現在位置: carview! > ニュース > イベント > 春に導入のアルカナはルノーの今後を決める重要な1台! バカッ速の新型A110 SにF1マシンまで登場【東京オートサロン2022】

ここから本文です

春に導入のアルカナはルノーの今後を決める重要な1台! バカッ速の新型A110 SにF1マシンまで登場【東京オートサロン2022】

掲載 1
春に導入のアルカナはルノーの今後を決める重要な1台! バカッ速の新型A110 SにF1マシンまで登場【東京オートサロン2022】

 この記事をまとめると

■東京オートサロン2022にはルノー&アルピーヌブースが出展

優等生に飽きた人に禁断の果実! 一度ハマったら抜けられない「イタフラ」のオススメ中古車4選

■ルノーは春に導入予定のSUVであるアルカナを先行展示

■アルピーヌはA110 SとF1マシンを並べた

 ルノーの今後を占う重要な展示!

 東京オートサロンに出展したインポートブランドは少ないが、そのなかにルノー&アルピーヌブースがある。展示は、F1マシンを含めて3台で、残る2台は新型のアルピーヌA110S、そしてルノー・アルカナという超重要モデルなのだ。

 アルカナはルノーが日本に新規導入する、クーペルックのSUV。これだけ聞けば、いま世界的に流行のSUVを日本に導入するだけ、と思われがちだが、じつはこれ、フルハイブリッドシステムを搭載し、日本ではハイブリッド専用車種として導入されるのだ。

 WEB CARTOPではすでにアルカナの試乗インプレッションをお届けしているが、改めてアルカナを見ていこう。

 まずボディサイズは4568mm×1821mm×1576mm(欧州仕様値)と、国産SUVでいえば、トヨタC-HRやホンダ・ヴェゼルより少し大きい程度。写真で見ると堂々たる外観からかなり大型なモデルにみえるが、日本で使いやすいサイズである。

 注目のパワーユニットは、E-TECH HYBRIDと呼ばれる。ルノーといえば、日産、三菱自動車とアライアンスを組んでいることはご存じのことだろう。たとえばルーテシアやキャプチャーに、全車速追従かつレーンキープなどを行うアクティブクルーズコントロールなどを含んだ運転支援装備の「ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト」を装備しているが、これは日産のプロパイロットの技術が使われているものだ。となると、E-TECH HYBRIDも日産のe-Powerをベースにしたものか、と想像するところだが、これが驚くことにまったく違うシステムなのだ。

 E-TECHハイブリッドはエンジンと2つのモーターを協調制御するタイプ。エンジンは69kW/148N・mを発生する1.6リッター直4で、これにメインモーターである36kW/205N・mのEモーターと、15kW/50N・mのHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)を組み合わせる。

 このあたりも注目だが、E-TECHマルトモードATというトランスミッションを備えており、これはドッグクラッチを使用したダイレクト感に溢れるものだ。展示されたF1マシンを見ると、E-TECHというロゴが入っており、聞けば2014年からエネルギー回生システムが導入されたルノーF1チーム(2021年からアルピーヌ)とも交流を行い、その技術とノウハウを生かして開発されたものだという。

 最初に重要な展示と言ったのは、単にハイブリッドのアルカナを導入するということだけではなく、これを皮切りに、順次E-TECH HYBRID搭載車を日本に導入していくことをルノー・ジャポンが表明しているためだ。すでにお届けした試乗記はもちろん、ルノー関係者からも「ルノーが作るとハイブリッドでもこうなるんだという良い意味での驚きが……」という声を聞くことができている。簡単に言えば走って楽しいハイブリッドだということだ。

 ちなみにルノーにおいてE-TECHというのは電動化技術全体を指す言葉だという。時代の流れゆえに間違いなく今後登場してくるであろうバッテリーEVもまた、E-TECHと呼ばれることになる。

 新型のA110 Sはサーキットベストな中身!

 一方のアルピーヌだが、展示されているのは改良を受けたA110 Sだ。そもそも今回の改良を受けて、A110は、A110/A110 GT/A110 Sという3つのグレード体系となっており、もっともスポーティなグレードがA110 Sである。

 アルピーヌによれば、A110はワインディングで真価を発揮するモデル、A110 GTはその名のとおりグランドツーリングを楽しむグレード、そしてA110 Sはクローズドコースでのパフォーマンスを追求したのだという。

 A110が252馬力/320N・mであるのに対し、A110 S(GTも)は300馬力/340N・mのエンジンを搭載。0-100km/h加速では4.2秒を記録する。

 さらにA110とA110 GTのバネレートに比べて、フロントが25→47N/mm、リヤが60→90N/mmへと引き締められていて、スタビライザーもフロント17→25N/mm、リヤ10→15N/mmに強化されているなど、まさにサーキットスペックだ。

 タイヤ銘柄は全グレードでミシュランのパイロットスポーツ4を履くが、サイズはA110とA110 GTがフロント205/40R18・リヤ235/40R18であるのに対し、215/40R18・245/40R18とA110 Sのほうが幅広いサイズになっている。

 貴重なE-TECH HYBRIDのカットモデルも拝めるルノー&アルピーヌブース。F1も間近で拝めるので、ぜひ注目してほしい。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

アウディ『S3セダン』改良新型、進化したパフォーマンスをデザインで表現
アウディ『S3セダン』改良新型、進化したパフォーマンスをデザインで表現
レスポンス
メルセデス育成アントネッリ、2024年にウイリアムズからF1デビュー!? 過熱憶測にウルフ代表「全部噂に過ぎない」と鎮火はかる
メルセデス育成アントネッリ、2024年にウイリアムズからF1デビュー!? 過熱憶測にウルフ代表「全部噂に過ぎない」と鎮火はかる
motorsport.com 日本版
「泊まれる高速SA」に神設備誕生! 「カプセル」新設で“脱・雑魚寝の休憩室”!?  ハイウェイホテルの老舗
「泊まれる高速SA」に神設備誕生! 「カプセル」新設で“脱・雑魚寝の休憩室”!? ハイウェイホテルの老舗
乗りものニュース
クラシックベントレー31台による日本一周大冒険ツアー 「BENTLY RISING SUN RALLY 2024」その一端をレポート
クラシックベントレー31台による日本一周大冒険ツアー 「BENTLY RISING SUN RALLY 2024」その一端をレポート
AUTOCAR JAPAN
ついにカムリも消えて……。 「日本のセダン」に足りないものは何なのか
ついにカムリも消えて……。 「日本のセダン」に足りないものは何なのか
ベストカーWeb
上海発! ロールス・ロイスが「スピリット・オブ・エクスプレッション」を発表。世界中の風景をイメージした個性的な3台とは
上海発! ロールス・ロイスが「スピリット・オブ・エクスプレッション」を発表。世界中の風景をイメージした個性的な3台とは
Auto Messe Web
元バウハウスの面々によるラブ&ロケッツのダニエル・アッシュのバイク愛が炸裂した「Motorcycle」
元バウハウスの面々によるラブ&ロケッツのダニエル・アッシュのバイク愛が炸裂した「Motorcycle」
バイクのニュース
アストンマーティン初の住宅設計および建設プロジェクトが完成。 米フロリダ州マイアミの超高層マンションを公開
アストンマーティン初の住宅設計および建設プロジェクトが完成。 米フロリダ州マイアミの超高層マンションを公開
Webモーターマガジン
リカルド、チームも大喜びの4番手「少し驚いたけど誇らしい。アップデートもあり状況が好転」F1第6戦スプリント予選
リカルド、チームも大喜びの4番手「少し驚いたけど誇らしい。アップデートもあり状況が好転」F1第6戦スプリント予選
AUTOSPORT web
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ カローラスポーツ(大西宏昌さん)by ウェイブ トゥ ポート 前編
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ カローラスポーツ(大西宏昌さん)by ウェイブ トゥ ポート 前編
レスポンス
森永卓郎のミニカーコラム「ブリリアントモデル製 日産セドリックバン」
森永卓郎のミニカーコラム「ブリリアントモデル製 日産セドリックバン」
カー・アンド・ドライバー
なぜ「立体駐車場」ではタイヤが“キュルキュル”鳴る?「特殊な床」が原因なの!? 異音には「部品の劣化」の可能性も
なぜ「立体駐車場」ではタイヤが“キュルキュル”鳴る?「特殊な床」が原因なの!? 異音には「部品の劣化」の可能性も
くるまのニュース
[うっかり失効][紛失][長期出張中の失効]……もう他人事じゃない!! [運転免許更新トラブルあるある]の解決基礎知識
[うっかり失効][紛失][長期出張中の失効]……もう他人事じゃない!! [運転免許更新トラブルあるある]の解決基礎知識
ベストカーWeb
柔らかければ乗り心地がいい……とは限らない! 固いからって安定するともいい切れない! クルマのサスペンションはあまりに奥深い世界だった
柔らかければ乗り心地がいい……とは限らない! 固いからって安定するともいい切れない! クルマのサスペンションはあまりに奥深い世界だった
WEB CARTOP
クルマ好きにとって「大きな瞬間」 ジャガーFタイプ クーペボディとのお別れ 長期テスト(最終)
クルマ好きにとって「大きな瞬間」 ジャガーFタイプ クーペボディとのお別れ 長期テスト(最終)
AUTOCAR JAPAN
レンジローバー・イヴォークPHEV 感性に響くモデルづくりのうまさ【試乗記】
レンジローバー・イヴォークPHEV 感性に響くモデルづくりのうまさ【試乗記】
Auto Prove
角田、速さを生かせずSQで15番手「1周アタックで戦ったがうまくいかず」チームは「裕毅の判断は正しかった」F1第6戦
角田、速さを生かせずSQで15番手「1周アタックで戦ったがうまくいかず」チームは「裕毅の判断は正しかった」F1第6戦
AUTOSPORT web
GT300予選でヨコハマがトップ3独占。タイヤ無交換を武器とするブリヂストンには「速さで勝負」
GT300予選でヨコハマがトップ3独占。タイヤ無交換を武器とするブリヂストンには「速さで勝負」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

1件
  • とにかく、もうカングーには期待できないわけですからね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

940.01550.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

634.71358.0万円

中古車を検索
A110の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

940.01550.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

634.71358.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村