■「豪華仕様」も「タフ仕様」も設定! バリエーション豊富な「フィット」とは
近年、コンパクトカーであっても豪華仕立ての内装を持つモデルが増えています。
なかでも、ホンダの主力コンパクトカー「フィット」には、上質かつ多彩なコーディネートの内装が設定されています。
【画像】めちゃカッコイイ! これが「新フィットの内装」です! (45枚)
フィットは初代モデルが2001年に登場しました。スタイリッシュなデザインや低床で広々とした室内空間、使い勝手のよさが評価され、主力モデルとなっています。
現行型は4代目で、2020年に発売。低床のFFプラットフォームがもたらす広い室内や使い勝手のよさはそのままに、視界や乗り心地・座り心地、使い心地など、4つの「心地よさ」を高めたといいます。
デザインも一新し、スタイリッシュな雰囲気からシンプルかつモダンにまとめられました。
パワートレインには通常のガソリンエンジンに加え、ホンダ独自の2モーターハイブリッド「e:HEV」を設定したほか、先進運転支援システム「ホンダ センシング」を搭載しました。
2022年10月にはマイナーチェンジを実施。内外装デザインのリフレッシュを図ったことに加えてエンジン出力向上、ホンダ センシングの機能向上、さらにスポーティ仕様の「RS」グレードを追加設定しました。
ボディサイズは全長3995-4095mm×全幅1695-1725mm×全高1515-1570mm、ホイールベースは2530mmです。
フィットのラインナップは、従来のように装備の差で分けるのではなく、基本装備を共通させ、内外装のコーディネートを変更することで、ユーザーのセンスやライフスタイルにあったものを選択できるようになっています。
通常ラインナップとしては5タイプが設定されていますが、2023年12月には特別仕様車を追加。計6タイプのバリエーション展開となりました。
中級モデル「HOME(ホーム)」は、プライムスムース素材のインパネや織物×プライムスムースのコンビシートを採用。自然な風合いでシンプルにまとめています。
また、メーカーオプションでは「ライトグレー」インテリアを用意しており、シートやインパネ、ドアトリムなどが明るい色調になるほか、シートもウルトラスエードとプライムスムースのコンビシートを装着するなど、モダンで手触りもよいインテリアに変わります。
特別仕様車「BLACK STYLE(ブラックスタイル)」はこのホームをベースに、ブラック基調の専用インテリアがあしらわれました。
ホームのブラック内装とは異なり、ステアリングスイッチやシフトレバーの周辺、ドリンクホルダー部などの加飾に光沢のあるピアノブラックパネルを装着し、大人っぽい落ち着いた空間に仕上げています。
また、エクステリアのブラックパーツも相まって、精悍な印象を与えています。
最上級モデルの「LUXE(リュクス)」は、豪奢な本革シートを装着。前席シートヒーターやステアリングヒーターも装備し、上級車並みの快適装備を採用しています。
さらに、オプションで「ライトブラウン」を選択すると、前後シートだけでなく、インパネやステアリング下部、センターコンソール、フロントアームレストなどもベージュ系統に統一され、明るい印象に仕上がっています。
シートの仕立ても異なり、ヘッドレスト周囲やシートの肩口部にブラックパイピングがあしらわれたほか、背もたれと座面中央部にはキルティングとパーフォレーション(穴あけ)加工が施されています。
さらに、シートベルトも前後シートでブラウンの専用品が装着されるなど、細部に至るまでオシャレにコーディネートされており、ほかのモデルとは一線を画す上質な空間に仕上がりました。
なおエクステリアもメッキ加飾が装備され、ホイールも専用16インチとなるなど、きらびやかさがプラスされ「高級コンパクトカー」ともいえる華やかなモデルとなっています。
このほか、前述のスポーティ仕様の「RS」やクロスオーバーSUVスタイルの「CROSSTAR(クロスター)」、シンプルな「BASIC(ベーシック)」も設定しています。
RSは、専用エアロや特別チューニングのサスペンションを装備してスポーティさを高めたモデルで、インテリアはグレーのカラーを基調にイエローのステッチを随所に施すなど、エクステリア同様にスポーティです。
クロスターは、アウトドアにも映えるタフなエクステリアが特徴。インテリアもシート素材を専用の撥水ファブリック素材を採用することで、アウトドアでも汚れに強く、機能性を追求したものになっています。
※ ※ ※
フィットの価格(消費税込)は165万5500円から274万8900円です。
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