現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > そのすべてが高度なバランスで味付けされたフランス流スポーツ アルピーヌ A110【Car as Art !】

ここから本文です

そのすべてが高度なバランスで味付けされたフランス流スポーツ アルピーヌ A110【Car as Art !】

掲載 更新 9
そのすべてが高度なバランスで味付けされたフランス流スポーツ アルピーヌ A110【Car as Art !】

ヘリテージを最大限に生かした“全く新しいモデル”

その是非はともかく、名車をモダンに再現する数々のプロジェクトには成功したモデルもあれば、失敗したモデルもある。成功の筆頭はBMW ミニやフィアット 500あたり。アメリカンマッスルにも成功作がいくつか。最近ではランボルギーニ カウンタックなどという大物までレトロモダンでリバイバルした。

アルピーヌ A110のカタログはこちら

スポーツモデルとして最も成功したのが、ルノーのアルピーヌ A110だろう。

60年代半ばから70年代後半にかけて生産され、70年代には世界のラリーシーンを席巻した伝説のマシンが下敷きだ。ルノー製エンジンをリアアクスル後ろに置くRRで、その絶大なトラクション性能をベースに旋回性が重視されるラリーで活躍した。マニアックなクラシックカーとして今なお人気を誇っている。 そんな初代の生産終了からちょうど40年後。再びA110がよみがえった。RRではなくリアミッドシップとして。このあたりの考え方は、例えばフィアットがRRのチンクェチェントをFFの500として復活させた手法と同じである。つまり、ブランドにとっての歴史的な遺産というべき名前とデザインをフルに活用しつつ、全く新たなモデルを作り出すという挑戦だ。

とはいえ、パッケージやレイアウトが大きく変われば変わるほど、過去のデザインを上手に活用することは難しい。VW ビートル(RRからFFへ)がたどった運命を思い出せば明白だ。逆に言うとそこにデザイナーの腕の見せどころがある。 初代A110のデザインは、かのジョバンニ・ミケロッティ。個性的な顔立ちとフォルムが今なお新鮮で、新型でもその特徴を上手く活用した。実際にはフロントの特徴的な丸い内側のライトと、フロントフードやボディサイドのリブといった程度で、新たなパッケージゆえ逆にその程度しか活用できなかったのかもしれないけれど、誰がどう見てもA110だと思わせるあたり、よく特徴を捉えてモダナイズされたと思う。

そう考えると、この手のレトロモダンデザインが成功する秘訣は、モチーフの活用を最小限にとどめ最大限にその力を発揮させることではないだろうか?

BMW ミニにしてもフィアット 500にしても、単独でみれば確かに過去の名車に似ているように思うけれど、並べて見比べたなら大きさから何から違うことだらけ。そのバランスの妙が、息の長いヒット作になるかどうかの分かれ目であるように思う。 新型アルピーヌ A110の場合、そのデザイン的なレトロモダンのミックスが絶妙であったことと、何よりミッドシップスポーツカーとして断然に扱いやすく高性能であったことが、過去の栄光とよく結びついて功を奏したと言えそうだ。 文/西川淳、写真/橋本玲 アルピーヌ A110の中古車を探す▼検索条件アルピーヌ A110(2018年 6月~)× 全国【試乗車 諸元・スペック表】●アルピーヌ A110 リネージ アトリエアルピーヌ型式7BA-DFM5P1最小回転半径5.8m駆動方式MR全長×全幅×全高4.21m×1.8m×1.25mドア数2ホイールベース2.42mミッション7AT前トレッド/後トレッド1.56m/1.55mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1120kgシート列数1最大積載量-kg乗車定員2名車両総重量-kgミッション位置コラム最低地上高-mマニュアルモード◯標準色ブラン グラシエオプション色ブルーアルピーヌM、ブラン イリゼM、グリ トネールM、ノワールプロフォンM、ブルーアビスM、グリ トネール マット、アシエ メタルM、ブルー ド フランス、シャンパーニュM、オランジュ サンギーヌ、ヴェール クレールM、ベージュ コルナリンM、ブルー フォンセ、グリ モンテベッロM、ローズ ブリュイールM、ヴェール エムロードM、ベージュ サーブルM、ブルー ネプチューン、ジョン レデレ、ルージュ ルビーM、ヴェール ジャルダン、ブルー アルピーヌ アシエM、ブルー ポン、ジョン サフラン、チューリップ ノワールM、ヴェール ノルマンM、ブルー アルピーヌ エリタージュM、ブルー シエラM、オランジュ アクロポリス、バニーユ、ヴェール ティヨル、ブルー アジュールM、ブラウン アラビカM、オランジュ コライユ、ヴェール サンドルM掲載コメント※アトリエアルピーヌカラー 各色世界限定110台型式7BA-DFM5P1駆動方式MRドア数2ミッション7ATAI-SHIFT-4WS-標準色ブラン グラシエオプション色ブルーアルピーヌM、ブラン イリゼM、グリ トネールM、ノワールプロフォンM、ブルーアビスM、グリ トネール マット、アシエ メタルM、ブルー ド フランス、シャンパーニュM、オランジュ サンギーヌ、ヴェール クレールM、ベージュ コルナリンM、ブルー フォンセ、グリ モンテベッロM、ローズ ブリュイールM、ヴェール エムロードM、ベージュ サーブルM、ブルー ネプチューン、ジョン レデレ、ルージュ ルビーM、ヴェール ジャルダン、ブルー アルピーヌ アシエM、ブルー ポン、ジョン サフラン、チューリップ ノワールM、ヴェール ノルマンM、ブルー アルピーヌ エリタージュM、ブルー シエラM、オランジュ アクロポリス、バニーユ、ヴェール ティヨル、ブルー アジュールM、ブラウン アラビカM、オランジュ コライユ、ヴェール サンドルMシート列数1乗車定員2名ミッション位置コラムマニュアルモード◯最小回転半径5.8m全長×全幅×全高4.21m×1.8m×1.25mホイールベース2.42m前トレッド/後トレッド1.56m/1.55m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1120kg最大積載量-kg車両総重量-kg最低地上高-m掲載用コメント※アトリエアルピーヌカラー 各色世界限定110台エンジン型式M5P環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量45リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量1798cc燃費(WLTCモード)14km/L└市街地:9.4km/L└郊外:14.8km/L└高速:16.9km/L燃費基準達成-最高出力252ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm320(32.6)/2000エンジン型式M5P種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量1798cc最高出力252ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm320(32.6)/2000環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量45リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)14km/L└市街地:9.4km/L└郊外: 14.8km/L└高速: 16.9km/L燃費基準達成-

アルピーヌ A110のカタログはこちらカーセンサーEDGE.netはこちら

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
Auto Messe Web
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
WEB CARTOP
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
日刊自動車新聞
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
motorsport.com 日本版
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
くるまのニュース

みんなのコメント

9件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1040.01610.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

641.71358.0万円

中古車を検索
A110の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1040.01610.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

641.71358.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村