イタリア・ミラノで開催される、世界最大級のモーターサイクルイベントであるEICMAでは、各メーカーから新モデルなどの発表などがおこなわれます。また、バイクメーカーだけでなく、ヘルメットなどのアクセサリーを取りあつかっている部品メーカーまで幅広く参加しているため、バイクに携わっている人には見逃せない一大イベントトです。
国内外のメーカーが多数参加しているEICMAですが、日本からは例に漏れず国内4メーカーも出展しました。中でもカワサキは、地球温暖化問題の取り組みとしてカーボンニュートラルを目指すべく、バイクのプロトタイプを発表するなどして高い注目を集めました。
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ではカワサキは、2022年のEICMAどのようなモデルを発表したのでしょうか。
まず発表された車種は、「ニンジャ H2 SX」です。現行モデルの2023年モデルにあたる「ニンジャ H2 SX」は、カワサキが独自の排気量として取り扱っている998ccバランスドチャージドエンジンを搭載しているのが特徴です。
また、ニンジャシリーズは、長距離ツーリングに適している操作性や利便性が強みとなっています。加えて、2022年モデルからはARAS(先進運転支援システム)技術を運用するために、レーダーセンサーやコーナリングマネージメント機構・エンジンブレーキコントロールなど、さまざまな機能を標準装備として取り扱いました。
さらに、ニンジャ H2 SXの2023年モデルからはオートハイビーム機能を搭載。オートハイビーム機能は、運転中に周辺環境を確認し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える機能です。そのため、ライダーに対しての負担を少なくして安全性などを高める効果が期待されているようです。
ちなみに、カワサキは、電動バイク2機種とハイブリット車のプロトタイプ、水素二輪コンセプトも同時に発表しました。
まず電動バイク2機種は、ネイキッドタイプ(Z)とフルカウルタイプ(Ninja)になっており、自身の好みに合わせて、どちらのタイプを購入するか選べるのが大きなメリットといえそうです。
この電動バイクは近距離での使用を想定されており、排気量125cc以下、かつ最高出力が11kw以下対応の、欧州ライセンスであるA1ライセンスに適用しています。ちなみに、電動バイクで使用するリムーバブルバッテリーバックは取り外し可能なため、自宅でも気軽に充電が可能です。
そしてハイブリットモデルのプロトタイプは、エンジンを使用せずに電気モーターのみで走行が可能な、ストロングハイブリッド型のエンジンを搭載しています。使用する状況に合わせて電気モーターとエンジンの併用や、電気モーターだけでの走行などを切り替えができるため、活躍できる場面は多くなりそうです。
プロトタイプであるため、車種名などは設定されていないものの、今後さらに開発が進み発売されることもあるかもしれません。
※ ※ ※
世界中から注目を集めているEICMAは、日本のバイクメーカーも多くの新商品を発表するイベントです。2022年のEICMAでは、新モデルの他にも開発途中の電動バイクやハイブリッドモデルなど、カワサキからは4種類の新しいバイクが発表しました。
バイクメーカー大手のカワサキが今後どういったバイクを開発・発表するのか、今から待ち遠しいものです。
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