現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 三菱ふそうとニコン、AI活用の車載カメラシステム共同開発…「CES 2025」で初公開へ

ここから本文です

三菱ふそうとニコン、AI活用の車載カメラシステム共同開発…「CES 2025」で初公開へ

掲載
三菱ふそうとニコン、AI活用の車載カメラシステム共同開発…「CES 2025」で初公開へ

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)とニコンは、トラックおよびバス向けの新型車載カメラシステムを共同開発したと発表した。このシステムは2025年1月7日に米ラスベガスで開幕する「CES2025」のニコンのブースで初公開される予定だ。

両社が共同開発したカメラシステムの特徴は、望遠レンズと広角レンズを一体化し、AIによる画像認識技術を活用することで、車両周辺や遠方にある対象物の検知精度を大幅に向上させた点にある。

自動追尾『eキャンター』は完全自動運転への布石…ジャパンモビリティショー2024

特に大型トラックの場合、ドライバーの視認範囲が限られるため、車両左側や前方直下などの死角になりやすい位置にいる歩行者やバイクなどの検知が重要となる。このカメラシステムは、車両周辺および遠方の全周囲360度を途切れなく見ることが可能で、トラックやバスの死角になりやすい周囲の情報を瞬時かつ的確に検知できる。

望遠レンズと広角レンズを一体化したレンズを車両周辺に効率的に配置することで、車両の前後左右の全方位を360度確認することができる。また、同じ軸のレンズで捉えることができるため、映像のずれがなくスムーズに被写体を捉えることが可能だ。これにより、AIによる道路標識や車両周囲の歩行者などの対象物認識の精度向上に貢献する。

このシステムにより、安全運転の確保におけるドライバーの精神的疲労の軽減が期待される。また、カメラの視認性向上によって、車線維持機能などの運転自動化機能の性能向上にもつながり、特に長時間の運転を伴う大型トラックのドライバーの疲労軽減にも貢献する。

MFTBCとニコンは2020年から共創活動を行ってきた。MFTBCは先進技術の開発を用いたトラック・バスのさらなる安全強化を目指し、今後も様々な取り組みを続けていく。

本システムの開発は、大型車両の安全性向上に大きく寄与することが期待される。自動運転技術の進化と相まって、道路交通の安全性向上に貢献する可能性が高い。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スバル『フォレスター』新型、米IIHSの最高安全評価「TOP SAFETY PICK+」獲得
スバル『フォレスター』新型、米IIHSの最高安全評価「TOP SAFETY PICK+」獲得
レスポンス
日本精機がBtoCブランド立ち上げ、第一弾は後付けヘッドアップディスプレイ 2025年2月発売へ
日本精機がBtoCブランド立ち上げ、第一弾は後付けヘッドアップディスプレイ 2025年2月発売へ
レスポンス
メルセデスベンツ、自動運転レベル3の最高速度を「95km/h」に引き上げ…独当局から認可
メルセデスベンツ、自動運転レベル3の最高速度を「95km/h」に引き上げ…独当局から認可
レスポンス
オペル、EVを全車種に設定…ドイツの自動車メーカー初
オペル、EVを全車種に設定…ドイツの自動車メーカー初
レスポンス
日産『ノートオーラ』、新グレード「AUTECH SPORTS SPEC」登場…パフォーマンスダンパーをヤマハと共同開発
日産『ノートオーラ』、新グレード「AUTECH SPORTS SPEC」登場…パフォーマンスダンパーをヤマハと共同開発
レスポンス
トヨタ、ピックアップトラックにも高性能ハイブリッド「i-FORCE MAX」搭載!『タコマ TRDプロ』登場
トヨタ、ピックアップトラックにも高性能ハイブリッド「i-FORCE MAX」搭載!『タコマ TRDプロ』登場
レスポンス
コンチネンタル、生体認証搭載の「IQを持つクルマ」初公開へ…CES 2025
コンチネンタル、生体認証搭載の「IQを持つクルマ」初公開へ…CES 2025
レスポンス
[15秒でニュース]エアロ装備のホンダ『プレリュード』新型…東京オートサロン2025で初公開へ
[15秒でニュース]エアロ装備のホンダ『プレリュード』新型…東京オートサロン2025で初公開へ
レスポンス
トヨタ『bZ4X』、最大6000ドル価格引き下げ…EV初の「ナイトシェード」も設定
トヨタ『bZ4X』、最大6000ドル価格引き下げ…EV初の「ナイトシェード」も設定
レスポンス
トヨタ『RAV4』次期型はやっぱり「ハンマーヘッド」採用! ワールドプレミアは2025年夏か
トヨタ『RAV4』次期型はやっぱり「ハンマーヘッド」採用! ワールドプレミアは2025年夏か
レスポンス
三菱オートリースら3社「中古EVリース」提供へ、バッテリーの国内循環型モデルも構築
三菱オートリースら3社「中古EVリース」提供へ、バッテリーの国内循環型モデルも構築
レスポンス
EV需要が鈍化、ピックアップトラック『ラム』の電動化計画を変更、PHEVモデル先行発売へ
EV需要が鈍化、ピックアップトラック『ラム』の電動化計画を変更、PHEVモデル先行発売へ
レスポンス
ホンダ、次世代EV「0シリーズ」2車種をCES 2025で世界初公開へ
ホンダ、次世代EV「0シリーズ」2車種をCES 2025で世界初公開へ
レスポンス
「ネーミング通りの雰囲気」トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』発表に、日本のファンも注目
「ネーミング通りの雰囲気」トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』発表に、日本のファンも注目
レスポンス
セルスター工業、「東京オートサロン2025」で新型取締機対応のレーダー新モデルを先行公開
セルスター工業、「東京オートサロン2025」で新型取締機対応のレーダー新モデルを先行公開
レスポンス
走行距離が表示されない…三菱ふそう『キャンター』など2車種をリコール
走行距離が表示されない…三菱ふそう『キャンター』など2車種をリコール
レスポンス
台湾・ホンハイの“参戦”で目覚めた日産・ホンダの経営統合協議入り[新聞ウォッチ]
台湾・ホンハイの“参戦”で目覚めた日産・ホンダの経営統合協議入り[新聞ウォッチ]
レスポンス
ダイドードリンコ、トヨタや日野が参画の「燃料電池トラック」を初導入
ダイドードリンコ、トヨタや日野が参画の「燃料電池トラック」を初導入
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村