ルノー・メガーヌRS 250カップ
後編ではまず、ホットハッチから紹介しよう。
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2010年当時、本誌はこのメガーヌを「ズボンのシートとスパルコのレーシングブーツ」でセットアップしたものだと評価していた。公道でもサーキットでも生き生きと走るRS 250カップは、1万ポンド(約180万円)以下で狙えるお買い得車だ。
フォード・フォーカスST
強力なグリップ、自由自在なリアエンド、衝撃の5気筒エンジン……。フォーカスSTは、2006年の本誌ベスト・ドライビングカーにふさわしいホットハッチであった。古典的なハイパフォーマンス・フォードの特徴をすべて備えており、センスある人に育てられた中古車が多い。7000~1万ポンド(約125~180万円)で、なかなか良い1台が買えるだろう。
プジョー206 GTi
このクルマを「ホットハッチ」と呼ぶのは、「カレーは辛い」とわざわざ説明するようなものだが、初期の206 GTiは、その愉快さと安定性において、今でも検討に値する。実際、本誌は「206はウェットでもドライと同じように落ち着いていた」と評価している。サーキット走行初心者にとっても堅実な選択肢であり、中古車価格はわずか1000ポンド(約18万円)からだ。
トヨタGRヤリス・サーキットパッケージ
GRヤリスは、スーパーカー顔負けの速さと四輪駆動の安定性・安心感のおかげで、ここ最近で最も注目を集めたクルマの1つとなった。英国ではしばらくの間、高値で取引されていたが、現在では3万ポンド(約540万円)を下回り始めている。
ホットハッチでは小さすぎるという人のために、次項からミドルクラス以上のモデルを紹介する。
フォード・モンデオ2.5Tチタニウム
2007年、3代目モンデオはスーパーカーの群れを相手に善戦し、最下位を免れた。平凡なファミリーセダンであることを考えれば、称賛に値する。傷だらけの個体は1000ポンド(約18万円)を大きく下回る値段から買えるが、希少な5気筒ガソリン車である2.5Tチタニウムは、状態にもよるが2000~5000ポンド(約36~90万円)となる。
ジャガーXJスーパースポーツ
高級なジャガーをサーキットに持ち込むのは「ソファを書類棚にする」ようなものだと我々は考えていたが、XJスーパースポーツはサーキットで驚くほど優雅な走りを見せてくれた。価格も1万ポンド(約180万円)を超える程度と、手が届きやすくなっている。
メルセデス・ベンツE 63 AMGステーションワゴン
古典的だが、獰猛な6.2L V8、正確なステアリング、使いきれないほどの室内空間など、数々の美点を備えている。英国では2万ポンド(約360万円)をわずかに下回る価格から購入できる。
三菱ランサーエボリューションX FQ-360
最終世代のエボは確かに「FQ(くそ速い)」なクルマで、ラーテル(イタチ科の動物)のようにアグレッシブなステアリングと妥協のないハードな乗り心地が特徴だ。小さい子供から大きい子供まで、みんなターボの呼吸音を好むだろうが、その分安くはない。英国では2万ポンド(約360万円)が最低価格のようで、多くの個体が改造されている。
記事の最後に、ベスト・オブ・ベストを紹介したい。
ホンダNSX
初代NSXの純粋なドライビング・エクスペリエンスは非常に魅力的で、1991年と1992年の本誌のグループテストで初の2連覇を果たし、それから丸10年を経た2002年でもトップ5入りを果たしている。1991年の優勝時には、同時代のポルシェ911さえも「無能」と思わせるほどで、「圧倒的な差で、これまで乗った中で最高のハンドリングを持つクルマ」と評価された。
残念なことに、このような素晴らしいクルマであるがゆえに、おどろくほど高価になってしまった。くたびれた個体ですら5万ポンド(約900万円)以下で見つけるのは困難で、低走行のものは優に一桁繰り上がる。
ポルシェ911 GT3
正確なフィードバック、栄光のフラットシックス、稀に見る柔軟なキャラクターにより、2021年の本誌のテストでトップに躍り出た911 GT3。後述のアリエル・アトムの3連覇を阻止した1台だ。
「このクルマは正確に走らせることも、ヨボヨボと走らせることもでき、そのどちらも気に入っているようだ」と本誌は評価した。2022年には、ケイマンGT4 RSの脅威に直面したが、サーキットでも公道でも従順な911が再び勝利を手にした。とはいえ、手に入れるには17万ポンド(約3000万円)以上は必要だろう。
アリエル・アトム4
アトム4はサーキットと同じように公道でも楽しく走れる、「サーキット・トイ」である。
しかし、意外にも群を抜いていたのはウェット路面での落ち着きだった。フェザー級マシンが劣悪なコンディションでこれほど優れたドライバビリティを発揮することはめったにない。中古車価格は6万ポンド(約1000万円)前後から始まり、時にはその倍まで上がることもある。
フェラーリ550マラネロ
オーケストラのようなV12エンジンを搭載し、コーナーもストレートも貪り尽くすフェラーリGTの決定版。ホンダNSXに続いて、本誌2度目の2連覇を達成した550マラネロは、「理解ある人たちがセットアップする限り、フロントエンジン車もミドエンジン車と同じように扱えると断言できる」ことを証明するクルマだ。
しかし、多くの人にとっては手頃な買い物ではなく、「安い」ものでも6万ポンド(約1000万円)を超える。
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みんなのコメント
究極というよりもはや異次元で、横転するけど