スピードスター仕様はEVで登場
独ポルシェが、ブランド75周年を記念し、「ビジョン357」のスピードスター仕様を発表した。
【画像】ポルシェ「ビジョン357」の2台 スピードスターとクーペ【見比べる】 全20枚
開幕したばかりの英グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで実車が公開される。
年初に発表されたクーペ版のビジョン357は、718ケイマンGT4 RSをベースに、4.0Lフラット6を搭載していた。
今回登場した「ビジョン357スピードスター」は、EVレーシングマシンの718 GT4 eパフォーマンス(コンセプト)をベースに、電動パワートレインを採用している。
搭載されるデュアルモーターは「予選モード」では、じつに1087psを生み出すという。これにより0-100km/h加速は3.0秒を大きく下回ることになる。
357スピードスターは、GT4 eパフォーマンスの車重(約1600kg)をわずかに超えるものと予想されるが、スポーツカーではなく、ショーカーであることを考慮すれば悪くない数値だろう。
外観は、クーペ版よりも全高が低くまり(ウィンドスクリーンをカット)、75周年のカラーリングが大胆にボディを彩る。
GT4 eパフォーマンスでは900Vの急速充電に対応する82kWhのバッテリーを採用しており、15分でバッテリー残量75%までチャージすることができた。そのシステムが、今回の車両にも引き継がれていると予想される。
内装は、カーボンファイバー/強化プラスチックのバケットシートに、マイアミブルーの6点式ハーネスという組み合わせ。これに、レーステックスのマイクロファイバーを用いてトリムを仕立てている。
グッドウッド・フェスティバルの会場では、75周年を記念するポルシェの展示のなかでも多くの視線を集めることになるだろう。
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