備を進めているなかで行われ、電動化とハイブリッドパワートレインに重点を置く新しいレギュレーションと動きを同じくしている。このレギュレーションにより、内燃機関と電気システムの間で動力供給が50対50に分割されることになる。この変化によりレッドブルは、自社のエンジン開発能力を急速に拡大すると同時に、フォードとの提携契約も締結した。
ホーナーが指摘するように、それぞれアストンマーティンとザウバー/アウディに加入するニューウェイとウィートリーの離脱は、当然ながら注目を集めている。しかしホーナーは、レッドブルはニューウェイの離脱にかなり前から備えており、チームは伝説的なデザイナーなしでも成功を継続できる強固な内部構造を構築してきたと主張している。これらの大きな変化にもかかわらず、ホーナーはレッドブルが競争力を維持できると確信しており、このふたりの退団はチーム全体の人員のほんの一部を表しているに過ぎないことを強調した。
「我々はエイドリアンと素晴らしい活動を行った。彼は、我々が成し遂げたことすべてにおいて大きな役割を果たしてきた。我々は集団で成し遂げたすべてのことを、大切に思う気持ちと誇りを持って振り返るだろう」
「しかし彼は新たな挑戦をすることを選んだ。我々はその時が来ることを知っていた。そのための準備を進めてきたようなものだ。エイドリアンは10年にわたって引退寸前の状態だったので、それに備えておく必要があったが、我々は層の厚さで強さを手に入れたと考えている。彼は他の場所で続けることを選んだ」
「そしてもちろん、長年のチームメンバーであるジョナサンも同様だ。だが彼らはふたりとも、より知名度の高い人物だ」
「現実には、グループにいる2000人のうちのたったふたりだ」
レッドブルがF1の次の時代を見据えるなか、メルセデスから引き抜いた人材は将来の成功において最も重要な要素のひとつとなる可能性がある。チームのビッグネームの離脱が注目を集めているが、本当の話題はレッドブルが静かに、しかし戦略的に技術リソースを増強していることかもしれない。これは今後何年にもわたって、チームのパフォーマンスを決定づける可能性のある投資だ。
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