大幅な改良を受けた新型レクサスISがまもなく登場する。これに先立ち、8月7日に千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイでおこなわれたプロトタイプ試乗会で、チーフエンジニアへのインタビューを実施した!
今や希少な3.5リッターV6NAも継続採用
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レクサスのコンパクトセダン「IS」が、大幅な改良を受けた。その内容はというと、フルモデルチェンジに匹敵する大規模なものだった。
はたして、どのような想い、考えで開発されてきたのか? 2006年からISの開発に携わり、現在はチーフエンジニアとして陣頭指揮を取る“ミスターIS”ことレクサスインターナショナルの小林直樹氏に訊いた。
――なぜ、このタイミングで大幅な改良をおこなったのでしょうか?
小林 SUV全盛の今、セダンは厳しい状況です。しかしながら、われわれもセダンの魅力を上手にアピールできていないのでは? と、反省すべき点があったのも事実です。そこで、セダンの存在価値を高めるにはSUVにはない個性や魅力をさらに伸ばすべきであると考えました。そこでまずエクステリアは、“セダンの魅力の再構築”を、テーマとし、全面的に見直しました。結果、フロントキャビンとA/Bピラー以外は刷新しました。
――今回はフルモデルチェンジではなくビッグマイナーチェンジですね。
小林 プラットフォームとパワートレインを変更しませんでしたので、フルモデルチェンジとは言えません。2012年に先代「LS」が大幅改良されたとき“メジャーチェンジ”と呼びましたが、内容としてはそれに近いと思います。
――エクステリアのテーマは?
小林 元々ISはメルセデス・ベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」などのライバルよりコンパクトなサイズが魅力でした。が、“線が細い”、“デザインがつまらない”といった意見があったのも事実です。セダンの存在価値を高めるには、より大胆なデザインにする必要があるのでは? と、考えました。結果、より低く、そしてワイド&ローのスタイルを目指し、クーペのようなプロポーション、大径タイヤを活かしたデザインを目指したのです。もし、世の中が“セダン全盛”であれば、これほどまで大胆なデザインには至らなかったと思います。
――デザインで気になった点として、せっかくヘッドランプ・デザインを新設計したのに、最新のアダプティブハイビームではなくオートハイビームなのは?
小林 アダプティブハイビーム・システムが新型ISの薄いヘッドランプに搭載出来なかったため、今回はデザイン優先のため諦めました。
――エクステリアに対し、インテリアの変更箇所は少ないですね。
小林 “選択と集中”の結果です。インテリアは、これまでもデザインおよび機能面の評価は高かったので、その良さをさらに活かせるような改良を施しました。具体的には、初代を彷彿とさせる丸型のエアアウトレットや、タッチパネル・ディスプレイ、電動パーキングブレーキなどを新たに採用しました。
――パワートレインは従来モデルとおなじく3種類設定されています。エンジンのダウンサイジング化がトレンドのいま、3.5リッターV型6気筒NAエンジンを継続採用している理由は?
小林 登場してから月日こそ経つものの、今なおパワフルですしエンジン・サウンドも魅力的です。だから、残すべきエンジンではないか? と、考えています。また、アメリカ市場でのニーズが高いのも採用し続ける理由のひとつです。
――走りの部分も大きく手が入っています。
小林 ボディは、フロントメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化をおこないました。サスペンションまわりも改良しました。
――新型は、スタビリティが高いうえ、ドライバーの操作次第で弱アンダーから弱オーバーまで自由自在の“RWDらしい”走りが楽しめますね。
小林 フロントまわりの剛性アップ、しなやかに動くサスペンション、235サイズのタイヤ、そしてチューニングの合わせ技による結果です。
――走りのテイストは「LS」「LC」などの新世代レクサスとの共通性が増したと思います。ひとつだけ残念だったのは、従来モデルとあまり変わらない曖昧でルースなステアフィールでした。
小林 おっしゃる部分はわれわれも認識しています。電動パワーステアリングシステムが古く、最新モデルのように緻密な制御が出来ないのが大きな課題です。
――今回ISが劇的に変わったということは、兄弟車である2ドアクーペ「RC」にも同様の進化を期待してしまいます。
小林 将来の商品計画についてはお答えできませんが(笑)、技術はもちろん応用出来ます。RCとISの進化・熟成は、常に追いかけっこであると思っています。
――今年7月に「GS」が生産終了したため、今後はISに掛かる期待が大きくなるのでは? と、思います。
小林 弊社には居住性に優れた「ES」がありますので、ISはコンパクト・セダンとしてオリジナリティを高めていきたいと思います。ただし、リアシートの居住性や乗り心地などは今まで以上に配慮すべきではないか、と、思っています。
文・山本シンヤ
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みんなのコメント
内装の古さがねぇ
っていうか中央のモニター大きくなったのは知ってるが
従来のダッシュボードに収まらなくて手前にポン付けしてんの?
最後の画像何これw
自称ブランドでしょ?
液晶の取り付け処理酷すぎ。
デジタルインナーミラーの液晶もそうだけど
つければいいってもんじゃないよね。