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個性的なスタイルに扱いやすい乗り味!『KTM 990 DUKE』の完成度に魅了された1日~小野木里奈の○○○○○日和~

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個性的なスタイルに扱いやすい乗り味!『KTM 990 DUKE』の完成度に魅了された1日~小野木里奈の○○○○○日和~

飽きさせないバイクを求めている人必見!

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。色んなバイクをこれまで試乗させていただいて、どのバイクにもシーンに合った強みがあると思います。だからこそ、1台だけでなく、色んなバイクを次々と欲しくなってしまうライダーの方も多いのではないでしょうか。

【画像】KTM 990 DUKEの画像を見る(15枚)

 しかし、現実的に考えて何台も増やしていくことは誰もができるわけではありません。だからこそ、1台でどれだけ幅広く楽しめるかを突き詰めてみたいと思うことってありますよね。私も自分のバイクを今後も長く大切に乗っていきたいので、日常で乗るたびに違った顔を見れたりすると嬉しいし、飽きないよなぁ、と思うのです。

 今回は1台でも自分の好みの走りを追求したり、飽きさせないバイクを求めている方にオススメしたいKTM『990 DUKE』に試乗しました。本日の『小野木里奈の○○○○○日和』は「試乗日和」です。それでは、いってみましょう!

 この刺々しい鋭利さを感じるフォルム。タンク部分がモリモリっと盛り上がったアップスタイルな姿は高さを感じるのでリッターバイクらしい存在感を感じますよね。

 私が試乗したカラーは、ブラックベースでまるで黒刀をイメージさせる佇まい。同じ黒でも色んな黒が使用されているカラーリングで、KTMのイメージカラーの発色の良いオレンジがワンポイントで装飾されています。

 KTMのバイクは個性的なデザインが多い印象ですが、『990 DUKE』もシンプルなカラーリングですがよく見るとやっぱりKTMらしい個性を感じます。

 特に、ヘッドライトのデザインに注目していただきたいのです。丸っこい小さなヘッドライトの周りにシャキーンとカニの足が囲っているような独特なラインがライトなのです。先ほど、このバイクの形は刺々しさを感じると言いましたが、ヘッドライトのデザインにもそれを感じます。

 正面だけで見ても「あ! DUKEだ!」とわかるくらい印象的ですよね。ちなみに、このヘッドライトは、外の明るさによって自動的に光量を調整してくれます。そして、エンジンを切る時は、時間差でライトだけ切った後も光がゆっくり消えるような仕組みになっています。

 これは、車と同様に暗い中運転手が玄関に入るまで玄関先まで光を照らしてくれることをバイクでも同様にしてくれるようなシステムなんだそうです。おしゃれなデザインだけでなく、ライダーにも気を遣ってくれるヘッドライトなのです!

 カラーパネルの液晶は大きくてとても見やすいです。走行モードの設定やスマートフォンと接続もできます。特に、言語の設定や電子制御などを調整できる設定画面では車体のイラストと共に表示されるので、感覚的に認識しやすいのも魅力的でした。

 機能がたくさんあっても、わかりにくかったら使うのがめんどくさくなる私にとってこのわかりやすさは嬉しかったです。ちなみに、USB-Cコネクターも装備されていて、充電することも可能なんだとか。すでにノーマルの状態でこの装備があれば、自分で後から取り付けなくて済みますね。

 フロントフォークの調整も自分で5段階の減衰力調整機能を持っていいるので、自分の体格と好みに合うようにセッティングが可能です。電子制御の調整も含めて、このバイク1台だけでより自分の目指す走り心地を探索できそうです。

恒例の足つきチェックでございます!

 私(=身長160cm)が跨るとこんな感じ。シート高は825mmと、数字上は高いイメージですが両足のつま先をしっかり着くことができました。

 シート周りが、ぐりっとえぐれるように、細身なおかげかもしれません。私はKTMの大型バイクは平均的にシート高が高いものばかりなイメージがありました。私の身長的には敷居が高いイメージだったのです。しかし、『990 DUKE』に跨った時にこれまでのイメージが覆されます。「私でもすんなりフィットするじゃないか!」なんて思ったりも(笑)

 また、車両重量は179kgで、私は取り回しがしやすかったです。さらに車体が細身だからこそ跨った時もスタンドをはらって車体を起こす時も足で支えやすかったので、この大型排気量のクラスのわりにストレスが少なかったのもありがたいですね。

いよいよエンジンスタートです!

 エンジンをかけると、「シュルルル…ドュルルルーン!」と、土埃を吹き上げるようなたくましいエンジン音が鳴り響きます。この湿り気がなく、乾いた軽快な音が私は好きです!驚いたのは、走り出しがリッターバイクだからといって、爆発的に突き出されるようなスタートでなく意外にも怖さがない穏やかな発進パワーであること。

 この排気量のクラスになると、走り出しにいつも恐る恐るアクセルを開けていくのですが、0から1にかけての瞬間はとても扱いやすいパワーなのです。この落ち着いた発進は、初心者ライダーにとってもアクセルとクラッチの調整はしやすいのではないでしょうか。

 一方で、回転数を上げて加速していくと、急に姿を変えたかのようにパワーがギュインと放出されるかのようにスピードが増します。「お!またイメージが変わった!油断できないぞ!」と思いながらも、このメリハリがとっても楽しいのです。

 加速を階段で例えると、全部同じ高さの階段ではなく、途中から急に高さがある階段が登場するかのような印象。そのスピード感をどうにかしてでも自分のものにしたくなるような、挑戦したくなる欲をそそられます。「このバイク、まっすぐ走るだけでもめちゃくちゃ楽しいぞ!」と走りながら思いました。

 コーナリングもスリムな車体のおかげでニーグリップは文句なしで、Uターンも含め小回りがとてもしやすいのです。この排気量クラスでこれだけクルクル小回りしやすいのは強みですよね。

 気になるお値段は、185万3000円(税込)です。リッタークラスで、ノーマルの状態でこれだけ自分好みに内側も外側も調整できる機能が装備されていると考えると、「やはりこのくらいのお値段になるよなぁ…」と個人的には納得してしまいます。

 さらに、外国車ということも考えると、このくらいのお値段になってしまうのではないでしょうか。でもこの1台だけで自分の好みの走りを追求できるということは、長く乗り続けていくことを考えた時に「飽きさせないバイクだなぁ」と思います。気になる方はぜひ試乗してみてください。

 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!

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