現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「クラウン スポーツ」に試乗! 素直にカッコいいと思える久々の国産車は590万円から

ここから本文です

トヨタ新型「クラウン スポーツ」に試乗! 素直にカッコいいと思える久々の国産車は590万円から

掲載 更新 85
トヨタ新型「クラウン スポーツ」に試乗! 素直にカッコいいと思える久々の国産車は590万円から

快適な乗り心地と俊敏性を高めたモデル

「クラウン クロスオーバー」にはじまったトヨタ新型「クラウン」シリーズの第2弾として、「クラウン スポーツ」がラインアップされました。プラグインハイブリッドの「スポーツ RS」とハイブリッドモデル「スポーツ Z」の2グレードでの展開となります。今回はスポーツ Zに試乗し、その実力を試してきました。

765万円でトヨタ「クラウン(スポーツ)」にPHEVが加わる! 電気式4WDで走って楽しく航続距離は1200キロ以上です

シリーズでもっとも売れるであろうSUV

「クロスオーバー」にはじまった新型「クラウン」シリーズ。その第2弾がこのSUVの「クラウン スポーツ」だ。すでに「セダン」も発売されており、第4弾の「エステート」は2024年以降の発売とアナウンスされている。

おそらくクラウンシリーズでもっとも売れるであろう「スポーツ」のグレード展開は、ハイブリッドの「スポーツ Z」とプラグインハイブリッドの「スポーツ RS」の2種類。今回の試乗車は前者のスポーツ Zだった。基本骨格はトヨタの大黒柱ともいえる「GA-K」プラットフォーム。「カムリ」にはじまり、「RAV4」や「ハリアー」、「レクサス NX」や「レクサス RX」、そしてクラウンシリーズでは、セダンをのぞく3モデルがこれを採用する。

共通プラットフォームといっても、ボディサイズはこのスポーツが全長4720mm×全幅1880mm×全高1565mm、ホイールベース2770mmなのに対して、クロスオーバーは全長4930mm×全幅1840mm×全高1540mm、ホイールベース2850mmと、けっこう違う。ホイールベースはスポーツのほうが80mmも短くなっている。

エクステリアデザインは、フェラーリ「プロサングエ」に似ているといわれるくらいだから、トヨタとしてはしてやったりかもしれない。リアまわりも抑揚のあるフェンダーなど、素直にかっこいいと思えるものだ。インテリアはシンプルなデザインで、今回の試乗車にあるサンドブラウンの内装色を選ぶと運転席と助手席がアシンメトリーな配色となる。シートは本革のスポーティシート。後席スペースもホイールベースを短くしたわりには圧迫感もなく、身長約180cmの大人でも快適にすごせる空間が確保されている。

ハイブリッドモデルは590万円

パワートレインは「クロスオーバー」とも同じ、最高出力186ps/最大トルク221Nmを発揮する2.5L直4エンジンをベースとしたハイブリッドで、システム最高出力は234ps。トランスミッションは電気式無段変速機で、駆動方式は4WD。燃費は21.3km/L(WLTCモード)となっている。

走行性能はショートホイールベースとワイドトレッドで俊敏性を高めてクロスオーバーとの差別化を図っている。またDRS(後輪操舵)を標準装備し、低速域では逆相、中高速では同相になるよう制御されており、回頭性と安定性を高めている。サスペンション形式はフロントマクファーソンストラット、リアはマルチリンクタイプで、足元には21インチのミシュラン製eプライマシーを装着していた。

可変ダンパーはPHEVのみの設定というが、しっかりと21インチタイヤを履きこなしており、乗り心地は良好だった。しいていうなら、このシャシーに対してはもっとパワーが欲しくなった。それならばPHEVをということなのだろう。ちなみに車両価格はハイブリッドのスポーツ Zが590万円(消費税込)、PHEVのスポーツ RSが765万円(消費税込)。いずれにせよ、街で見かけてハッとさせられるようなカッコいい国産車の登場を大いに歓迎したい。

文:Auto Messe Web 藤野太一(FUJINO Taichi)
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

メルセデス、最初の公式写真公開 2026年にメルセデスは12年ぶりにGクラス カブリオレを復活させる!最新情報をお届け!
メルセデス、最初の公式写真公開 2026年にメルセデスは12年ぶりにGクラス カブリオレを復活させる!最新情報をお届け!
AutoBild Japan
「埼玉の新しい大幹線」がついに東京へ延びる! 「新東京所沢線」道路形態あきらかに「最終の仕上げをしています」
「埼玉の新しい大幹線」がついに東京へ延びる! 「新東京所沢線」道路形態あきらかに「最終の仕上げをしています」
乗りものニュース
499万円! 新「小さな高級車」発表! 全長4.3m“ちょうどいいボディ”に「専用の内外装」採用! パワフルな1.5リッター「直4」搭載! アウディ「A3スポーツバック」アーバンスタイルエディション登場!
499万円! 新「小さな高級車」発表! 全長4.3m“ちょうどいいボディ”に「専用の内外装」採用! パワフルな1.5リッター「直4」搭載! アウディ「A3スポーツバック」アーバンスタイルエディション登場!
くるまのニュース
メルセデスベンツ『Bクラス』、「Urban Stars」追加…AMGライン標準装備で575万円から
メルセデスベンツ『Bクラス』、「Urban Stars」追加…AMGライン標準装備で575万円から
レスポンス
レッドブルの黄金コンビが解散? ランビアーゼ、来季はフェルスタッペンの担当レースエンジニア退任か
レッドブルの黄金コンビが解散? ランビアーゼ、来季はフェルスタッペンの担当レースエンジニア退任か
motorsport.com 日本版
レンジローバー・スポーツ2026年モデル登場!『P530』&『SV』追加【ビスポークサービス導入】
レンジローバー・スポーツ2026年モデル登場!『P530』&『SV』追加【ビスポークサービス導入】
AUTOCAR JAPAN
NEXCOが大激怒「告発も考えます!」 「4年で21回も“不正通行”」した超・悪質事業者を名指しで発表! ルール“完全無視”で「規格外車両」を何度も運行 是正指導を公表
NEXCOが大激怒「告発も考えます!」 「4年で21回も“不正通行”」した超・悪質事業者を名指しで発表! ルール“完全無視”で「規格外車両」を何度も運行 是正指導を公表
くるまのニュース
ヤマハ「YZF-R9」欧州で2026年モデル発表 創立70周年記念カラーに注目 SNSで反響
ヤマハ「YZF-R9」欧州で2026年モデル発表 創立70周年記念カラーに注目 SNSで反響
バイクのニュース
事故るとパニクるのは仕方ない! それでも覚えておきたい事故直後にやるべき3つの行動
事故るとパニクるのは仕方ない! それでも覚えておきたい事故直後にやるべき3つの行動
WEB CARTOP
高市政権で最悪化する日中関係! トヨタ・日産が直面する中国「戦略資源」報復――サプライチェーン断絶の危機を考える
高市政権で最悪化する日中関係! トヨタ・日産が直面する中国「戦略資源」報復――サプライチェーン断絶の危機を考える
Merkmal
また!? アメリカ肝いりの新型艦計画「やめます」「代わりは急いで造れるものを」 鍵は日本にあるのでは?
また!? アメリカ肝いりの新型艦計画「やめます」「代わりは急いで造れるものを」 鍵は日本にあるのでは?
乗りものニュース
オトナの余裕を感じるよね! 快適に、ゆったりトコトコ走れるミドルクラスのネオ「レトロバイク」3選
オトナの余裕を感じるよね! 快適に、ゆったりトコトコ走れるミドルクラスのネオ「レトロバイク」3選
VAGUE
「800万円!? 」「チャンバー美しい…」公道仕様の2スト250cc新車ネイキッドが販売中
「800万円!? 」「チャンバー美しい…」公道仕様の2スト250cc新車ネイキッドが販売中
WEBヤングマシン
BMWグループに新CEO、ミラン・ネデリコビッチ氏が2026年5月就任へ…オリバー・ツィプセ氏の後任
BMWグループに新CEO、ミラン・ネデリコビッチ氏が2026年5月就任へ…オリバー・ツィプセ氏の後任
レスポンス
ポルシェ『911カレラT』、「Sonderwunsch」プログラムでカスタム…台湾の自然美を表現
ポルシェ『911カレラT』、「Sonderwunsch」プログラムでカスタム…台湾の自然美を表現
レスポンス
フォード、低価格EVにルノーの技術採用へ 欧州市場シェア回復急ぐ 『フィエスタ』後継車も登場か
フォード、低価格EVにルノーの技術採用へ 欧州市場シェア回復急ぐ 『フィエスタ』後継車も登場か
AUTOCAR JAPAN
“6年ぶり復活”のトヨタ「ルミオン」に「新型モデル」登場! “シエンタより大きい”「全長4.4m級コンパクトミニバン」に「ぐっと良くなった」「存在感ある」声も! 新たな南ア「3列7人乗りマシン」が話題に
“6年ぶり復活”のトヨタ「ルミオン」に「新型モデル」登場! “シエンタより大きい”「全長4.4m級コンパクトミニバン」に「ぐっと良くなった」「存在感ある」声も! 新たな南ア「3列7人乗りマシン」が話題に
くるまのニュース
日本人レーシングドライバーから見たドイツ道路事情と日本車の実力【みどり独乙通信】
日本人レーシングドライバーから見たドイツ道路事情と日本車の実力【みどり独乙通信】
Auto Messe Web

みんなのコメント

85件
  • まんきち
    ひと昔前は年収の3〜4割の車が身分相応と言っていましたが、今は年収で買えない車ばかりです。
  • roo********
    クラウンスポーツって、フェラーリプロサングエとかなり似てるよね。
    どっちが先かは知らんけど。
    でも、トヨタにはウィッシュやアルファード、シエンタ等の前例があるから、推して知るべしだろう。

    ただ、似てはいるが、両車を比べてみるとクラウンスポーツの全体のフォルムやディテールはフェラーリプロサングエのそれとは雲泥の差。
    どちらが先にせよ、出来上がった車を見ればクラウンスポーツはフェラーリプロサングエの劣化コピーとしか言いようがない。

    真偽はともかくとして、常識的に考えればトヨタがフェラーリをパクったと見るのが普通だが、プロサングエのデザインが高度に完成されている以上、いくら猿真似をしてもオリジナルを超えることはありえないってことなんだろうね。
    仕方ないことだね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

520 . 0万円 770 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

464 . 2万円 888 . 0万円

中古車を検索
トヨタ クラウン(スポーツ)の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

520 . 0万円 770 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

464 . 2万円 888 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村