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新モデル「iX1 eDrive20」がBMWのEVに追加。実質500万円前後で購入可能かも?

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新モデル「iX1 eDrive20」がBMWのEVに追加。実質500万円前後で購入可能かも?

独BMWは9月5日、バッテリー電気自動車(BEV)である「iX1」に、新グレード「iX1 eDrive20」を設定し、発表した。

BMWの新たな電動エントリーSUV

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BMWがSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼ぶSUVシリーズのうち、最もサイズの小さい「X1」をベースに、パワートレーンを電動化した「iX1」。今年2月にフルモデルチェンジした同モデルに、お手頃な新グレード「iX1 eDrive20」が追加された。

全長4,500mm×全幅1,835mm×全高1,620mmというボディサイズは、都市生活者にもピッタリのサイズ感だったが、従来のグレード構成は、前後ツインモーターのAWDパワートレインが最高出力272psを発揮する「iX1 xDrive30」のみ。スタート価格はBMWのBEVの中では最も安価ではあったものの、698万円となかなかの高額となっていた。

こうした状況のなか、よりリーズナブルなEVを求める人に朗報となるのが、今回本国で発表されたeDrive20だ。パワートレーンは204hp(約207ps)を発揮するシングルモーターによるFWD。xDrive30に比べると2割程パワーで及ばないが、0-100km/h加速は8.6秒、最高速度は170km/h(リミッター作動)と、街乗りには十分なスペックを確保している。駆動方式も頻繁にスキー等のレジャーへ出かけるのでなければ、FWDで必要十分と考える人もいるだろう。

eDrive20のフロアに搭載されるバッテリーの容量は64.7kWh。日本仕様のxDrive30が66.5kWhであるのに対し、若干小さい容量となるが、その差は微々たるもの。また、eDrive20の航続距離(WLTP暫定値)は、最大475kmとアナウンスされており、日本仕様のxDrive30(最大465km)よりも若干伸びている。基準等の差異による影響はあるにしても、xDrive30とeDrive20はほぼ同程度の航続距離と考えていいだろう。

>>>次ページ 車両価格は約600万円。補助金を利用できるとすれば……

車両価格は約600万円か。補助金を利用できるとすれば……

eDrive20の装備については、エントリーグレードとはいえ、プレミアムブランドにふさわしい充実度が揃っている。例えば、BMWマップナビゲーションシステム、2ゾーンフルオートエアコン、最新の運転支援システム、リバースアシストカメラを含むパーキングアシスタントなどはすべて標準。もちろん、コクピットには、10.25インチディスプレイとドライバーに向かってカーブした10.7インチディスプレイを組み合わせたBMWカーブドディスプレイが奢られる。

生産は本年11月に開始され、その本国価格(付加価値税込み)は47,900ユーロと発表済み。参考までに、xDrive30の本国価格は55,000ユーロだから、eDrive20はおよそ12.9%安い。

ここから、仮にeDrive20が国内導入された場合の価格を推計すると、約608万円となり、BEVへの補助金を考えると、住んでいる自治体によっては500万円を切る価格でiX1を購入できる計算だ。内燃機関仕様のX1は586万円からなので、それと比べてもかなりお買い得といっていいだろう。

普段使いにぴったりな性能、そしてプレミアムな装備と魅力の多いiX1 eDrive20。ぜひとも早期の国内導入を期待したいところだ。

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みんなのコメント

1件
  • ないない、ヨーロッパの価格考えたら安すぎるから。日本は
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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