クルマの走る楽しさを伝えるべく、普段は取材する側のメディア自らがチームを組み、意地とプライドを賭けて挑戦するレース「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」が今年も2020年9月5日(土)に筑波サーキットで開催されました。限られた燃料で時間内に多く周回したチームが勝利する伝統のメディア4耐は、今年はコロナ禍の影響もあり、無観客にてマツダ公式サイトよりwebでのライブ中継を実施、無給油でレース時間も4時間から2時間半に短縮された特別なルールでの実施となりました。
強豪チームは、元プロレーサーやレース経験豊富なジャーナリストなどをゲストドライバーとして起用していますが、カービューチームは2014年より全員社員で構成、チームワークのみを武器に、素人チームで上位を目指して参戦しています。今年のドライバーはカービュー社の自動車部員のみで構成し、筑波サーキットのライセンス走行では各自所有している愛車のマツダ「NCロードスター」、マツダ「NDロードスター」、ホンダ「S2000」、スズキ「スイフトスポーツ」を走らせて日頃より鍛錬に励んでいますが、ここ数年の戦績は入賞も遠い状況です。
当日の天気は晴れ。予報では通り雨が降る確率が高く、各チームは昨年までのレース経験や、ブリヂストンのスポーツタイヤ「アドレナリン」を履くロードスターパーティレース経験者などから、予選と決勝のドライとウエットコンディションそれぞれの空気圧の情報を収集、燃費とラップタイムをシミュレーションし、戦略を練ります。カービューチームも、経験と周囲の情報からドライビングレシピを決め、それを全員で淡々と実行していく戦略としました。
ソーシャルディスタンスを確保するため、ドライバーミーティングはオンラインで実施。無観客レースで関係者以外入場が制限されている今年の筑波サーキット内は人が少なく、ピットも広く感じます。
朝7:30の車検から1日がスタートします。メディア4耐はJAF公式戦のため、ドライバーの国内A級ライセンスの確認や、規定に定められた安全装備など一つ一つが厳しくチェックされます。マネージャーの佐藤はこの日のためのレースの段取りから、ドライバーの装備管理など、準備を着々と進めていきます。
8:00から練習走行が開始。松尾、岩館、橋本の各ドライバーは、短時間で可能な限り昨年の走行スティント終了時の感覚を取り戻すべく、決勝想定のドライビングの最終確認と車両のスライド限界を再確認。1年振りに「カービューロードスター」のステアリングを握ります。
11:50、予選が始まります。ドライバーはNCロードスターでマツダの耐久レースに出場している宇田川。路面温度は高く、タイヤのグリップからタイムが出せるチャンスは約2周程度。早めにコースインし、クリアラップを取る作戦に失敗、後続のアウトラップ車両に捕まりレコードラインを走れず11/18位。ピットに戻り、残り5分で再アタックするも、第2ヘアピンのアプローチをオーバースピードで進入してしまい、エイペックスにつけず課題の残る走りでしたが、近年では最高位の7位という結果でした。
いよいよ16:00、決勝スタートです。雨を想定した高めの空気圧にセットし、グリッドに並びます。スタートドライバーは宇田川。雨はスタート直後に降りましたが、すぐに止み、その後もレース中に雨が降ることはありませんでした。他チームとの軽い接触もありましたが、燃料消費を抑えて淡々とNDロードスターを走らせ、バトンを繋ぎます。
第2スティントはカービュー自動車部最速のスイフトに乗る松尾。他車をうまくパスしながら燃費を落とさず、想定より速いペースで周回を重ねます。他チームがピットハンデを消化するタイミングなどもありますが、総合1位になった時間帯もありました。
第3スティントはS2000で筑波に通う岩館。燃費とタイムの両立が最も重要になるメディア4耐で、落ち着いたテクニックで目標タイムを上回るペースで周回を続け、確実に燃料の貯金をつくっていきます。スバル「WRX Sti」でジムカーナを走る田淵ピット責任者から、燃料残量に余裕が見えてきた、とのプッシュ提案。少しずつ岩館がペースを上げていきます。
第4スティントは前日にもNDロードスターで筑波を走った橋本。ガソリン残量を計算しながら徐々にペースを上げます。既に闇につつまれた筑波サーキットで、ヘッドライトの光を頼りにカービューロードスターをプッシュしていきます。残り15分、燃料が持つことを確認し、さらにプッシュ。この日のチーム最速ラップで5位、4位へと順位を押し上げます。
18:30過ぎ、「Tipo/Daytonaロードスター」がチェッカー。カービューロードスターは3位でゴールしました。2014年からの全員社員チームとしては最高位の3位表彰台に立つことができました。
今年のメディア4耐はコロナ禍の影響で無観客、時短での開催となりましたが、チームワークで築く結果に達成感を得ることができ、また、ライトウエイトFRスポーツカーのマツダ ロードスターは耐久レースでも終始運転が楽しいクルマであることを改めて実感しました。
■carview!
https://carview.yahoo.co.jp/
https://www.youtube.com/user/carview/videos
■みんカラ
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■みんカラサーキット
https://minkara.carview.co.jp/circuit/
■レーサー鹿島氏blog
http://www.okjapan.jp/blog/racerk/2020/09/blog_610.shtml
FMラジオOA
9/19 19:00 TJS@ロサンゼルス http://www.tjsla.com/
9/20 18:00 radiko.jp/K-MIX/FM山口 http://radiko.jp/
■公式情報
https://www.media4tai.com/
■メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(マツダオフィシャルサイト)
https://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/media4tai/
■マツダ公式YouTube
https://youtu.be/mfEK_GYBqwU
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