クラシック・レンジを現代的にEV化
英国のレストモッド会社インバーテッドは、クラシックなレンジローバーを電動化するプログラムを発表した。
【画像】レンジローバーが電動化で現代に蘇る【インバーテッド社のレストモッド車両とオリジナル車両を写真で比較】 全25枚
80kWhのテスラのバッテリーと電気モーターを搭載したEVで、年間6台の限定生産となる。22万5000ポンド(約3750万円)から。
6.6kWの車載充電器と、最大100kWのDC急速充電機能を備え、20%から80%まで「約34分」で充電できるという。1回の充電での航続距離は約320km。
最高出力456psと最大トルク61kg-mを発揮し、初代レンジローバーの3.9L V8より大幅にパワーアップした。0-100km/h加速は約5.0秒とされる。
さらに、パワーアップに対応するため、ギアセット、オイルポンプ、リミテッドスリップディファレンシャル、アクスルが新装された。「エコ」、「スポーツ」、「オフロード」の3つの走行モードが用意され、出力と回生ブレーキのレベルが変化する。
エクステリアとインテリアは、新車のような状態に戻すためにオーバーホールされたが、随所にモダンな装飾が施されている。
インテリアには、持続可能な方法で調達されたというモカレザー、センターロック機能、アップル・カープレイ、アンドロイド・オート、USB充電ポイント、防音設備、エアコンなど、現代的な装備が追加される。
12か月の保証付きで、顧客の好みに合わせたカスタマイズも可能だ。ドナー車のレンジローバーはインバーテッド社が調達し、2ドア、4ドア、エクステンデッド・ホイールベースの各仕様が用意される。納車まで12~18か月かかると予想されている。
1台目の「#001」は、オプションのロードハンドリング・パックを装着しており、調整可能なショックアブソーバー、アンチロールバー、25%硬いスプリングを追加することで、激しいドライビングでもコーナーリングがしやすくなり、快適性向上のための調整機能も備えているという。
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