現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「シエンタ」対抗馬!? 日産「新型コンパクトミニバン」登場なるか!? 新型「セレナ“ミニ”」に期待が高まる理由とは

ここから本文です

トヨタ「シエンタ」対抗馬!? 日産「新型コンパクトミニバン」登場なるか!? 新型「セレナ“ミニ”」に期待が高まる理由とは

掲載 21
トヨタ「シエンタ」対抗馬!? 日産「新型コンパクトミニバン」登場なるか!? 新型「セレナ“ミニ”」に期待が高まる理由とは

■新型「コンパクトミニバン」が日産の国内販売増のカギになる!

 日産は、2024年3月25日に公開した新たな経営計画「The Arc」において、日本の乗用車ラインアップの80%を刷新して5車種の新型車を投入すること、電動車の割合を70%へ向上すること、そして、2026年度に年間60万台の販売を目指す(2023年は51万台)ことを発表しました。
 
 あと3年で9万台増やすというのは、かなり思い切った目標だと思いますが、現在日産ラインアップにない「コンパクトミニバン」が新たに投入されれば、実現は可能かもしれません。

【画像】めちゃカッコいい! 日産「新型コンパクトミニバン!?」を画像で見る(30枚以上)

 2023年の登録車販売台数のトップ3は、1位トヨタ「ヤリス」(19万4364台)、2位トヨタ「カローラ」(15万4870台)、そして3位がトヨタ「シエンタ(13万2332台)」でした。

 ヤリスやカローラは、SUVなどの派生車を含めた合算値ですので、単一モデルとしてはシエンタが日本でもっとも売れた登録車ということになります。

 また、5位には「ルーミー」(10万800台)が、10位にもモデル末期のホンダ「フリード」(7万7562台)がランクインしています。

 このように、両側スライドドアのコンパクトハイトワゴン/コンパクトミニバンは、日本国内市場では常に上位にランクインする、大人気カテゴリーとなっています。

 ただ、日産の国内ラインアップには、現在このサイズのコンパクトハイトワゴン/コンパクトミニバンがありません。

 日産としては、両側スライドドア車としては、軽スーパーハイトワゴン「ルークス」と、ミドルクラスミニバン「セレナ」で十分、と考えているのかもしれません。

 しかし、シエンタサイズの両側スライドの需要にもアプローチしておきたいところでしょう。

 日産にも、2020年までは2列シートのハイトコンパクトカー「キューブ」があり、その先代モデルには3列シート車もありましたが、キューブの後席ドアはヒンジドアでした。

 日産が両側スライドドアのコンパクトハイトワゴン/コンパクトミニバンをつくるならば、ぜひやってほしいのが、日産の売れ筋モデルであるミドルクラスミニバンのセレナをぎゅっと縮めた、その名も「セレナ“ミニ”」というモデル。

 かつてラインナップされていたコンパクトミニバン「ラフェスタ」が、そのイメージに近いかもしれません。

 人気のあるセレナの外観イメージをそのまま踏襲したうえでコンパクトサイズにし、「サクラ」や「ノートオーラ」のような質感高い内装を与えることができれば、一躍シエンタやフリードを脅かす存在になることができるのではないでしょうか。

 ボディサイズに関しては、シエンタが全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mm、フリードが全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mmとほぼ同じであることを考えると、このサイズをそのまま実現させるのがベストでしょう。

 おそらく、使い勝手が研究され尽くして行きついたサイズだと思われます。

■「e-POWER」モデルに加えて「ガソリン」モデルの設定も必須だ

 パワートレインについては、日産自慢の「e-POWERで!」といいたいところですが、セレナミニにも、ガソリンエンジン車のグレードも必要でしょう。

 なぜならライバル車は、比較的手ごろな200万円台前半から中盤の価格帯で、ガソリンモデルのラインナップが充実しているからです。

 例えばシエンタのガソリンモデルが195万円からあり、人気グレードの「Z」(ガソリン・FF・7人乗り)は256万円。フリードのガソリンモデルは233万円からで、人気グレードの「G」(ガソリン・FF・6人乗り)が233万円などとなっています。

 そう考えると、e-POWERの力強くて滑らかな走りや低燃費は魅力的であるものの、「ノート」や「キックス」、「エクストレイル」のように「全車e-POWER」と割り切るのではなく、価格を抑えたモデルを用意することは、このクラスの需要にこたえるためには必要でしょう。

 なにより、現行型セレナには、e-POWERのほかにしっかりガソリンエンジン車を残しています。

 その理由について、日産の開発担当者は「セレナにはリーズナブルなガソリン車を望むお客様や販売店の声が多いため残しました」と話しています。

 所望する声が多ければ、セレナミニにもガソリン車を用意することはできるはずです。

※ ※ ※

 2026年度に年間60万台の販売を目指すうえで、セレナミニは大いに貢献できる一台になると思われます。

 前述のThe Arc発表では複数の新型車の映像がシルエットで登場しており、その中にはコンパクトハイトワゴン/コンパクトミニバンを思わせるフォルムのモデルもありました。

 ネーミングはともあれ、セレナのようなスタイルで登場することは大いに考えられ、今後に期待したいところです。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

なぜ「小さな高級車」支持される? コンパクトカーなのに「クラス超えの豪華内装」採用が増加! 高価格な小型車はどんな人が乗るのか
なぜ「小さな高級車」支持される? コンパクトカーなのに「クラス超えの豪華内装」採用が増加! 高価格な小型車はどんな人が乗るのか
くるまのニュース
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
くるまのニュース
トヨタが「新型3列シートSUV」を世界初公開! “カクカク”ボディがカッコイイ「新型4ランナー」登場 「ランクル250」とどっちがいい? ユーザーの声とは
トヨタが「新型3列シートSUV」を世界初公開! “カクカク”ボディがカッコイイ「新型4ランナー」登場 「ランクル250」とどっちがいい? ユーザーの声とは
くるまのニュース
トヨタ新型「“最大級”ミニバン」発表! 流麗スタイルの「エスティマ後継機」! 最上級「プラチナE」も登場の「シエナ」中国で645万円から
トヨタ新型「“最大級”ミニバン」発表! 流麗スタイルの「エスティマ後継機」! 最上級「プラチナE」も登場の「シエナ」中国で645万円から
くるまのニュース
トヨタ「プリウス」なぜ人気復活? 飽和状態のハイブリッド市場で“先駆者”が再び注目を集めるワケ
トヨタ「プリウス」なぜ人気復活? 飽和状態のハイブリッド市場で“先駆者”が再び注目を集めるワケ
くるまのニュース
ホンダに「SUVミニバン」存在!? 豪華「オシャレ内装」×精悍タフデザインがカッコイイ! 登場早すぎた「オデッセイ“クロス”」に期待の声
ホンダに「SUVミニバン」存在!? 豪華「オシャレ内装」×精悍タフデザインがカッコイイ! 登場早すぎた「オデッセイ“クロス”」に期待の声
くるまのニュース
トヨタの「次期型エスティマ」!? 結構ビッグな斬新「タマゴ型ミニバン」! ぐるぐる回る「シート」搭載の「FCR」とは
トヨタの「次期型エスティマ」!? 結構ビッグな斬新「タマゴ型ミニバン」! ぐるぐる回る「シート」搭載の「FCR」とは
くるまのニュース
トヨタが新型「大きな高級車」発売! 約440万円の“FF最大級”セダン「新型カムリ」どう思う? 斬新「サメ顔」採用し米投入に反響あり
トヨタが新型「大きな高級車」発売! 約440万円の“FF最大級”セダン「新型カムリ」どう思う? 斬新「サメ顔」採用し米投入に反響あり
くるまのニュース
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
ベストカーWeb
まさか…日産が「エルグランド」「スカイライン」「マーチ」を発表!? 日本で5車種発売へ 今年は“新型キックス”出るのか
まさか…日産が「エルグランド」「スカイライン」「マーチ」を発表!? 日本で5車種発売へ 今年は“新型キックス”出るのか
くるまのニュース
日産「新型4ドアクーペセダン」世界初公開! 美ボディが超カッコイイ! EVOは次期シルフィ!? 中国戦略は?
日産「新型4ドアクーペセダン」世界初公開! 美ボディが超カッコイイ! EVOは次期シルフィ!? 中国戦略は?
くるまのニュース
トヨタが新型「カムリ」発表! 精悍“サメ顔”が超カッコイイ「フォーマルセダン」日本導入は? 米で発表もなぜ日本では「ない」のか
トヨタが新型「カムリ」発表! 精悍“サメ顔”が超カッコイイ「フォーマルセダン」日本導入は? 米で発表もなぜ日本では「ない」のか
くるまのニュース
GW明けに新車を狙うなら、このお買い得な人気モデルは、絶対に外せない!【2024春商戦・日産/ホンダ 注目モデル4選】(エクストレイル/キックス/WR-V/N-BOX)
GW明けに新車を狙うなら、このお買い得な人気モデルは、絶対に外せない!【2024春商戦・日産/ホンダ 注目モデル4選】(エクストレイル/キックス/WR-V/N-BOX)
月刊自家用車WEB
“約1年”ぶり顔面刷新! 三菱「新型コンパクトSUV」初公開! タフ顔進化の“RVR後継機”「ASX」日本導入は?
“約1年”ぶり顔面刷新! 三菱「新型コンパクトSUV」初公開! タフ顔進化の“RVR後継機”「ASX」日本導入は?
くるまのニュース
ホンダ新型「ヴェゼル」発売! フラットな荷室で“車中泊”できる!? 斬新すぎるレイアウトがスゴい!
ホンダ新型「ヴェゼル」発売! フラットな荷室で“車中泊”できる!? 斬新すぎるレイアウトがスゴい!
くるまのニュース
新型フリード登場直前!! シエンタはコンパクトでも広々で強敵! コンパクトカーを快適性にこだわって選ぶならどれ!?
新型フリード登場直前!! シエンタはコンパクトでも広々で強敵! コンパクトカーを快適性にこだわって選ぶならどれ!?
ベストカーWeb
200万円級のトヨタ「コンパクトSUV」何がいい? 「ちょうど良すぎる」のが魅力!? 大人気の「カローラクロス」支持される理由は?
200万円級のトヨタ「コンパクトSUV」何がいい? 「ちょうど良すぎる」のが魅力!? 大人気の「カローラクロス」支持される理由は?
くるまのニュース
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
くるまのニュース

みんなのコメント

21件
  • もぐたん
    売れ筋クラスを全く持っていないのに60万台売るって無理でしょ。セレナより小さいクルマ無いからシエンタやフリードに流れるしデイズやルークスもライバル強すぎて価格も高めだからそこまで数は出ない。昔から商売下手すぎ。
  • qyp********
    Sサイズミニバンを投入したところでフリードとシエンタに流れてる日産党を取り返せるくらいでしょ。国内の少ないパイの奪い合いにしかならない。

    奪えても大した数じゃないし、日産ユーザー内でセレナからそっちにダウンサイジングされたら利益率が悪くなるし、作らんでしょ。

    まだ可能性としてあり得るのはアルファードが中国や東南アジアで拡大したLサイズミニバン市場にエルグランドを投入すること。まだ伸び代があるし、市場としても大きいから開発費をかける価値がある。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村