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2チームのBMW M4 GT3を渡り歩き王座獲得「素晴らしいシーズン」とウィーツ/IGTCインディアナポリス

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2チームのBMW M4 GT3を渡り歩き王座獲得「素晴らしいシーズン」とウィーツ/IGTCインディアナポリス

 10月5日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われたIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦インディアナポリス8時間レースにおいて、2024シーズンのドライバーズタイトルを決めたシャルル・ウィーツは、「全体的に素晴らしいシーズンだったことの成果」であると表現した。

 ウィーツはドリス・ファントール、シェルドン・ファン・デル・リンデとシェアしたチームWRTの31号車BMW M4 GT3で2024IGTC最終戦に出場して優勝。バサースト12時間、ニュルブルクリンク24時間、スパ24時間との全4戦で争われたシーズンの、ドライバータイトルを決めた。

タイムペナルティとラスト10分の激走で、0.2秒差の逆転決着。WRTがインディ8時間を制す/IGTC第4戦

 このベルギー人ドライバーは、ポルシェドライバーのアイハンカン・グヴェンに7ポイント差をつけられて最終ラウンドへと入ったが、グヴェンのGMGレーシング32号車ポルシェ911 GT3 Rはパンクし、その後ステアリングのトラブルに見舞われてリタイアしたため、レースの早い段階で王座に向けた軌道へと乗っていた。

 その後、ライト・モータースポーツの5秒ペナルティにより、2位でチェッカーを受けたWRTがレースに勝利。ウィーツはニュル24時間、スパ24時間に続いて3度目の表彰台へ登壇し、タイトルを手にした。

「これは間違いなく、僕が追い求めていたタイトルだ」とウィーツはSportscar365に語った。

「僕らは世界最高のコースの数々で競っているので、これはとてもとてもうれしいタイトルだ。僕がこれまで逃していたチャンピオンシップだ。全体的に素晴らしいシーズンだったことの成果だと思っている」

「バサーストでは少し残念な結果だったが、それ以外ではニュルブルクリンクでとても良いレースができたし、スパとここでも良いレースができた」

 バサースト、スパ、インディアナポリスではチームWRTから出走したウィーツだが、ニュルブルクリンク24時間にはチームRMGからダニエル・ハーパー、マックス・ハーゼとともに出場し、総合3位表彰台を獲得している。

「もちろん(今回とは)チームは違うけれど、素晴らしいクルマを提供してくれたチームRMGに感謝したい。ドリス、シェルドンはもちろんのこと、ノルドシュライフェで組んでくれたマックス、ダンにも感謝する」

「全体的には充実したシーズンだった。勝利で締めくくることができてとても嬉しい」

 ランキングでは劣勢で最終イベントに臨んだにもかかわらず、グヴェンがインディアナポリスでプロ/アマカテゴリーにエントリーしていたため、ウィーツは実際にはかなりのアドバンテージを持って臨んでいたことになる。

「ポルシェがフル・プロラインアップで挑んでこなかったことは、明らかに僕らにとってのタスクを楽にしてくれた。今週末の彼らのペースを見ると、僕らにとって非常に難しいものになっていたことは明らかだった」とウィーツ。

「それでも、競争は依然として非常に激しく、チャンピオンになるにはまずレースを完走する必要がある。だから、とてもとても嬉しい」

「僕はただベストを尽くし、ミスをしないようにしたいという普通のレースと同じように捉えていた。そして、僕らはまさにそれを実行した」

「まずチャンピオンシップを獲得できたことをとても幸せに思うが、特にこのレースに勝ってチャンピオンシップを獲得できたことが嬉しい」

■燃費をセーブしながら首位を追い詰めたファントールの好走

 WRTとライト・モータースポーツのレース終盤の争いの結果にかかわらず、ドライバーズランキングでのウィーツのポジションは確保されていたが、チームメイトのファントールはライトのローリン・ハインリッヒとのギャップを5秒未満に縮めた。トップでチェッカーを受けたライトはピット手順違反で5秒加算のペナルティを受けており、WRTは120号車のポルシェより上位に順位付けされることとなった。

 緊迫したフィナーレを振り返ったファントールは、燃料を節約しながらハインリッヒのリードを少しずつ削った最後のスティントを「素晴らしいが、難しかった」と表現した。

「求められた燃費の数値を達成していた」とファントールはSportscar365に語った。

「特に最初は、それを達成するのは難しかった。ポルシェよりも節約する必要があると感じていたが、その後は異なる数値になり、リズムに乗って走りながらどこで節約すべきか、どこで節約すべきでないかを理解することができた」

「リズムに乗ると、すぐに彼に追いつき始めた。スティントが進むにつれて、うまくできるようになっていった。それが助けになったと思う」

「だけど、難しかった。全力を尽くした。最後はクルマが運転しづらかった。速かったけど、運転するのは難しいクルマになっていた」

「インディで連続を飾ることができてとてもうれしい。かなりクールだ。最後のスティントは本当に素晴らしかった」

「とても難しかったが、みんなが勝利を収めることができて、大きな達成感がある。それは誰にとっても本当に素晴らしいことだ」

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