■トヨタ車のデザインが「大きく変わり始めている!」
トヨタは2022年11月16日、新型「プリウス」を世界初公開しました。
早くも集まる国内外での反響をもとに、今度のプリウスが世界的に成功するのかどうかについて探ります。
【画像】早くも「カッコいい」「欲しい」の声多数!? トヨタ 新型「プリウス」の内外装写真を見る(41枚)
デビューしたばかりの新型プリウスのデザインは、さっそく日本で素晴らしい評価を得ています。
確かに、どんな基準を持ってしてもスタイリッシュで魅力的だと筆者(国沢光宏)も思います。
こうなると気になるのが、海外での評価でしょう。
先日おこなわれた発表会はオンライン上で全世界対象に配信されていたこともあり、さまざまな国の人からコメントが付いていました。
読んでいくとビックリします。こんな高い評価を得た日本車は過去に記憶がなく、もはや「大絶賛」といって良いでしょう。
もっとも多いのは「大好き!」という内容です。
たとえば「大好き、大好き、大好き。これこそ私が待ち望んでいたハイブリッド ハッチバックです!」や「私はこのデザインが大好きです! 実車を見てレビューすることを待ちきれません!」といった具合です。
はたまた「新しいプリウスの素晴らしい仕事(ハート×4) 私はこのデザインが大好きです!」とハートを4つ付けている、女性が書き込んだとみられるコメントもありました。
新型プリウスのデザインは、確かにエモーショナルです。クルマとしてのカッコ良さを全て兼ね備えているといって良いでしょう。
ここにきて、トヨタのデザインがガラリと変わったように感じます。
2015年に登場した先代(4代目)プリウスのデザインについて振り返ると、これまた世界規模で「ugly(アグリー:みにくい、不細工な)」といわれていました。
初代からプリウスを4台続けて買った筆者すら、初めて見た瞬間、エビのようにそのままバックして逃げ出したくなったほどです。もはやゲテモノ好きの範疇、といったらいいすぎでしょうか。
考えてみたらトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」も、先代(2代目)のゲテモノ系から、2022年登場の新型シエンタでグッと愛らしいデザインになりました。
高級車「クラウン」だって、先代(15代目)が貧弱なデザインだったのに、新型はフェラーリの最新4ドアSUV「プロサングエ」と同じような世界最先端のデザインになっています。
この数年でトヨタのデザインの方向性が大きく変わったということだと思います。その最新作が新型プリウスなのです。
今のところ、新しいトヨタのデザイン路線は大成功しているといって良いでしょう。
■世界で集まる「高評価!」 しかし唯一にして最大の懸念点とは
海外のコメントを続けましょう。
発表会に寄せられたコメントで「大好き」系の次に多いのは「新しい」というキーワードです。
例えば「美しいトヨタ。新しいデザイン言語が本当に好き!」とか「新しいデザインが大好き! 頑張れトヨタ!」などなど。
またインテリアも好評で「新しいインテリアは素晴らしいですね! これこそが私たちが求めていたハイブリッドカーです」とあります。
確かに新型プリウスのデザインはモダンなテイストです。
街中で新型プリウスを見かけた、と想像してみてください。
一般的にクルマのデザインは「清潔感」が大切だといわれています。街中にあふれたとき、風景に紛れ込むような方向性も重視されます。
日本車で例えると、初代のホンダ「フィット」や、3代目のプリウス、あるいは現行型「ハイエース」などは、たくさん走っていても気になりません。
加えて、新型プリウスを見かけたら、デザインの理想である「美しいモノに接した気分」も味わえるのではないでしょうか。
実際、新型プリウスを買うというコメントも多くみられ「素晴らしいですね! 2005年に2代目プリウスを購入しました。新しいプリウスは2025年の次の新しいクルマになります」といったものから、もっとダイレクトに「これは私の次のクルマになりますね」というものもありました。
こうした多くのコメントをまとめると「微妙にスポーティで、非常にモダンで、優れた空力係数を失わないように工夫されている。そして美しい」となります。
先代プリウスは、誰だって「カッコ悪い」と思ったことでしょう。世界的な規模で厳しく叩かれ、そして世界的な規模で販売台数激減となりました。
しかし新型プリウスの世界的な評価を見ると、ビジネスとしても成功するに違いありません。
こうなると、最近のトヨタに共通する大きな問題を抱えることになるかもしれません。
それは「生産が追いつかない!」ということです。
新型プリウスにとって、唯一にして最大の懸念点といえます。
もし新型プリウスが欲しいと感じたら、とにかく1日でも早く近くの販売店で商談することをオススメしておきます。
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みんなのコメント
この車が出るまで、世間の評判はよろしくないが、でもコレが近未来的な自動車のデザインなんだろうと信じていた4代目が、やっぱ無茶苦茶ブサイクだったという事が分かった時はビックリした。
例えば『クラウン』を新旧並べた場合、新型の新しさは顕著だが、中には古い形の方がいいという人もいるだろう。
ただ、この『プリウス』を2台並べてたら、どっちがカッコいいかは一目瞭然。
これほどまで顕著に優劣が分かるモデルチェンジも、まあ相当珍しいのではないか?