F1第3戦オーストラリアGPは、実に3回も赤旗が出されるという波乱のレースになった。これについてジョージ・ラッセル(メルセデス)は、FIAの対応を疑問視している。
特にラッセルが言及したのは、9周目に起きた1回目の赤旗中断。アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)がターン7でコントロールを失い、バリアにノーズをぶつけてコース上でストップしたことがその発端だった。当初はセーフティカーが出されて事故処理にあたったが、その後赤旗が掲示された。FIAはこれについて、コース上にばら撒かれたグラベルやデブリの清掃が必要だったからとしている。
【動画】もうめちゃくちゃ……F1オーストラリアGP、2度目のリスタートでクラッシュ続発。一体何が起きた?
その後レース終盤にもケビン・マグヌッセン(ハース)がクラッシュしたことで同様にデブリが散乱し、2度目の赤旗。その後残り2周でリスタートが切られたがスタンディングスタートだったこともありクラッシュやコースアウトが多発し、3度目の赤旗が出された。
結局レースは2度目の赤旗後、つまりリスタート前のオーダーに戻され(リタイア車両除く)、セーフティカー先導で残り1周を消化してチェッカー。リスタート後の混乱でニコ・ヒュルケンベルグが7番手から4番手まで上がっていたハースはこれに抗議したが結果は覆らなかった。
今回ラッセルは、1回目の赤旗中断によって不利を被ることになった。序盤にレースをリードしていたラッセルはアルボンのクラッシュを見てライバルに先んじてタイヤを交換し、7番手でコースに復帰。これでタイヤの2スペック使用義務を満たしたが、直後に赤旗中断となったことで、その他のドライバーはトラックポジションを落とすことなくタイヤを替えることができ、ラッセルはただ順位を落としただけとなってしまったのだ。
結果的にはパワーユニットのトラブルでリタイアに終わったラッセルだが、今週末のパフォーマンスは昨年初優勝を記録したサンパウロGPのそれにも匹敵するものだったと評価している。ただFIAによる赤旗の判断には疑問を隠せない様子だった。
FIAは前戦サウジアラビアGPでも、セーフティカーの出動を巡って批判を浴びた。ランス・ストロール(アストンマーチン)がトラブルでストップした際、エスケープロードにマシンを停められていたにもかかわらず、カメラアングルの関係でそれに気付かずにセーフティカーを出すことになったのだ。
F1の選手会組織であるGPDAでも理事を務めるラッセルは、この件も引き合いに出しながら次のように語った。
「あの赤旗は完全に不必要なものだった。コース上には確かにグラベルが落ちていたけど、レーシングラインは綺麗だった。過去にはもっと酷い状況もあった」
「前回のサウジアラビアで、マシンが完全にコース外に出ているのにセーフティカーが出された件を彷彿とさせるような出来事だった」
「今のところは、いくつかの裁定についてどういう状況でそうなったのか分かっていない」
「これらを改善しようと、FIAとも一緒になって色々やっているんだけど、なかなか難しいみたいだ」
またマクラーレンのランド・ノリスは、赤旗の判断は安全性に基づいたものというよりも、人為的にドラマを生み出してレースを面白くするためのものだったのではないかと話した。
「赤旗に関しては、見どころを作るためだったような気がしている」とノリスは言う。
「僕だって理由もなく不運に見舞われていた可能性があった。(終盤のリスタートでは)ヒュルケンベルグとクラッシュしていたかもしれない。あの時はみんなコースアウトしたり、急にステアリングを切ってきたりしていたからね」
「彼らは面白いものを見せようとするから、誰かが不運に見舞われたり、突然全てを奪われることになったりするんだ」
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