■日産の中期経営計画で「次期エルグランド」をチラ見せ!?
2024年春、日産は中期経営計画「The Arc」を発表し、30もの新型車が走る姿を公開しました。
そのなかには次期「エルグランド」を思わせるラージクラスミニバンもみられ、日産ファンを中心に大きな話題を呼んでいます。
【画像】めちゃカッコいい! 日産「新型エルグランド!?」を画像で見る(30枚以上)
The Arcでは、電動化の推進や開発・生産方式の革新、新技術の採用、戦略的パートナーシップの説明などが行われました。
そして「2026年度までにグローバルで30車種の新型車を投入する」と明らかにし注目を集めています。
その内訳は、電動車16車種にエンジン車(IEC)14車種というもので、日本においては5つの車種を投入するとしています。
現在国内では、2020年発売の「キックス」、2017年発売の「リーフ」、2013年発売の「スカイライン」、2010年発売のエルグランド、そして2007年発売の「GT-R」が、登場以来4年以上生産され続けています
そのうちキックスはすでに米国で次世代モデルが発表されており、残る4モデルが何になるのかも気になるところですが、なかでもデビューから14年が経過したエルグランドの去就が注目されます。
エルグランドは、初代が1997年5月に誕生。それまでになかった「高級ミニバン」という新たな価値が支持され、またたく間に人気モデルとなっています。
その後2002年、トヨタは真っ向から対抗する「アルファード」を投入したほか、ホンダも「エリシオン」を導入するなど、高級ミニバン市場は激しい戦いが繰り広げられました。
2023年にはトヨタがアルファードと兄弟車「ヴェルファイア」をフルモデルチェンジし、長い納期待ちをともなうほどの絶大な人気を集めていますが、いっぽうで元祖であるエルグランドは、いまも現行モデルを継続販売中です。
刷新を期待する声も高まる中、日産は2023年秋の「ジャパンモビリティショー」で披露されたミニバンコンセプトモデルの「ハイパーツアラー」が、エルグランドの将来像を想起させるデザインで登場しました。
さらに前述のThe Arcでも、同様のフォルムを持つラージクラスミニバンが映像でチラ見せされるなど、期待せずにはいられない情報が日産から次々と提供されています。
モータージャーナリストの鈴木ケンイチさんは、新型エルグランドについて次のように予想します。
「日産は今後電動化率を高める方針ですから、新しいエルグランドもハイブリッド専用車種になるかもしれません。
どうせならば、日産の誇る新技術の可変圧縮比機構を使うVCターボを使ったe-POWERを採用して欲しいものです」
そんな次期エルグランドに対し、SNSなどでも多くの声が寄せられています。
多かったのは「ずっと待ってる」「いつ出るのだろう」と、刷新を待ち望む日産ファンの声でした。
なかには「待ちきれずアルファードに乗り換えた」とのコメントもみられ、フルモデルチェンジは急務といえます。
また「(人気の高かった)初代のようなミニバンが欲しい」「アルファードは初代や2代目のイメージを上手くアレンジして成功した」「原点回帰が復活のカギ」と、初代の人気に思いをはせながら、復活を望む意見も複数見られました。
日産からの公式発表はいまだありませんが、前述のThe Arcでの公開画像にもある通り、そう遠くない時期に新型の登場が期待されるところです。
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