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新型レンジローバー・スポーツ フルモデルチェンジで3代目へ 日本価格は?

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新型レンジローバー・スポーツ フルモデルチェンジで3代目へ 日本価格は?

スポーツ性とラグジュアリー

ランドローバーは、新型レンジローバー・スポーツを発表した。V8をはじめとする多くのパワートレイン、新しい全輪操舵システム、最新インフォテインメント・システムなどを備え、3代目に生まれ変わった。

【画像】新型レンジローバー・スポーツ、どう進化した?【2代目と写真で比較】 全125枚

昨年発表された5代目レンジローバーとともに開発され、ファミリーとしての一貫性を確保しつつ、十分な差別化を図っている。

ジャガー・ランドローバー(JLR)のデザイン責任者であるジェリー・マクガバンは、「スポーツラグジュアリーの再定義」であり、「モダンで、適切で、進歩的」なモデルであると述べている。

ダム放水路を走破するパフォーマンス

新型レンジローバー・スポーツの最上級モデルは、現時点では最高出力532psのBMW製ツインターボ4.4L V8ガソリンを搭載し、0-100km/h加速4.5秒を実現する。

JLRの車両プログラム担当エグゼクティブ・ディレクター、ニック・コリンズは、このV8モデルが人気の中心になるだろうと予測している。「V8の需要は現在とても強いのです。大排気量のガソリンエンジンとEVに(好みが)分かれているようです」

新しいプラグインハイブリッド(PHEV)も売れ筋になると予想される。最もパワフルなものでは、3.0L 6気筒ガソリンエンジンに、38.2kWhのバッテリー、出力143psの電気モーターを組み合わせ、合計出力510psを発揮。0-100km/h加速は5.4秒、電気のみでの航続距離は113km、CO2排出量は18g/kmを達成している。エンジンも含めた総航続距離は740kmになる。

ベースモデルは、直6ガソリンエンジン搭載の「P400」と、6気筒ディーゼル搭載の「D300」および「D350」で、それぞれ48Vマイルドハイブリッド・システムが組み合わされている。

EVモデルは2024年に登場する予定。高性能モデルのSVRも導入予定だが、詳細は明らかにされていない。SVRはV8エンジンを搭載するが、EVモデルには、技術パートナーであるBMWから供給されるドライブトレインを使用する可能性がある。

新型レンジローバー・スポーツの発表とともに、アイスランドのダムの放水路を走行する映像も披露されている。

狭い道での取り回し改善 高速安定性も

レンジローバー・スポーツは、上位のレンジローバーと同じ「MLAフレックス」と呼ばれるプラットフォームを採用している。このプラットフォームは、現行モデルよりも35%ねじり剛性が高いという。

コリンズは、「MLAアーキテクチャと最新のシャシーシステムが一体となり、これまでで最も魅力的でスリリングなレンジローバー・スポーツを実現できました」と語っている。

電子制御アクティブロールコントロール・システムにJLR独自のダイナミック・レスポンス・プロを使用しており、各アクスルに最大143kg-mのトルクを送ることで、「新次元のボディコントロールとコーナリングの落ち着き」を実現するという。

また、圧力可変エアサスペンションを採用。エアバッグ内の圧力を調整することで、幅広い走行シーンへの適応を図った。ナビゲーション・データで前方の道路を読み取り、コーナリングなどで最適なレスポンスを実現する機能も備わっている。

トルクベクタリングバイブレーキ、電子ディファレンシャル、全輪操舵など、コーナリング性能を向上させるシステムを複数搭載。全輪操舵システムは、低速時に後輪を前輪と逆方向に最大7.3度回転させて取り回しを確保とともに、高速走行時は全輪と同方向に回転させて安定性を向上させるものだ。

さらに、ランドローバーのオフロード用最新システム「テレイン・レスポンス2」を搭載し、新しいアダプティブ・オフロード・クルーズ・コントロールが導入されている。4つの設定に応じて速度を自動的に調整するもので、ドライバーはステアリング操作に集中することができる。

デザイン正常進化 張りのあるモダンな仕上げ

スタイリングは現行モデルを進化させたものとなっているが、ホイールベースは75mm延長され、リアのレッグルームが改善されている。

エクステリアデザイナーのドミニク・ナジャフィは、リアに向かって「加速」していくルーフライン、ボディを連続的に取り囲むウエストライン、そしてリアでキックアップするロワーパーツの3つがデザインの基本要素であると語っている。

「ボディからガラスまでシームレスな仕上げで、ボディサイドはとても滑らかです。現行モデルのレンジローバー・スポーツよりも洗練されています」

「リアでは、ナンバープレートを下に移動させ、以前よりもすっきりとしたサーフェイスにしました。グラフィックも調和がとれています。目立つようなものは一切ありません。とてもモダンなアプローチです」

インテリアでは、フラッグシップのレンジローバーよりもドライバー中心で設計されている。ステアリングホイールはレンジローバーと同様だが、着座位置は20mm低い。

高い位置にセットされたセンターコンソールの延長線上には、最新世代インフォテインメント・システム「Pivi Pro」を搭載した13.1インチの曲面スクリーンが備わっている。ドライバー正面には、13.7インチのメーターディスプレイが配置された。無線アップデート、アップル・カープレイおよびアンドロイド・オート、アマゾン・アレクサに対応している。

日本仕様の価格は、1068万円(税込み)からとなる。

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