現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 賛否両論。トヨタ ハリアーのリアウインカーはなぜ見えにくいのか?

ここから本文です

賛否両論。トヨタ ハリアーのリアウインカーはなぜ見えにくいのか?

掲載 935
賛否両論。トヨタ ハリアーのリアウインカーはなぜ見えにくいのか?

新型ハリアーはデザイン重視で荷室容量などを割り切った

SUV攻勢を続けるトヨタ。その中で、日本専用車として歴史を重ねてきたのが「ハリアー」です。初代・2代目は「レクサス RX」の日本版でしたが、3代目からはハリアーという完全に独立した日本(右ハンドル)専用モデルとなり、今回、4代目へとフルモデルチェンジを果たしました。

プラットフォームやパワートレインを世界戦略モデルの「RAV4」と共有するハリアーですが、歴代ハリアーと比べてもさらにクーペ風のスタイルを強めた結果、トランク容量が先代モデルより小さくなるなど、ある程度の実用性を割り切ってスタイリングに振る尖ったクルマづくりを感じさせます。

ネットではウインカーが低すぎると話題になっている!?

さて、そんな新型ハリアーについてネットでは“ある部分”がネガティブポイントとして指摘されています。それは「リアウインカーが低すぎて見えづらい」というもの。そこで、ハリアーを含めたミッドサイズSUVのチーフエンジニアを務めた佐伯禎一さんに、この点について質問してみました。

「正直、指摘があることは知っています」と佐伯さん。こうした声が出てくることは、ある程度想定の範囲内だといいます。

ハリアーの日本的な美意識が海外でも通用するか、という挑戦

「新型ハリアーは海外でも展開します(北米での車名は「ヴェンザ」)。先代モデルはもともと日本専用として開発された、日本の美意識が詰まったクルマといえます。つまり、新型ハリアーの海外展開というのは、日本の価値観が海外でも通用するかどうかという挑戦になります。そして、我々はハリアーの価値をSUVのカテゴリーに収まらないエモーショナルさだと考えます。そのエモーショナルなスタイルの象徴といえるのが、遠くから見ても一目でハリアーだと主張する“一文字のシャープなテールランプ”なのです」。

確かに実車で見ると自動車のテールランプとは思えないほどシャープで、アニメーションで表現する日本刀の残像を思わせます。光量や発光面積などの保安基準を満たすような内臓型のターンランプでは、この雰囲気がスポイルされてしまうのでしょう。

保安基準は余裕でクリア。視認性に問題があるわけではない

実際のところ、ハリアーのウインカーはボディの下側についているように見えますが、ウインカーの下をブラックアウトしているために低く見える面もあり、それほど低い位置にデザインされているわけではありません。ブレーキランプの横にウインカーがあるはず、というユーザーの思い込みが違和感を生んでしまうことは否定しませんが、視認性も問題なかったりするのでした。

もっとも、ハリアーではウインカーが非点灯時にはスモーククリアレンズにするなど、ここにウインカーがあると目立たせないようにしているのも事実で、このあたりもデザイン重視の結果です。佐伯さんは「八方美人なモデルでは、商品企画がボケてしまいます」ともいいます。

個人的には、ウインカーが見えづらいという指摘はもっともだと思う部分もありますが、新型ハリアーのスタイルを追求した経緯を考えると、結果的にウインカーを下に置くと判断もリスペクトしたいと思えたのでした。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

沖縄パワーで表彰台へ! 平良響とオキナワドリームレーシングが2025年TGR GR86/BRZ Cupに参戦
沖縄パワーで表彰台へ! 平良響とオキナワドリームレーシングが2025年TGR GR86/BRZ Cupに参戦
AUTOSPORT web
英国で一番忙しい? 日産の巨大工場でクリスマス 休みの日も設備アップグレード
英国で一番忙しい? 日産の巨大工場でクリスマス 休みの日も設備アップグレード
AUTOCAR JAPAN
“EV”の「Gクラス」実際どう? 「Aクラス」4台分のパワー誇る「G 580」が凄すぎ!? メルセデス・ベンツ史上最強の「オフローダー」の実力とは
“EV”の「Gクラス」実際どう? 「Aクラス」4台分のパワー誇る「G 580」が凄すぎ!? メルセデス・ベンツ史上最強の「オフローダー」の実力とは
くるまのニュース
「バック駐車」に勝るものはない! 「前向き駐車」を推奨するメディアに一言 英国記者の視点
「バック駐車」に勝るものはない! 「前向き駐車」を推奨するメディアに一言 英国記者の視点
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニのポリスカー3選…イタリア警察で活躍したファイティングブルの任務は? スピート違反取締ではなく緊急医療対応でした
ランボルギーニのポリスカー3選…イタリア警察で活躍したファイティングブルの任務は? スピート違反取締ではなく緊急医療対応でした
Auto Messe Web
23XIとFRMによるNASCAR独占禁止法訴訟は長期化へ。仮差し止め命令適用でチャーター購入は一部承認か
23XIとFRMによるNASCAR独占禁止法訴訟は長期化へ。仮差し止め命令適用でチャーター購入は一部承認か
AUTOSPORT web
『ホンダNSX GT2(1994年~1996年)』オール日本人クルーで掴んだル・マンの栄冠【忘れがたき銘車たち】
『ホンダNSX GT2(1994年~1996年)』オール日本人クルーで掴んだル・マンの栄冠【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
「ゴツゴツ鳴らない」高速道路の橋、その仕組みは? 全部を“非ゴツゴツ化”できる? 昔は「鳴るのが普通」
「ゴツゴツ鳴らない」高速道路の橋、その仕組みは? 全部を“非ゴツゴツ化”できる? 昔は「鳴るのが普通」
乗りものニュース
ルノー『アルカナ』改良新型、展示・試乗イベント開催へ…2025年新春に東京と兵庫で
ルノー『アルカナ』改良新型、展示・試乗イベント開催へ…2025年新春に東京と兵庫で
レスポンス
約183万円! スバル新型「シフォントライ」登場の反響は? 660cc「直3」エンジン&スライドドア搭載! タフ顔の「5ドア“軽”SUV」に「興味ある」声も
約183万円! スバル新型「シフォントライ」登場の反響は? 660cc「直3」エンジン&スライドドア搭載! タフ顔の「5ドア“軽”SUV」に「興味ある」声も
くるまのニュース
キャデラックのラグジュアリーSUV新型「リリック」が2025年春に上陸へ! 全長5mの“威風堂々”とした電動モデルはどんなクルマ?
キャデラックのラグジュアリーSUV新型「リリック」が2025年春に上陸へ! 全長5mの“威風堂々”とした電動モデルはどんなクルマ?
VAGUE
さようなら、Bowさん【長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:第2回】
さようなら、Bowさん【長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:第2回】
AUTOCAR JAPAN
ネット通販ですぐに荷物が届かなくなってから嘆いてももう遅い! 荷物の3割が運べなくなる「2030年問題」に危機しか感じない!!
ネット通販ですぐに荷物が届かなくなってから嘆いてももう遅い! 荷物の3割が運べなくなる「2030年問題」に危機しか感じない!!
WEB CARTOP
ゼロスポーツ、エンジンルーム内の温度上昇を抑える『BRZ/GR86』用「クールインシュレーター」発売
ゼロスポーツ、エンジンルーム内の温度上昇を抑える『BRZ/GR86』用「クールインシュレーター」発売
レスポンス
トヨタGR、『GR86/BRZ Cup』『ヤリスカップ』『ラリーチャレンジ』の2025年カレンダーを発表
トヨタGR、『GR86/BRZ Cup』『ヤリスカップ』『ラリーチャレンジ』の2025年カレンダーを発表
AUTOSPORT web
BMW「M5ツーリング」日本初上陸!727馬力、M専用PHEVシステム搭載の高性能ワゴン
BMW「M5ツーリング」日本初上陸!727馬力、M専用PHEVシステム搭載の高性能ワゴン
グーネット
1000馬力超えの“新型スーパーカー”「ヴァルハラ」登場へ! 爆速の「V8ツインターボ」をミッドに搭載! アストンマーティン史上「最強モデル」は日本国内でも目撃可能!?
1000馬力超えの“新型スーパーカー”「ヴァルハラ」登場へ! 爆速の「V8ツインターボ」をミッドに搭載! アストンマーティン史上「最強モデル」は日本国内でも目撃可能!?
くるまのニュース
新型「フリード」キャンピングカーを25年1月末に発表! ホワイトハウスキャンパーが斬新「パカッとルーフ」の“車中泊”仕様「STYLE_iD」幕張でお披露目へ
新型「フリード」キャンピングカーを25年1月末に発表! ホワイトハウスキャンパーが斬新「パカッとルーフ」の“車中泊”仕様「STYLE_iD」幕張でお披露目へ
くるまのニュース

みんなのコメント

935件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索
ハリアーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村