中古車ベースで車体込み200万円~で発売予定!
2021年秋頃を目処に「キット取り付け販売サービス」も開始
「41年落ちのSA22Cでもまだまだ戦える!」25年を費やして育て上げたサーキット仕様
いわゆる平成黄金世代の走り屋ベースマシンは、海外のJDMブームによる輸出需要も手伝って、ため息が出るほど中古車相場が高騰している。
そんな状況を受けて栃木県の“マチュア”が開発したのが、比較的リーズナブルな価格で手に入る前期型RX-8をベースとしたコンプリートチューンド「RX-38(アールエックスサンパチ)」だ。
「RX-7の兄弟だけあって走りの資質は非常に高い。この楽しさを、よりフレッシュに味わってもらえるように見た目を一新したRX-8のリノベーションカーを作ろうと考えたんです」とは、マチュアの増渕代表。
フロントセクションはRX-3をオマージュして大胆なモディファイを敢行。専用の4灯ライトキットを軸に、オリジナルのガーニッシュグリルとアンダーリップ一体式バンパー、バッドフェイスボンネットを組み合わせて往年の旧車スタイルを表現している。
ビス留めフェンダーはフロントが片側65mm、リヤが片側75mmというワイド幅。RX-3のワークス仕様を思わせるマッシブなスタイリングに寄与する。
リヤフォルムやサイドステップのデザインはまだ暫定状態。一体型で、車検にも対応した形状へとアップデートしていく予定だ。
「中古車のRX-8はエンジンが怪しい個体ばかりなので、オーバーホール込み250万円~でのコンプリート販売を予定しています。エンジンが元気な中古車が見つかれば200万円くらいですかね」と熱く語る増渕代表。
続けて「あくまでコンプリートカー前提のボディキットのため、パーツ単体での販売は予定していません。ただし、RX-8オーナーを対象としたRX-38化メニュー(マチュアでの施工のみ)は設定しようと思っています。取り付けからオールペンまで全て含めて総額100万円に収めたいですね」。
車両代やエンジンオーバーホール費用まで含めて、約250万円で完結する個性的チューンドコンプリート。発売時期は2021年の秋頃が予定されているので、オンリーワンのベース車両でカーライフを満喫したいはクルマ好きの方々は、マチュアの動向に注目していただきたい!
●取材イベント:ロータリー魂2021
PHOTO:山本大介
●問い合わせ:マチュア 栃木県宇都宮市宝木本町1650-1 TEL:0120-805-044
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