メルセデス230 CE(W123)がeBayに出品された。136馬力のベンツは、見た目が良いだけではない。この美しい123クーペは乾燥したスペインの南から来たもので、したがって、錆の問題はないはずだ。
現在、eBayでカッコイイと思えるポテンシャルの高い車が売りに出されている。1982年に発売された「W123」シリーズの「メルセデス230CEクーペ」で、出品者は南スペインから輸入したという。
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制度というものは、時として奇跡的な変貌を遂げるものである。見よ、メルセデスの「W123」シリーズを!販売当時、このダイムラーモデルは中流階級のシンボルだった。堅実で、ビジネスライクで、都会の大通りで注目を集めるにはあまりに微妙な存在だった。しかし、中古車バイヤーの後、若い野蛮人たちがやってきて、パパのベンツを流行りの箱に変え、それで今や本当のヒップモデルになってしまったのだ。
このメルセデスについて、広告にはこのように書かれている
このメルセデスの由来は、南スペインの太陽の下で生活していたため、錆の問題が極めて少ないという興味深いものだ。もちろん、購入希望者は、購入前にこの点をちゃんと確認する必要がある。しかし、健康なシートメタルを持つ「123」が手に入るというのは、とても素晴らしいことだ。
メルセデスはすでにドイツで登録され、憧れのH(クラシックカー)ナンバープレートも取得済みだ。Hプレート取得のために、ダッシュボードは新しいものと交換されている。オリジナルのパーツは、いつの間にかスペインの太陽の下で割れてしまったようだ。
広告に記載された走行距離219,680kmを示すスペインの車検書類がある。ドイツでは、クーペに4本の新しいタイヤと新しいブレーキが装着されている。次回の点検は2024年10月に行われる予定だ。
最近、4本の新しいスパークプラグ、イグニッションケーブル、新しいディストリビューターフィンガーとディストリビューターキャップが追加された。販売価格は、8,500ユーロ(約130万円)だ。
メルセデスW123について知っておくべきこと
「W123」シリーズは、シュトゥットガルトの最後のクロームモデルだ。素人でも一目でわかるはずだ。「SクラスW126」と並んで、通の間ではデザイン的にもコスト的にも「無垢から削り出した」最後のメルセデスとされている「アインツヴァイドライ」だ。
しかし、今日ますます多くの若者が惚れ込んでいるこのダイムラーにも、弱点がないわけではない。たとえばファーストシリーズでは、ホイールアーチやスペアホイールの凹みがただただ朽ちていく。フェンダーやドアエンドの先端は腐っている。水抜きシステムは、少々やっかいで、松葉3本が詰まって錆の大惨事になるほどの小さな穴があるだけ。
時代遅れの循環式ボールステアリングシステムは、工場から常に指2本分の遊びがあった。何年も経つと摩耗しがちだ。「123」の時代には、運転を少しでも快適にするものはすべてオプションリストに載っていた。タイロッドエンドやウィッシュボーンブッシュは故障することがある。燃料ポンプやイグニッションリレーが不具合を起こすこともある。ウィークポイントを挙げればきりがない。
Text: Lars Hänsch-Petersen Photo: AUTO BILD Montage eBay.de/leonardo1960
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