角田裕毅、悔しいF1開幕戦の借りを返す中国GPスプリント6位に「満足している」決勝では9番グリッドから入賞狙う

F1中国GPのF1スプリントでレーシングブルズの角田裕毅は6位入賞を果たし、「満足している」と語った。

レーシングブルズの2025年マシンVCARB 02は開幕から中団グループ最上位のパフォーマンスを発揮しており、開幕戦オーストラリアGPの予選では角田が早速5番手に食い込んだ。

しかしその決勝レースでは雨に翻弄され、チームは戦略ミス……角田はレースの大半を6番手で走行していたものの、12位まで転落し入賞を逃すという悔しい結果に終わった。

それから1週間後の中国GPはスプリントフォーマットでの開催となり、ここでもレーシングブルズはオーストラリアGPからの勢いを引き継ぎ、角田はスプリント予選で8番手タイムをマークした。

角田はF1スプリントのスタートでメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリの前に出ると、序盤の混乱でマクラーレンのランド・ノリスがポジションを落としたことで6番手に浮上。その後はアントネッリが追いすがるも角田は抑え込み、ポジションを守りきって6位でチェッカーを受けた。

レーシングブルズにとって、角田にとっても6位の3ポイントが今季初得点。角田は開幕戦で失ったポイントをF1スプリントで取り戻すことができたと語った。

「今回は力強いスプリントレースを展開することができました。確かに簡単ではありませんでした」

角田はチームを介してそう語った。

「終始ペースが良かったのが印象的です。とても厳しいレースになると思っていましたが、上手く抑えてトップチームの前をキープすることができました。間違いなく楽しかったです」

「終盤は予想よりもデグラデーション（タイヤの性能劣化）が酷かったですが、マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができましたし、特に先週はビッグポイントを失っていただけに、最後の2～3ポイントをもぎ取ることができて満足しています」

F1スプリントの数時間後には、決勝レースに向けた予選セッションが行なわれ、レーシングブルズは2台揃ってQ3に進出。最終アタックでハジャーが7番手までタイムを改善する一方で、角田はターン13でコースオフを喫したことでラップを完了することができず9番手となった。

角田は1周をまとめ上げることができなかったことを悔やみつつも、日曜日の決勝レースではハジャーと共に2台でポイントを獲得できる可能性があると語った。

「予選では2台ともスーパーグッドなパフォーマンスを発揮できています」と角田は続けた。

「こことファクトリーにいるチームの努力には感謝しかありません。貢献度合いは半端ないですし、素晴らしい仕事ぶりです」

「僕自身は、Q3で苦戦して、少しミスがありました。ターン13では少しヒヤッとする瞬間があり、コースオフをしてラップを終えることができませんでした。それまでは良いラップでした」

「アイザックもとても良い仕事をしてくれました。日曜日のレースでは、スプリントレースのように2台ともポイントを獲得できる可能性があると思います」

Comments

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さて、角田氏はどこまで前に行けるかな？
スタート頑張ってください。

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決勝で1ポイントでも取って鈴鹿に繋げよう。表彰台なら来季の契約が転がり込むだろう。