女子仕様のド派手コーデの軽トラ登場
カスタム軽トラは数あれど、ここまでやるとまさに異色ともいうべき境地があります。世の中には、まだ我々に知られていないカスタムも多くありますが、今回紹介する“カズボン”さんのダイハツ S500P型「ハイゼット ジャンボ」は驚くべき1台でした。日本独自の規格である軽トラを農道のスーパーカーから、公道のスーパーマシンに変身させたインパクト重視のカスタムカーを詳しくみていきましょう。
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小物も含めてアップデートを極めた1台
アップデートの楽しさはエクステリアにある。まさにこの言葉を具体的に表現すべくカスタム軽トラの可能性を切り開くのがS500P型ダイハツ「ハイゼット ジャンボ」乗りの“カズボン”さんだ。この軽トラが放つインパクトは凄まじく、まさに大胆すぎるカスタム技が圧巻の極みといった感じである。
軽トラとは思えないほどスタイリッシュにまとめ上げたエクステリアは、基本的にカスタムショップとして有名な翔プロデュース製のエアロパーツを中心に装着。ボディキット構成は、フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパー、リアウイング、オーバーフェンダーといったパーツをセット。フロントグリルはESB製のバッドフェイスによって鋭く勇ましい表情を作り出している。
ピンクをポイントにして、スワロフスキーで華やかさを演出
ボディ全体は小粒フレークを加えたホワイト&ピンクのツートーンカラーでコーディネイト。ボディサイドと荷台のトノカバーに描くエアブラシがオーナー自慢のポイントということだった。
ボディのカラーリングに合わせ、インテリアもダッシュパネル、シートカバー、ドアトリム、フロアマットを含めオールピンクで統一。純正パネルの黒とコーディネートしているが、それだけでは華やかさに欠けるという理由から、メーターまわりを含めた一部パーツをスワロフスキークリスタルを使って装飾し、煌びやかに魅せる工夫も施していた。
女子力高めなトータルコーディネートだけど、オーナーはじつは……
また、軽トラとしては物凄く低い車高は、エアロパーツの影響ではなく、サスペンションをエアサス仕様にしているためだった。ついに軽トラ界もエアサス車が普及する時代に突入していて、オーナーに話を聞くと、カスタム軽トラ乗りの間では定番になっているとか。そして、“カズボン”さんは、さまざまなメーカーが軽トラ用エアサスをリリースしている中からReviveを選択。その理由は信頼性の高さにあるという。
また、リアにまわって見ると、そこにはインパクト高めのマフラーの存在に気づく。センター1本、左右3本で構成された7本出しマフラーは、出口がハート形状で女子仕様として製作。内装も含め、女子力高めなイメージになっているが、この軽トラのオーナーの“カズボン”さんは女性ではなく男性だ。てっきりクルマの前に立つ綺麗なお姉さんオーナーかと思ってしまったが、この方は仲良しのお仲間という関係性。こうしたトリッキーさも含め、“カズボン”さんは自分が思い描くカスタム軽トラという創作を楽しんでいた。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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