スイフト・スポーツ マイルドハイブリッドのみ
text:Will Trinkwon(ウィル・トリンクウォン)
【画像】スズキ・スイフト・スポーツ、VWアップGTI、トヨタ・ヤリス、ルノー・メガーヌR.S. 280【ホットハッチ比較】 全53枚
スズキは、排ガス規制への対応のため、新しいスイフト・スポーツのラインナップをハイブリッドのみとすることを明らかにした。
4月に英国で発売予定の、最新のスイフト・スポーツには、既存の1.4Lターボチャージ4気筒ガソリンエンジンに手を入れたものと、48Vセットアップを組み合せた、マイルドハイブリッドが搭載される。
このパワートレインは、スズキの新しいSクロスと、ビターラ・ハイブリッド(日本名:エスクード)でも採用されている。
48Vシステムにより、低い回転数で大きなトルクを発生させることが可能となり、2000rpmから3500rpmで23.9kg-mを達成する。
新しいパワートレインの最高出力は129ps、0-97km/h加速は9.1秒、最高速度は210km/hを達成する。
英スズキ「これまでにないホットハッチ」
スズキのスポークスマンはAUTOCARに対し「48Vをより効率に動作させ、回転数範囲を下げる努力をしています」と語っている。
「スイフト・スポーツは、これまでにないホットハッチに仕上がっています。安全で、トラブルが少なく、スピードを楽しめるクルマとなるでしょう」
この前輪駆動モデルの、CO2排出量は127g/kmでWLTPの基準を満たしており、燃費は現行モデルよりも6%向上し、50.1mpgを達成する。
既存モデルで使用されている、軽量のハーテクト・プラットフォームを採用し、車両重量1025kgを実現している。
プライバシーガラス、DABラジオ、ブルートゥース、リアビューカメラ、デュアルセンサーブレーキサポート、リアパーキングセンサーなどの機能が標準装備される。
アダプティブクルーズコントロールとLEDヘッドライトが、標準として利用できるようになり、17インチアロイホイールを装着する。
新しいスイフト・スポーツの価格はまだ明らかになっていないが、新技術の採用により、前バージョンの1万7999ポンド(230万円)を、わずかに上回るだろうと予想されている。
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