昨年にもドイツのミュンヘンで開催された国際自動車ショー『IAAモビリティ2023』にて公開された『BMW Vision Neue Klasse(ビジョン・ノイエ・クラッセ)』に続き、そのSAV(スポーツ・アクテビティ・ヴィークル)版として未来の“X”モデルを示唆する『BMW Vision Neue Klasse X(ビジョン・ノイエ・クラッセ・エックス)』が初公開。新型アーキテクチャーに初めて電動駆動を搭載したこの派生モデルは、早くも2025年よりハンガリーで本格的なシリーズ生産が予定されている。
革新的な駆動とシャシー制御により、正確性、ダイナミックな性能、効率性、そしてブランドの核である“駆けぬける歓び”を備えるという同モデルは、サステナビリティに目を向けた省資源化やリサイクル性とともに、エクステリアの新たなデザイン言語と、明るく広々としたインテリアが一体化された「ブランドを再定義する存在」だという。
航続距離400kmで、実質300万円を切る価格。“海”をテーマにしたデザインの電気自動車/BYDドルフィン試乗
そのダイナミクス性能を司る心臓部には、改良されたe-driveユニットに加え、これまでの角形バッテリーよりも体積エネルギー密度が20%向上した、新しい円形リチウムイオン・バッテリーを採用する最新の第6世代BMW eDriveテクノロジーを搭載。これを800Vへ移行したシステムと組み合わせることで、充電速度が最大30%改善し、300kmの航続距離に必要な電気をわずか10分で充電することが可能だという。
さらにエアロダイナミクスについては、現行ラインアップの同等モデルと比較してドラッグ(空気抵抗)を20%低減し、EV向けの新しいタイヤ技術と特別なブレーキシステムにより、全般的な効率性を最大25%高めることで航続距離も最大30%延長されている。
そんなBMWビジョン・ノイエ・クラッセ・エックス』のスムーズな走行を保証するための基盤となるのが4つの新スーパー・ブレーンを搭載したソフトウェアスタックで、うちふたつをダイナミクスの制御に割り当てている。
「未来のBMWモデルには、まったく新しい4つのスーパー・ブレーンが搭載される。これらの高性能コンピューターは、今まで個別に処理されていたものが同時に動く高度な性能を備えている」と説明するのは、BMW AGの開発担当取締役を務めるフランク・ウェーバー。
「ひとつ目のスーパー・ブレーンはすべて自社開発し、これによりパワートレイン全体とドライビング・ダイナミクスが一体化し、最大10倍のコンピューティング能力を発揮する。ふたつ目のスーパー・ブレーンで自動運転は大きく飛躍し、今後は4つの主要コントロール・ユニットをひとつの高性能コンピューターに統合できる。これによりダイナミクス性能、正確性、効率性、そして"駆けぬける歓び"が向上することになる」
■照明はヘッドライトとキドニー・グリルの連動で作り出される
そしてノイエ・クラッセ用に開発したシンプルなデザイン言語が、現行“X”モデルの持つ2ボックス・デザインと融合したというエクステリアは、縦に並んだLEDユニットがBMWの象徴的なライト形状に新たな解釈を与え、中央のBMWキドニー・グリルはバックライト付き縦型フレームとともに立体感のある彫刻的なフォルムに刷新。ヘッドライトとキドニー・グリルが連動して作り出す照明効果は、ドライバーの車両接近によって起動しインテリアにまで広がるという。
「同車はノイエ・クラッセにおけるXモデルの未来を見据えている。電動化、デジタル化、循環性という共通の指針が、BMWのスポーツ・アクティビティ・ビークルにも適用される」と語るのは、BMWグループデザイン責任者のエイドリアン・ファン・ホーイドンク。
「Xモデルのモノリシック(一体型表面、一枚岩的)なデザインで、すっきりとしたルックスや独特な縦型の解釈を加えたBMWライト・シグネチャーなど、力強い特徴は受け継がれる」
インテリアでも、再設計されたマルチファンクション付ステアリングホイールや直感的なタッチ操作機能のセンターディスプレイ、BMWパノラミック・ビジョンがBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントのボイスコントロールと相まって、人間とクルマをつなぐ扱いやすい直感的なインターフェイスとして機能する。
さらにBMWパノラミック・ビジョンはフロントウインドウの全幅に主要な情報を投影し、市販バージョンではアップデートされたBMW 3Dヘッドアップ・ディスプレイが搭載される予定だ。
初めて提供されるパーソナル・サウンド・エクスペリエンスとして、HYPERSONX(ハイパーソニックス)ホイールを指で軽く叩くことで調整され、リアルタイムで生成される没入感の高い包括的なサウンド体験も備わる。これらインテリアを構成する素材は100%植物と鉱物由来の原料で、石油を一切使わずに製造するサーフェス用素材が開発されている。
こうした方策の一環として海洋プラスチックも初めて使用し、射出成形パーツの材料として活用。廃棄漁網などから採取したこの二次原料の利用率は、特定の部品ではすでに30%を占め、その生産を担うハンガリーのデブレツェン工場は、世界のBMWグループ製造拠点の中で初めて“iファクトリー”として化石燃料以外のエネルギーのみで稼働する工場となる。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp
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