スーパー耐久シリーズ第3戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」は、7月9日にスポーツランドSUGOにおいて、グループ2(ST-4、5クラス、ST-Qクラスの2台)、グループ1(ST-X、Z、1、2クラス、ST-Qクラスの2台)と2つの決勝レースが行なわれた。最高峰クラスのST-Xクラスを制したのは、23号車TKRI松永建設AMG GT3だった。
今回のレースから、ハンコックタイヤの工場火災の影響で、全車がブリヂストンのタイヤを履くことになった。午後のグループ1(合計23台)では、23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)が初優勝を遂げた。午前のグループ2(23台)は61号車Team SDA Engineering BRZ CNF Concept(廣田光一/山内英輝/井口卓人/伊藤和広)がトップチェッカー(賞典外)を受けた。
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天候不順なSUGOは終日曇天で、時折弱い雨がポツポツ落ちてくるような天候となった。
グループ1は13時57分にスタート。FIA GT3車両によるST-Xクラス(全5台)は、残り45分の時点ではポールスタートの31号車 DENSO LEXUS RC F GT3(永井秀貴/小高一斗/嵯峨宏紀)が2番手を走行していたが、91周目のS字でミッショントラブルのために突然スロー走行。その脇をすり抜けて2番手に浮上した1号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)は、首位を走る23号車メルセデスが2回目のピットストップを行なったタイミングでトップを奪ったが、ピット作業違反(給油中の作業)のためドライブスルーのペナルティが科されることになった。これで23号車メルセデスがトップに立ち、そのまま嬉しい初優勝を遂げた。
GT4車両で争われたST-Zクラス(全9台)は、レースを半分消化した時点でトップを走行していた車両がストップし、60kgのウェイトを搭載した52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT4(山崎学/吉田広樹/服部尚貴)が開幕3連勝。ST-1クラス(全2台)は2号車シンティアム アップル KTM(井田太陽/加藤寛規/吉本大樹/高橋一穂)が連勝。ST-2クラス(全5台)は6号車新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄)が4年ぶりに優勝した。
グループ2は朝8時43分にスタート。ST-4クラス(全8台)は3号車ENDLESS GR86(坂裕之/小河諒/菅波冬悟)がファイナルラップで大逆転優勝。ST-5クラス(13台)は72号車OHLINS Roadster NATS(山野哲也/野島俊哉/金井亮忠)が今季初優勝を遂げた。2グループに分散したST-Qクラス(全4台)は全車が完走した。
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