北米ホンダは、2025年モデルのシビック Siを発表。1.5LのVTECターボエンジンと6速MTを搭載し、2024年8月上旬には発売される予定だ。
米国で最も売れているMT車は、シビック!
日本ではあまり知られていない話だが、ホンダは米国ではマニュアルトランスミッション(MT)車の販売ではナンバーワンのブランドだ。そしてシビックは、米国で最も売れているMT車なのだ。今回、2025年モデルとして登場したシビック Siは、MT車のみが選べる、このクラスで唯一のモデルだ。
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シビックは、米国において最も長く販売されているホンダ車でもある。1973年から、米国では1200万台以上のシビックが販売され、過去51年間で米国で最も売れている乗用車トップ3の1台となっている。シビックの高性能バージョンである「Si」は、1986年に初めて導入された。現行型の11代目シビックは、ホンダ ブランドのエントリーカーでもあり、Z世代や初めて新車を購入する人、そしてさまざまな文化のユーザーから最も人気のあるモデルとなっている。
シビック Siのパワートレーンには、最高出力200馬力と最大トルク260Nmを発生する1.5LのVTECターボエンジンを搭載している。組み合わされるトランスミッションは前述のように6速MTで、ダウンシフトを検出するとスロットルをブリップ(空吹かし)して0.43秒でシンクロさせるレブマッチングシステムを備えている。ドライブモードも、ノーマル/スポーツに加えてカスタマイズできるインディビデュアルを備えている。
また、加速中のトラクションを最大限利用するために、ヘリカルLSDも標準装備されている。ブレーキもスタンダードなシビック セダンより大きなものが標準装備され、235/40R18サイズのオールシーズンタイヤ(サマータイヤはオプション)を装着している。このハイパフォーマンスで運転を楽しむために、ボディ構造やサスペンションは改善され、結果的に乗り心地も向上されている。
内外装もエキサイティングな新しいデザインに
エクステリアもパフォーマンスに見合うようにリフレッシュされた。フロントフェシアは新しいハニカムパターングリルなどでよりアグレッシブになり、テールランプもダーク調でスポーツセダンらしい雰囲気を増幅している。マットブラック仕上げの専用Vスポーク 18インチ アロイホイールが、スポーティな外観をさらに強調する。
ヘッドランプ&テールランプ、およびドアミラーとウインドーの周囲にはグロスブラックのトリムがあしらわれる。フロントバンパー下のスポイラーとリアエンドのグロスブラック スポイラーはダウンフォースを増して高速安定性を向上させている。
インテリアでは、9インチ タッチスクリーン、スマートフォンとのワイヤレスリンク、そしてグーグル内蔵ポートやUSBタイプCポートなどを標準装備する。LEDのシフトインジケーターライトも備えている。また、シビック Si専用のボディスタビライジングシートはヒーター内蔵で、ヘッドレスト一体型だがショルダー/サイ サポートといった機能が追加されている。シートバックには赤い「Si」ロゴも入れられている。
スポーツペダルや、ステアリングホイール/センターアームレスト/シフトブーツに入れられた赤いコントラストステッチ、革で包まれたアルミニウム シフトノブ、メタルハニカムのダッシュトリムの赤いアクセントなどが、インテリアのスポーティな雰囲気を盛り上げている。さらに、ホンダの安全運転支援技術である「ホンダセンシング」は、すべてのシビック車に標準装備されている。
北米仕様のシビックは20年近く北米で製造されており、この2025年モデルはカナダのオンタリオ州アリストンにあるホンダの工場で生産される。ホンダは、米国で500万台以上を含む北米で1100万台以上のシビックを生産しており、1982年に米国で自動車の製造を開始して以来、この地域でのホンダの車両生産の4分の1以上を占めている。
日本仕様のシビック「RS」が、ますます気になってきた!
さて、このシビック Siは北米仕様のモデルだが、日本仕様のシビックで気になるのは、2024年1月の東京オートサロン 2024と4月のオートモビル カウンシルなどに参考出品されたシビック「RS(プロトタイプ)」だろう。
こちらに関しては、外観のみが公開されており、「ターボエンジンと6速MTを搭載し、2024年秋の発売に向けて開発中」としかアナウンスされていない。だが、エクステリアはホイールのデザインやリアスポイラーの形状こそ違うものの、北米仕様のシビック Siとほぼ共通のようだ。
おそらくは、2024年秋に日本仕様のシビックも一部改良(マイナーチェンジ?)が施され、同時にスポーティグレードの「RS」が発表される可能性が高そうだ。エクステリアだけでなく、インテリアやシャシ、パワートレーンなどは、基本的に北米仕様のシビック Siと共通と思われる。
ホンダのRSとは「ロードセーリング」の略だから、タイプRほどハードなものは求めないけれど、普通のシビックよりはスポーティな仕様が欲しい!という人には格好の1台になるに違いない。まずは、秋の発表を楽しみに待つことにしよう。
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