■普段使いにもピッタリなMT車がまだまだあった!
ここ数年、新車販売におけるMT車のシェアは2%未満となってしまいました。スポーツモデルなど特定の車種なら、もっとMT比率が高いですが、概ね低いのが現状です。
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一方で、マツダやスズキのように、MT車を積極的に販売しているメーカーもあり、比較的安価なモデルもあります。
いまや燃費や加速性能はATのほうが優れているといわれていますが、やはり操る楽しさという点でMT
車の存在価値はあるのではないでしょうか。
そこで、100万円台で販売しているMT車を5車種ピックアップして紹介します。
●ホンダ「S660」
ホンダ「S660」は2015年に発売された、ミッドシップ・オープン2シーターの軽スポーツです。
同社の軽自動車「Nシリーズ」に搭載された660cc直列3気筒DOHCエンジンに、新設計のターボチャージャーを組み合わせ、優れたアクセルレスポンスを実現。
それを、リアミッドシップのシャシに搭載し、前後重量配分が45:55というスポーツカーとして理想的な重量バランスで仕立てられています。
軽自動車でありながら本格的なスポーツカーの走りが楽しめるよう、トランスミッションは1速から5速をクロスレシオ化した6速MTと、CVT(7スピードモード付)が選択できます。
また、車体の動きをブレーキ制御でコントロールし、コーナーリング時にスムーズな挙動を実現する「アジャイルハンドリングアシスト」をホンダの軽自動車で初めて採用するなど、爽快なドライブが可能です。
価格は、ベーシックグレードの「β」なら6MT/CVTともに198万720円(消費税込、以下同様)ですので、内容を考えると納得できる価格でしょう。
●日産「マーチNISMO S」
日産「マーチ」には初代に「マーチ スーパーターボ」、3代目は「マーチ 12SR」とスポーティなモデルがありました。
そして、現行の4代目では2013年に「NISMO S」という待望のスポーティモデルが発売。NISMO Sには専用の1.5リッター直列4気筒エンジンと5速MTが組み合わされ、116馬力と決して高出力ではありませんが1010kgと軽量なボディに十分なパワーを発揮しています。
また、NISMOのレーシングテクノロジーによって剛性アップされたシャシに、専用にセッティングされたサスペンションとパワーステアリング、エアロパーツなどが装備されるなど、NISMOの名に恥じない構成となっています。
内装もスポーツシートや、本革とアルカンターラを組み合わせた小径ハンドルが採用され、レーシーな雰囲気を演出。
なによりも、ベースは使い勝手のよいコンパクトカーですから、週末には走りを楽しみながら、日常の足としても最適です。
マーチ NISMO Sの価格は184万2480円です。
●スズキ「スイフト」
コンパクトカーのなかでも、走りの評価が高いのがスズキ「スイフト」です。
その走りを実現しているのはスズキが誇る軽量化技術で、全車1トン未満となっており、もっとも軽量なモデルでは860kgと軽自動車に匹敵する軽さですから、多少パワーが低くてもまったく問題ありません。
MTは5速ですが、ハイブリッドやターボを除く3グレードで選択できます。また、通常モデルとは別にスポーツモデルの「スイフトスポーツ」が用意され、こちらは6速MTが採用されています。
通常の1.2リッターエンジン搭載モデルで最廉価なのは「XG Limited」の5速MTで135万円ですが、先進安全装備を装備すると145万6920円となります。
また、よりパワーが欲しいなら、140馬力を発揮する1.4リッターターボのスイフトスポーツが183万6000円からで、こちらもギリギリ100万円台に収まります。
ただし、スイフトスポーツだとパワフルな反面リラックスして乗るタイプのクルマではないので、肩に力を入れず乗りたい人には欧州モデルと同等なサスペンションのスポーティグレード「RS」が向いていて、価格は168万5800円からです。
■MT車といえばマツダとスズキ
●「マツダ2」
2019年7月のマイナーチェンジで、日本国内向けの車名が「デミオ」から「マツダ2」に変更されましたが、基本的な部分は2014年に発売された4代目デミオを踏襲しています。
目に見えてわかる変更はフロントフェイスとリアのデザインで、マツダのデザインテーマ「魂動デザイン」によって、より上位機種に近いフロントフェイスに変化しています。
内装についても大きな変更はないものの、上質な心地よさを目指して色と素材のコーディネーションに、新たなバリエーションが加わっています。
搭載されるエンジンは、従来どおり最高出力110馬力の1.5リッター直列4気筒ガソリンと、最高出力105馬力の1.5リッター直列4気筒ディーゼルの2種類が用意されており、トランスミッションは福祉車両を除く全グレードで6速MTと6速ATが選択できます。
マツダ2の価格はガソリンエンジン搭載車が154万4400円から、ディーゼルエンジン搭載車が195万4800円からです。
また、モータースポーツベース車の「15MB」も引き続きラインナップされており、6速MTのみで162万円となっています。
●スズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」
2018年に20年ぶりとなるフルモデルチェンジがおこなわれ、大いに話題となったスズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」は、クロスオーバーSUVとは一線を画するオフロード性能を持つクロスカントリーSUVです。
ジムニーのエンジンは660ccの直列3気筒ターボで64馬力を発揮し、登録車のジムニーシエラは102馬力の1.5リッター直列4気筒ですから、高速道路を頻繁に走行するなら出力に余裕のあるジムニーシエラがおすすめです。
また、ジムニー/ジムニーシエラは副変速機を昔ながらのレバーで操作し、2WDと4WDの切り替える「パートタイム4WD」を採用していますが、タイヤがスリップしたときの脱出性能を高める「ブレーキLSDトラクションコントロール」や、急な下り坂でブレーキを自動制御する「ヒルディセントコントロール」を新たに装備。
衝突被害軽減ブレーキに代表される先進安全技術も装備できるなど、現代のクルマとして進化を遂げています。
トランスミッションはジムニー/ジムニーシエラともに全グレードで5速MTと4速ATがあり、本格的なクロスカントリーを楽しみたい人から、普段の足としてジムニーに乗りたいという人のニーズまで対応しています。
ジムニーの価格は145万8000円(5速MT)から、ジムニーシエラの価格は176万400円(5速MT)からです。
※ ※ ※
MT車は世界的にも数を減らしています。日本よりMT比率が遥かに高い欧州でも、MTが減ってきていますが、ATの性能的な進化が理由のひとつです。
そんな状況でも、100万円台から200万円台のクルマでは、まだまだMT車が多く存在し、さまざまな用途によって選ぶことができます。
それよりも深刻なのが高額なクルマで、1000万円を超えるようなスポーツカーではMT車がほとんどありません。性能を突き詰めるとATのほうが優れているのは理解できますが、MTならではの楽しさがあるのも確かなので、選択肢は残してほしいところです。
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