■専用パーツを多数装着したスポーティ仕様
ホンダのアメリカ法人は、新型「シビックSi」も登場するレーシングゲーム「Honda Evo Track」のPR動画を2021年10月19日に公開。44秒間の動画では、同日に世界初公開された新型シビックSiの走行シーンも収められました。
11代目シビックの高性能バージョンとして公開された新型シビックSiですが、市販仕様に先行して10月11日にはサーキット仕様の動画が公開されています。それぞれ、内外装デザインはどんな特徴があるのでしょうか。
北米市場において、新型シビックは2021年6月16日にセダンを皮切りに発売されました。
その後、ハッチバックの新型シビックが日本市場では9月3日に発売され(セダンは日本未発売)、北米では9月20日に発売されています。
ホンダは、新型シビックのバリエーションとしてセダンやハッチバックのほかに、パフォーマンスを重視した新型シビックSi、そして究極の高性能を目指した新型「シビックタイプR」が存在することを明らかにしており、北米市場における第三のバリエーションとして、前述のとおり新型シビックSiを発表しました。
セダンボディをベースに開発された新型シビックSiは、高性能バージョンの証となる赤の「Si」バッジが装着されたほか、専用のフロントフェイスやリアの2本出しマフラーなどを採用。
空力パーツとしてフロントスポイラーやリアスポイラーも装備され、高速走行時の安定性に寄与しています。
また、随所に施されたグロスブラック塗装が精悍な雰囲気を演出するほか、10本スポークの18インチアルミホイールは新型シビックSi専用のマットブラック塗装で仕上げられています。
内装には、情熱的な走りを予感させるレッド加飾やレッドステッチを採用。さらに、ヘッドレスト内蔵型のボディスタビライジングスポーツシートやスポーツペダルも採用されたということです。
なお、搭載されるエンジンは最高出力200hp・最大トルク192lb-ftを発揮する高出力版の1.5リッターターボで、6速MTが組み合わされます。
北米での新型シビックSiの発売時期は、2021年末の予定です。
一方、市販仕様に先駆けて公開されたサーキット仕様の新型シビックSiは、2021年12月3日から5日にかけて開催されるサンダーヒル25時間耐久レースへの参戦を目指して開発されているモデルとなります。
外観はボディ全体に施された白い擬装が特徴的なほか、エンジンフード上にはダクトが新たに設けられ、さらに市販仕様と比べてかなり大型化したリアウイングを装着。
また、動画では内装の内張りも剥がされているほか助手席なども撤去されていると確認でき、サーキット仕様らしく軽量化されていることがうかがえます。
※ ※ ※
ホンダは世界の各市場における新型シビックのラインナップについて、セダンおよび新型シビックSiの国内導入についてはアナウンスしていません。
一方、国内に導入するモデルとしては発売済のハッチバックのほかに、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」搭載車、そして前述の新型シビックタイプRを設定することを明らかにしています(ともに2022年追加予定)。
2021年10月4日には、SNSで新型シビックタイプRの開発車両も公開されました。
外観・スペックともに新型シビックSiを上回るスポーツ度で登場することが期待される新型シビックタイプR。2022年の発売に向けていまから注目が高まります。
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みんなのコメント
Siは最大トルク発生回転数が1800~5000rpm
排気側VTEC付きでは、ちゃんとしたセッティングで最大馬力も5700rpmから6000rpmになったのと6500rpmまでタレにくい仕様。
それに比べてノーマルシビックのトルクは4500rpmで頭打ちで先代よりトルクバンドが狭く退化してしまった。
新型シビックL15Cエンジン 182馬力(6000rpm)トルク24.5K(1700~4500rpm) VTEC付き
先代シビックL15Cエンジン(MT) 182馬力(5500rpm)トルク24.5K(1900~5000rpm) VTEC無し
先代シビックL15Cエンジン(CVT) 182馬力(6000rpm)トルク22.4K(1700~5500rpm) VTEC無し