■ハイパワーなハイブリッド車も設定へ!
トヨタの米国法人は2023年11月28日(現地日時)、ピックアップトラック「タコマ(2024年モデル)」を発表しました。
タコマは、20年近くにわたってミドルサイズのピックアップトラックのセグメントを席捲してきたモデルです。
今回8年ぶりのモデルチェンジで4代目へと進化し、従来モデルからの耐久性や信頼性といった特徴を受け継ぎながら、頑丈なスタイリングやそしてどこにでも行ける機動力、最新の技術を取り入れました。
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新型タコマのボディサイズは明示されていませんが、従来モデルのボディサイズは全長5392-5728mm×全幅1890-1910mm×全高1793mmと大きなボディを持ちます。
新型タコマは、「タンドラ」、「セコイア」、新型「ランドクルーザー」と共通の「TNGA-Fグローバルトラックプラットフォーム」をベースとし、米国市場向けに特別に設計・デザインされました。
高張力鋼シャシが使用され、従来モデルよりも剛性が向上。上部ボディにはアルミニウムを用いることによって、重量の軽量化を実現しています。
新型タコマが大きく進化した点のひとつに、新しいコイルスプリング・マルチリンク・リアサスペンションの採用があります。
この新しいサスペンションは、オンロードでもオフロードでも優れた性能を発揮し、乗り心地とハンドリングが向上しました。
パワートレインは、最高出力278ps・最大トルク317lb.-ft.を発揮するi-FORCE 2.4リッターターボエンジンと、このエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」を設定。
i-FORCE MAXはシステム最高出力326ps、最大トルク465lb.-ft.を発揮し、高い動力性能と環境性能を兼ね備えています。
トランスミッションは、ターボのi-FORCEエンジン搭載車が8速ATもしくは6速MTを選択可能、ハイブリッド車のi-FORCE MAXは8速ATのみです。
新型タコマのデザインは、カリフォルニア州ニューポートビーチとミシガン州アナーバーにあるトヨタの北米拠点であるCALTYデザインセンターが担当しました。
開発テーマは「Badass Adventure Machine(直訳:“ヤバいアドベンチャーマシン”)」。従来モデルよりもさらに角張った、存在感のある外観デザインです。
さらに、スキッドプレート風のフロントバンパーや張り出したワイドフェンダーなどが、アドベンチャーマシンらしい力強さを強調しています。
インテリアも、エクステリア同様に直線を多用したタフな仕立てとなっている一方で、14インチタッチスクリーンディスプレイのトヨタオーディオ マルチメディアシステムといった最新装備が備わります。
米国でのグレード展開は「SR」、「SR5」、「TRDプレランナー」、「TRDスポーツ」、「TRDオフロード」、「リミテッド」、「TRDプロ」、「トレイルハンター」を用意。
従来モデルと同様に、新型タコマには4ドアのダブルキャブ(5人乗り)と2ドアのエクストラキャブ(2人乗り)の2つのスタイルが用意されました。
なかでも、SR、SR5、TRDプレランナーに設定されるエクストラキャブは実用性を重視しており、2人掛けの座席と後部キャビンの機能的な収納エリア、6フィートのベッドのみが装備されています。
エクストラキャブには後部ドアも後部座席もありませんが、多くの収納オプションが設定され、キャビンを最大限に活用することができます。
※ ※ ※
米国での新型タコマの価格は3万1500ドルから。エントリーモデルは日本円で約462万円という戦略的な価格で販売されます。
まずはi-FORCEエンジン搭載車が2023年12月に発売され、ハイブリッド車のi-FORCE MAXは後から発売されることになっています。
i-FORCE MAXの価格や発売日は近日中に発表される予定です。
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