「零戦三二型」の再生と日本人レストア職人が手掛ける「栄発動機」レストア作業

　戦勝国であるアメリカには、第二次大戦時に活躍した戦闘機や爆撃機が、今も飛行可能な状態で保存されている。その多くは80年前に製造されたままの機体だが、日本軍機やドイツ軍機など、実機が現存しない場合は新造されることもある。

　ここで紹介する「零戦三二型」は、そうした新造機のひとつだ。ただし、ホンモノの残骸から部材が再生されるので、その構造や寸法、フォルムは、限りなく実機に近い。また、機体の再生作業と並行して、この零戦に搭載予定の「栄二一型発動機」のオーバーホール作業も、日本人レストア職人によって進められている。

Comments

こんな日本人の方が居るのなら、知覧にある疾風の誉を再生して欲しい。
確か元々のオーナーであるプレインオブフェイムのエド・マロニー氏は展示機数機と交換すると言ってました。
今や劣悪な環境で屋外展示されていたのでリビルトして飛べるかどうかは別にして可動の可能性のある唯一の誉です。是非ともお願いしたいです。

よく栄はツインワスプのパクリだと言われますので、そのまま載るし馬力も高いから丁度良いものの、エンジン＝心臓部をオリジナルで作れないのは心情的に寂しいですね。