日産フォーミュラEチームは、サッシャ・フェネストラズに代わってノーマン・ナトーをシーズン11(2024-25年)のドライバーとして起用することを発表した。
ナトーはシーズン9も日産に在籍し、ローマでの2位表彰台獲得を含む8度の入賞でランキング10位。昨年はポルシェカスタマーのアンドレッティに移籍し、上海で3位表彰台を獲得し、ランキング15位となっている。
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つまりナトーは、日産に復帰してオリバー・ローランドとタッグを組む形になるのだ。
「チームに戻ってくることができて本当にうれしい。チームと一緒にシーズン9を力強く締めくくったので、前回の続きから始めたい」とナトーは語った。
「すぐにパフォーマンスを発揮することを目標にするから、マシンとチームを知っていることは助けになる」
「オリー(ローランド)は昨シーズン、自分の速さを証明した。彼とはフォーミュラ・ルノー2.0の頃からサーキットでバトルを繰り広げてきたが、チームメイトになったことはなかった。きっと仲良くなれると思うし、一緒に表彰台を分かち合えることを願っている」
「マシンがどのように改善されたかを見るのは興味深いし、目標は明確だ。レースとチャンピオンシップで勝ちたい」
「最後に、サッシャの活躍を祈っている。彼は最高の男だし、以前コンビを組んでいたドライバーの後任になるのは決して簡単なことではない。またすぐに(彼と)レースをすることになると思う」
フェネストラズは日産で2シーズンを過ごしたが、2年目のシーズンは苦戦を強いられ、ベストリザルトは5位、ランキングは17位にとどまった。2勝をマークし、タイトルを争ったローランドとは対照的な結果となってしまった。
フェネストラズは今月はじめ、motorsport.comに日産と袂を分かつことになったことを明かしていた。
フェネストラズはフォーミュラEへの参戦継続を最優先に考えている。現時点で決まっていないフォーミュラEシートは来季ローラ&ヤマハと新たに提携するアプト、ERTなど複数あるものの、交渉の時間はあまり残されていない。
日産のチーム代表を務めるトマソ・ヴォルペは次のように語った。
「豊富な経験と実績を持つノーマンを復帰させることで、ドライバーのラインアップをリフレッシュできた。ノーマンはチームのことをよく知っているし、以前在籍していたときも才能を発揮してくれた。彼のフィードバックと洞察力は貴重であり、マシン開発の実績もある」
「同時に、簡単な決断ではなかったが、サッシャに別れを告げなければならない。彼は日産フォーミュラEチームの設立と発展の根幹をなす存在であり、そのハードワークと常に前向きな姿勢に感謝している。彼とともに成長できたことを誇りに思うとともに、彼の今後のキャリアに幸多きことを祈っている」
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