明確な定義はないがスポーティなクーペ系が多かった
最近ではあまり使われなくなった言葉がスペシャリティカーだ。逆に1980年代あたりをリアルに体験した方は、非常に懐かしい響きだろう。ルーツとなるのはトヨタの初代セリカ、いわゆるダルマセリカで、1970年に登場している。つまりここから始まって、1980年代に最高潮を迎え、1990年代から下火になり、現在に至るといった感じだろうか。きちんとした定義のない、ふんわりとしたジャンルなので、同じコンセプトのクルマがあるのも面白いところだろう。
そういえばあった……なんて言うべからず! 1代限りで消えるも入魂作だった悲運の軽スペシャリティカー3台
そもそも初代セリカ自体、アメ車の雄、フォード・マスタングのコンセプトを真似たもので、エンジン、トランスミッション、装備を自由に組み合わせることができるのはそのためだ。
では、スペシャリティカーの定義とはなんなのだろうか?
先にも紹介したようにふんわりとしたジャンルなのだが、スポーツカーっぽいデザインで、2ドアクーペが多い。あくまでも「ぽい」というのが重要で、性能もスポーツカー的な高性能とまではいかないまでも、それなりの性能を確保していた。初代セリカはこれに当てはまるし、マスタングもコルベットやカマロなどのフルサイズV8のイメージをうまく利用したものだとわかるハズ。
スポーツカー、スポーティカーが絶滅に近い現状からしてみれば十分、輝いている感じでうらやましいが、その輝きをもって1980年代のデートカーブームにつながっていく。
「あるといいけど、なくても困らないクルマ」なんて発言も
マークIIなどのサルーン系があるので、スペシャリティカー=デートカーとは必ずしもならないが、シルビア、プレリュード、ソアラなどのクーペ系はスペシャリティカーに当てはまる。そのほか、当時スペシャリティカーと呼ばれたのは、スバルのSVXやマツダのユーノスコスモなどで、トヨタのスープラの70系をそう呼ぶ人もいた。
という解説でなんなくだがわかってもらえただろうか? あくまでもなんとなくだが。デートカーは要は女子大生受けがいいクルマというイメージだったので、比較的わかりやすかった。そもそも当時ですら、スペシャリティカーについての定義は曖昧で、自動車雑誌の企画でも「スペシャリティカーとはなんぞや?」的な企画があったほど。
ある自動車評論家が当時「あるといいけど、なくても困らないクルマ」と言っていたのは今でも覚えているが、言い得て妙であり、スペシャリティカーというものはなにかをうまく表しているように思われる。
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