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アルピーヌ、トップ4維持へ対メルセデスは可能? チーム代表は今後のアップデートに自信見せる

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アルピーヌ、トップ4維持へ対メルセデスは可能? チーム代表は今後のアップデートに自信見せる

 F1の2023年シーズンにトップ3への接近を目標としていたアルピーヌだが、彼らは序盤戦を終えた今、メルセデスを相手に戦うことは可能だという考えを持っている。

 今シーズンはレッドブルが独走態勢を築き、そこに躍進を遂げたアストンマーチン、そしてメルセデスやフェラーリが続くといった勢力図になっている。

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 昨年のランキングを4位で終えたアルピーヌは今年、そのポジションを維持しさらにトップ3へ近づくことを目標に掲げていた。しかしアストンマーチンが躍進してきたことで、彼らは5番手争いのポジションとなってしまっている。

 ただ、アルピーヌはまだランキング4位の維持という目標が不可能だとは考えていない。代表のオットマー・サフナウアーはメルセデスを相手に戦うことができると語っている。

「我々は彼らと戦うことが可能だと思っている」

「バクー(第4戦アゼルバイジャン)そしてその後のマイアミに向けまずまずの規模のアップデートを用意しているんだ。つまり、我々はアップデートをプッシュし続けている」

「昨年は(開発時と実戦で)良い相関関係にあったし、それを続けてアップデートもプッシュし続けることができれば、我々は開発競争でライバルに差をつけることができる」

「私達の昨年の開発率はかなり良いモノがあったし、今年も同じように維持できれば、1年を通じて接近していくことができるはずだ」

「だが開発というのは相対的な争いだ。我々が用意しているモノは分かっているが、メルセデスが何を用意しているかは分からない」

 アルピーヌはサウジアラビアGP予選ではメルセデスと0.3秒以内の位置に入ることが出来ていたが、オーストラリアGPではメルセデスがその差を広げてきた。

 アルピーヌでチーフテクニカルオフィサーを務めるパット・フライは、ファクトリーが見せる急速な開発が、そのギャップを埋められるものだと自信を見せている。

「バクーに向け、我々はしっかりとしたステップを踏むべきだし、それからも、思うに第6戦(エミリア・ロマーニャ)ではまたいくつかちゃんとしたステップを踏むことになるだろう。(第5戦)マイアミで用意できることを期待しているモノもあるが、ファクトリーのみんなが素晴らしい仕事で前進させてくれている」

「我々はレッドブルを捕まえるだの、他のどこかを捕まえるだのではなく、予選で平均して0.4~0.5秒を稼ぐことが必要なんだ」

 なおメルセデスは第6戦エミリア・ロマーニャGPまでフロアのデザインを変更しない予定であるため、アップデートを行なうアルピーヌにとっては第4戦と第5戦はチャンスとなる可能性がある。

 しかしフライはメルセデスが持ち込むアップデートなどを考え過ぎるよりも、年間開発予算の最適化に集中するように注意している。

「我々はしっかりとしたステップを踏むことができている。しかし他の人々が何を行なっているのかは分からない。それもこのゲームの一部だろう?」

「次の数レースではギャップを埋めることができるだろう。しかしこのレースというものは1回切りではないし、シーズン中の開発レースでもあるんだ。そしてもちろん、相手がどこにいるかは分からないと来ている」

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