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TONOX×FLEX、ランクル60コンバージョンEVを製作しJAPAN MOBILITY SHOW 2023に出展へ

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TONOX×FLEX、ランクル60コンバージョンEVを製作しJAPAN MOBILITY SHOW 2023に出展へ

 特装車・架装トラック専門の車体架装メーカーのトノックスと、ランドクルーザーとハイエースを専門販売するフレックスは、共同でトヨタランドクルーザー60型のコンバージョンEVモデルを開発し、2023年10月26日から開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023に展示すると発表した。

 トノックスは今年3月23日に、フレックスとの共同事業として、ランドクルーザー60を電気自動車にする「ランクル60コンバージョンEVプロジェクト」を発足した。

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「コンバージョンEV」とは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのクルマにある従来のエンジンを電気モーターに置き換えた電気自動車のことだ。騒音・環境問題・部品の不足等の原因で維持が難しくなってしまったクラシックカーを再生し、活用するための選択肢として注目されている。

 「ランクル60コンバージョンEVプロジェクト」には、単なる移動手段ではなく、家族や友人、大切な人達と過ごした思い出が詰まったかけがえのないものでもあるクルマを、電気自動車へ生まれ変わらせることができれば、そのクルマは最初の持ち主の子供、さらにその孫へと、思い出とともに次の世代へ受け継いでいくことができる、という思いが込められている。

 クルマの見た目は”あの時”と変わらぬ昔のまま、だけど動力源はエンジンではなく電気モーター。そんな夢のクルマの製作に挑むプロジェクトの第一弾だ。

 プロジェクトの製作過程はベース車両のレストアから開始した。 最初のランクル60の状態は、ボディも朽ちていおり、車両のサビの除去、ボディワークをやり直しが必要だった。サビで穴が開いていた部分は、溶接で埋めて、防錆加工後、パテで成形されて直された。フレームエンドなど作り直された部品をある。

 ボディワークをやり直した後、フレームとボディーが切り離され、ボディは、各パネルやフェンダーが取り外されて塗装作業が行われ、フレームは、モーターやバッテリーの搭載作業が行われた。コンバージョンEV製作のため、搭載されていた3F-Eエンジンは降ろされた。

 EV化する為にVCU(ビークルコントロールユニット)、モーター取り付け、電気配線などが行われた。モーター自体は高い電圧で動くが、ライトなど車両に搭載されている多くの電装品は12Vで動作する。そこで48Vから12Vに変換するDC-DCコンバータの取り付けが行われた。

 また、内燃機関エンジンの負圧によって制御されていた部分を、EV化しても動くようにする電動のバキュームポンプの取り付けなどが行われた。

 後部(トランク)にはバッテリーを搭載。バッテリーの容量により走行距離は変動するが、ランクル60はスペースが広い為、トランクだけでなく、様々な位置にバッテリーを搭載すれば、かなりの延伸に期待できる。

 純正のトランスミッションやトランスファーは残されており、純正シフトノブによるギア操作や2駆、4駆の切り替えが出来る仕様となっている。

■フレックス 代表取締役社長 藤崎孝行氏 コメント
 私たちフレックスのテーマはヒトとクルマの新しい関係を創造することです。クルマを「つくる」ことの比類なきプロフェッショナルであるトノックス社と、販売というかたちで長年クルマを「つかう」の現場に立ち続けてきたわたしたちフレックスが共同で、あたらしいクルマの未来のあり方を模索します。

■トノックス 常務取締役 殿内崇生氏 コメント
 車体製造・特装車架装メーカーとして実績と信頼を積み上げた弊社と自動車販売業として日本のトップクラスを牽引するフレックス社との共同開発は、EVへシフトしていく中での新しい挑戦です。30年、40年それ以上経つ車両が、ガソリンエンジンからEVに生まれ変わることで、もう一度思い出と共に復活する。夢を叶える事業を進めます。

 ランドクルーザー60が電気自動車に生まれ変わるまでの過程において、クルマを手で触りながら考え、人とクルマの新しい関係性を模索することが本プロジェクトのテーマだ。「ランクル60コンバージョンEVプロジェクト」の車両は、10月26日から開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023の東7ホール(小間番号:E7101)のブースに展示され、初披露される。

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みんなのコメント

1件
  • inn********
    エンジン、3F-Eだったんだ。
    コンバート前の車体の感じからすると古い車体の元のエンジンが不調で3F-Eに乗せ替えたって感じかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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