新型ポルシェ911ターボ、911ターボカブリオレ登場。高性能スポーツカーの新たなベンチマークに

2020年7月16日、ポルシェジャパンは新型ポルシェ911ターボおよび新型ポルシェ911ターボカブリオレを発表し、全国のポルシェ正規販売店で予約受注を開始した。サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、前席ヒートシーターなど、ほかのマーケットではオプションとなる多くの装備を標準で搭載して、車両価格は911ターボが2443万円、911ターボSカブリオレが2731万円となっている。

3.8Lターボは先代の911ターボSに匹敵する580ps
3月3日に発表され、3月31日に予約受注が開始された911ターボS／911ターボSカブリオレに続き、7月16日、911ターボ／911ターボカブリオレが先代よりさらにパワフルになって登場した。

新型911ターボの3745ccの水平対向6気筒エンジンは、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーを備え、これにインタークーラーシステムとピエゾインジェクターを組み合わせて、先代よりも40ps上回る580psを発生、オーバーブースト時間の制限がない750Nm（先代比40Nm増）のトルクを実現した。0-100km／h加速タイムは3秒を切る2.8秒（先代モデルより0.2秒短縮）。この加速、出力、トルクは、先代の911ターボSに匹敵するものだ。

そのパワーは、911ターボ専用設定の8速PDK（ポルシェ ドッペルクップルングトランスミッション）と、4WDシステムのポルシェ トラクションマネジメント（PTM）によって4輪に伝達される。

911ターボのボディは911ターボS同様、力強いもので、フロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1840mm、リアアクスルでのボディの幅は1900mm（20mm増）に拡大。電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リアスポイラーも備える。

そのパフォーマンスは、オプションのライトウェイトデザインパッケージやスポーツパッケージ、スポーツサスペンション、スポーツエグゾーストシステムなどによってさらに研ぎ澄まされる。クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、軽量フルバケットシートの採用、リアシートの廃止、遮音材の削減により、車両重量を30kg軽減。遮音材が削減されることにより、エンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめることもできる。

スポーツパッケージには、911ターボ スポーツデザインパッケージに加え、ブラックとカーボンの追加装備、エクスクルーシブデザインテールライトなどが含まれる。PASMスポーツサスペンションはダイナミクスを強化し、サーキットで使用する場合などの高速走行においてさらなる安定性をもたらすアイテム。さらに、PDCC油圧アクティブ制御ロール抑制システムや、フロントの10ピストン固定キャリパー付きPCCBセラミックブレーキシステムは、911ターボドライビングダイナミクスを一層洗練させるメカニズムとして注目される。

インテリアでは、PCMのセンタースクリーンが10.9インチになるほか、オプション装備リストには、14ウエイ電動スポーツシート、スポーツクロノパッケージ、シフトパドルおよびマルチファンクション／モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、パワフルなBOSEサラウンドサウンドシステム、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmester®ハイエンドサラウンドサウンドシステムなどをあがっている。

車両価格は911ターボが2443万円、911ターボカブリオレが2731万円。全車右ハンドル。日本仕様の911ターボ／911ターボカブリオレには、サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、ヒートシーター(フロント)など他マーケットではオプションとなる多くの装備が標準で搭載されている。

[ アルバム : 新型ポルシェ911ターボ、911ターボカブリオレ登場 はオリジナルサイトでご覧ください ]

Comments

なんやかんやで1番好きなデザインの車だ

やっぱり911は　空冷に限る